猫たちと暮らすこの部屋は。
秋冬には部屋の奥まで温かな日差しが差し込み。
春夏には陽が翳りひんやりとする。
真夏には流石に暑いけれど、エアコンが古くて電気代がかなり上がるので、ほとんど扇風機と、にゃんずにはひんやりボードや工夫を。
もう7月も近いというのに、まだ扇風機を出していなくても部屋の中は涼しくて、暑くも寒くもない。
お昼寝をしていると、肌寒くなりキルトをかける。
以前の自分には考えられない。
エアコンがなければ生きていけないと信じ込んでいて。
何年かそうしているうちに、身体が自動的に体温調節をするように変わってきたのかも知れない。
自然に生きる生き物たちのように。
猫たちも穏やかに眠り。
健康でいてくれて。
慣れと適応するということを考えてみたり。
外にも出ず、小さな住処の中だけで、一切他は何も視なくて、静かに穏やかに一日を過ごしていれば、ただの一日で嫌なことは頭から消えた。
九年以上の片っ端膨大大量侵害と悪質な嫌がらせ、一日中張り付いた脅迫など、気付いて五年。
毎日毎日片っ端から次々に営利に悪用され続けて、酷いのは彼女たちのHPの記事ひとつに、30も40もありきたりじゃない言葉が全て一致する。
沢山の大切な想いの記事たちから片っ端全て言葉を抜き取って、それを毎日毎日繋げて自分たちの記事を作っている。
それは彼女たちの全ての仕事にも通じて。
今、同じ仲間が多数いることを知り。
目の前に飛び込んでくるものを見回せば、毎日毎日それと全く同じことが至る所で延々繰り返され続けていて。
それは大切な心からの想いだけでなく、まるで自分の生きてきた人生や、家族から受け継いだかけがえない魂まで全て吸い取られ続けているような。
ようやく気持ちを切り替えていつも通りに目の前の「生きている実感」を描けば、「生きている実感」まで言葉で吸い取る。
「本当の気持ち」と描けば「本当の気持ち」と言い、ようやく心を落ち着かせて「深呼吸」と描けば「深呼吸」と言い、ようやく穏やかな気持ちでリラックスをして「脱力」と描けば、「脱力」と言う。
それは、私が描く全て細部に渡り繋がり、それが多人数で九年以上毎日毎日続いている。
今、辺りを見回せばどこを視ても毎日毎日ありきたりじゃない一致が続いている。
全く「私」じゃない「私」の偽物が、世の中じゅうに有り得ないほど異常にあふれている。
続く