「待つ①」2010-12-02 | ©猫と春風の花慈しみ愛で。心。

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猫たちと暮らす穏やかでささやかな日常。
当たり前だけど、当たり前じゃない、
がかけがえない特別な宝物の瞬間瞬間。
一日一日大切に丁寧に重ねています。
(旧ブログ「神様がくれた宝物2007〜」より)




◆タイトル
待つ①

◆記事カテゴリ
指定なし

◆公開設定
2010-12-02 19:50:31


◆本文


相変わらず
なかなかタイミングが合わず

息子とは会えず仕舞い

先日電話で

配属先が変わり勤務時間が夜から朝になったと聞き

また心配になる(笑)

普段ほとんど愚痴や弱音を吐かない息子

声が疲れているように聞こえて

(勝手にそう聞こえてしまう馬鹿親(笑))

むくむく心配になる

どうしても顔を見ないでいると

心配ばかりがつのり

またその心配を

そのままにしておけない性分

はっと気付いたら


わたくし

息子の部屋の前にいました(笑)

仕事午後から休みを頂き

息子が絶対喜ぶものを大事に持って
(なんじゃろ!?(笑))

いそいそと


息子の部屋着いたのが14時半頃

チャイムを押すけれど

眠っているようで起きてこない

下には自転車があるので出掛けている様子はない

どうしようかなと思いながら

待つこと暫し

ドアポストに入れて帰ってもいい

でもお弁当も買ってきたし


さあどうする


起こしてしまっては
また夜の仕事に差し支えるし

『起きてる?』とメールだけ入れて

また更に待つこと暫し


さあどうする?


駅まで戻ってどこかでお茶をするにも駅までが遠い

戻る気力なく

さあどうする

何時頃寝て何時頃起きるのか聞いておかなかったので予測がつかない

色々予測を立て計算をしてみる

わたくしの勘では
朝7時か8時頃には帰宅して16時頃には起きるだろう

あと1時間

さあどうする

顔を見ないで帰るか
待つか

待つに決まってる(笑)

待つと腹をくくる


多摩川の土手を散歩する人をのんびり眺め

群れをなして飛び交う鳥を眺め

キラキラ光るのどかな川面を眺め

以外と時間は潰せた

色々な思いが頭をかすめる

もし自分だったら親がこんな風に心配して勝手にやって来て長い時間外で待ってるなんてどう思うだろう

絶対ウザイと思うに違いない

更にどうしようか迷いが沸く

1時間経った頃から

ええい!ここまで待ったんだから帰るなんて勿体ない!

更に待つこと暫し

まるで恋人を待つような気分だ

16時までは流石に待ち切れず

15時50分頃

恐る恐るそうっとチャイムを鳴らしてみる

『ふわぁい…』

息子の寝惚け声

嗚呼良かった


続く(笑)