春の詩 天がきしまないように泣いている18 | ©猫と春風の花慈しみ愛で。心。

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猫たちと暮らす穏やかでささやかな日常。
当たり前だけど、当たり前じゃない、
がかけがえない特別な宝物の瞬間瞬間。
一日一日大切に丁寧に重ねています。
(旧ブログ「神様がくれた宝物2007〜」より)



春のまだ冷たい雨

雨は昔から嫌いじゃない
寧ろ好きで

濡れた煉瓦の小道がとても綺麗で
心がしっくりと落ち着いたり
木々から滴り落ちる雨粒が
優しかったり
ツーっとガラスを伝う水滴に
随分と見惚れたり
肌も心も潤うようだったり
雨音が誰かの生きている
心音のようだったり

優しい愛の音が
降っているようだった

自然からのメッセージのように
共生というサイクルの中
緻密で完全なる地上の仕組みの
末端の隅々に至るまで
天からの恩恵を享受する
恵みの雨なのだ

熟した林檎が頬を真紅に赤らんで
心にひとつぽとりと落ちた

心が自然と一体化する
遠い景色に靄が煙るように
そこに溶けて流れそうな魂に
雨が小さな淡い頬紅色を散らしても
私は散らないと誓った

誰かの声が
間延びした湾曲をして響く
歪んだ魂の声をして
犬笛のように
辺りには聴こえない周波数で

雨のせいだろうか
まるで海の底のように

降り注ぐ雨粒は
いくつもの地上をそこに映した
色も景色もそこに凝縮されて
そのどれもが真実ではなくても
そこにたったひと粒の
真実が在るように見えた

手の平にひと粒降り落ちた景色は
弾けて割れて指の隙間から滴り落ちる

雨は地上の全てを洗い流して
後から後からまた世界が産まれた

涙が傷んだ心を洗い流すように

天がきしまないように泣いている



誰を想って降るのか。

雨粒。

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テーマ別。





2011年から撮り始めた雨粒。
雨が降る度に夢中で写して。

撮り終えてから
寒さで手がかじかんでいたことや
肩が濡れて芯から冷え切っていたことに
ようやく気付くほど夢中で。

今日濡れた煉瓦や
窓を伝う雫を眺めて
そのことを久し振りに
思い出していました。

今はバッグの中に
書き物のノートや手帳で一杯で凄く重くて
なかなか雨粒を撮るまでにいかない。

あんなに夢中だったのに
夢中が違う方へ行ってしまったようで
天からの恩恵にすみませんと想った。

でも心には沢山の
優しくて楽しい記憶が出来たから。

こちらにアップした近年のものから
一部ですが。


Facebookより。2013年6月15日撮影。
青色の寂しがり屋。











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突然の通り雨。

森は一時心地良く潤い。

涼しい風を起こした。

桜の雫の下。
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映した世界を。透明に変えた。雨粒。全てを洗い流して。浄化する。心また澄ませて。無垢な恵みの。雨。
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雨粒を撮る度に
いつも同じ幼稚なことばかり描いていて
下手だったなぁと思えば
今少しの成長を感じなくもない。

私の中のランクがあるとすれば
「相変わらず」の範囲の上くらい(笑)

いい方だ。


        バラ

今日も一日お疲れさまでした。

春とは言え雨が降るとまだまだ寒くて。

どうぞ温かくされて
優しい夢を☆

そして、明日また
素敵な一日になりますように。

おやすみなさい☆



HAPPY!ニコちゃんクローバーハート

春風

好

休日前の夜はお楽しみが沢山ワラ★キラキラ



*花*
あひる以下追記しています。
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テーマ別。

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心ある皆さまへは、いつもありがとうございます。感謝致しております。今後ともにゃんず共々宜しくお願い申し上げます♡


あひる
雨が嫌いじゃなく寧ろ好き。
雨が全てを洗い流す
(旧ブログ2007〜、Twitterにて多数)

これらの表現も
過去記事から癌ブログが侵害しています。