たまごサンド。
とりあえず、最悪の状況は脱したようだ。
これで、
おばちゃんナースたちから変に警戒されることも、
山本さんが陰でコソコソ言われることもないだろう・・・。
まぁ、俺には彼女がいることになっちゃったけど、
山本さんに避けられ続けるより、マシか・・・。
緊張が解けて、ちょっとお腹がすいた俺は、
病院の売店で、サンドイッチとコーヒーを買うことにした。
チキンサンド、カツサンド・・・ おいしそうだな~。
たまごサンド・・・ たまごは苦手なんだよな~。
ハムサンド、ミックスサ・・・
「あ・・・」
真剣にサンドイッチを選んでいる俺の後ろから、
聞き覚えのある声が聞こえた。
「ごめんなさい!!」
振り返ると、深々と頭を下げたのは・・・
山本さんーーーーーーーーヾ( ̄0 ̄;ノ
俺:「え?え?何が・・・?」
山本さん:「自意識過剰みたいですよね!?失礼ですよね?」
俺:「いや・・・えっと・・・」
山本さん:「周りの人からいろいろ言われるのがイヤで、
患者さんなのに、避けるようなことしちゃって・・・」
あ、山本さん、気にしてたんだ・・・。(ちょっとうれしいw)
俺:「いや、俺もうかつだったな、と思って・・・」
山本さん:「彼女さんもいるのに、勝手に勘違いしちゃって
自惚れてますよね・・・。恥ずかしいです・・・」
勘違いでも自惚れでもないし、
俺には彼女はいないんだけどね・・・orz
俺:「山本さん、かわいいから、気をつけたほうがいいもんね」
山本さん:「とんでもないです!・・・本当にごめんなさい」
俺:「いや、もういいよ(´▽`) 今から、昼休み?」
山本さん:「はい。謝らないと、って思ってたから、
バッタリ会えて良かったです」
俺も会えてうれしいよーーーー!! ←バカ。
俺:「今度、看護学校のこととか、いろいろ教えてね」
山本さん:「はい!妹さん、頑張ってほしいですね~」
俺:「意外と本気みたいなんだよね~」
山本さん:「明日は、私がレーザー担当しますね(ニコッ)」
やったーーーーーγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
山本さんは、もう一度ペコッと頭を下げると、
たまごサンドを手に取って、レジに向かっていった。
・・・うん。
俺は嘘をついたけど
「彼女がいるし、別に好きなわけじゃない」なんて言っちゃったけど
今の時点では、きっとそれが正解だったんだろう。
だって、
山本さんのあの笑顔を、もう一度見ることができたんだから・・・。
この先どうするか、なんて
これから考えていけばいいさっ。
俺は・・・山本さんと同じたまごサンドを買うことに決めた。
たまごは苦手なのに。
・・・中学生の恋みたいだ(///∇//)
【お勧め恋愛本・マニュアル】
ナースへの片想いに悩んでいた当時の俺に、ぜひ読ませたい。
同業者(ナース)じゃないとわからない裏情報が
いっぱい書かれていて、秀逸。
こんなの、普通の人にはわからないって・・・orz
「っていうか、これ、
俺も情報提供できるよな・・・。めちゃくちゃ、現在進行形だしw」
って、ブログでいつも言っていたら、
販売者さんから連絡があり、なんと・・・
俺の片想いエピソードも、
マニュアル内容に取り入れてもらえることに。
ということで、俺も全面協力しています( ̄▽+ ̄*)
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