妹の進路
家に帰ると、高２の妹が、珍しく俺に話しかけてきた。
俺の妹＝ 美希（みき） 高２。
顔立ちがはっきりしていて、友達からは
「お前の妹、美人だなぁ～」と言われる。
俺と違って、明るく活発な性格で、クラスでも目立っているようだ。
本人曰く、「私は一軍なんだ♪」とのこと。
なんだよ、それ。 カースト制度かよ(￣◇￣;)
っていうか、自分で言うなよ。性格悪いぞ、お前。
そんな妹だから、基本的に俺は小バカにされている。
「お兄ちゃんがフリーターなんて、はずかしいよ～」
「ちゃんと働いてよ・・・」
いつもは、そんな、上から目線＆バカにした言葉しか言わないのに
今日の美希は、いつもと違う。
なんと、この俺に進路相談・・・！？
美希：「お兄ちゃんさ～、いっつも、病院行ってるよね？」
俺：「え？あ、ああ・・・行ってるけど、それが何か？」 ←受け答え、おかしいorz
美希：「看護師さんってどう？」
俺：「はぁ！？な、何が？？」
美希：「いや、何が？じゃなくて・・・忙しそう？美希には無理かなぁ？」
俺：「へっ！？あ、ああ・・・って、美希、看護師になりたいの！？」
美希：「うん。どうかな、って思って・・・」
美希が、看護師・・・。美希が、ナース・・・。
相当、モテそうだな・・・。いや、そうじゃなくて・・・(￣Д￣；；
美希が俺に進路相談・・・？？
俺：「いや、まぁ、忙しそうだけど、美希も頑張ればできるんじゃないか？」
美希：「そうか～。高校卒業したら、看護学校に行こうかなぁ～」
俺：「お、おお。いいと思うぞ？」
美希：「お兄ちゃんさぁ、看護師さんに、
看護学校のこととか、いろいろ聞いてみてよ」
俺：「へっ！？」
美希：「いや、私、マジで看護師考えてるから」
俺：「お、おお。そうか・・・。わかった、今度、病院に行った時に聞いてみるよ」
美希：「うん。よろしく～。お兄ちゃんも、たまには役に立つね♪」
・・・最後の一言が余計だorz
っていうか、俺、今ちょっと、あの病院で
微妙な立場なんだけどな・・・。
まぁ、とりあえず、おばちゃんナースにでも聞いてみるか・・・。
かわいい妹の頼みだ、仕方がない。
美希に進路相談をされて、内心、
小躍りしそうなくらいに喜んでいる俺がいた。
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ナースへの片想いに悩んでいた当時の俺に、ぜひ読ませたい。
同業者（ナース）じゃないとわからない裏情報が
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こんなの、普通の人にはわからないって・・・orz
「っていうか、これ、
俺も情報提供できるよな・・・。めちゃくちゃ、現在進行形だしw」
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