早朝5時の惨劇。
移動の準備をしようと早めに起きる。
眠い目をこすりながら、そーっとパッキングをしている僕。
遠くの方から咳をする音が聞こえてくる。
ゴホゴホっ・・・。
その音がだんだん大きくなる。
ゲボゲボっ・・・。
終いには、止まらなくなり嗚咽まで出だし、そのままベッドがゲボまみれになっている模様の早朝5時の惨劇。
その主は、ベッドの2段目に陣を取っていたらしく、下の段の人はあまりの激しさに思わず飛び起きる。
いやー、ひどい(笑)。
お酒で何度も失敗を重ねてきた僕だけに、そしてその度に助けてもらって今を生きている僕だけに、何かを言える立場にはない。
幸い友人が傍にいてくれたようで、彼のベッドを部屋の外に出したりして掃除していた。
Did he drink a lot?と聞いてみた。
Tottalyと彼。
Tottalyはこういう時に使えるらしい。
でも、人の振りみて・・・だね。
飲みすぎ注意報(笑)。
オランダのユトレヒトで『シュレーダー邸』を見てから、ベルギーのブリュッセルに移動。
懲りずにまた強行スケジュールを組んでいたんだけれど。
11時から→シュレーダー邸のツアーに参加
13時までに→徒歩でホステルに戻り荷物をとってユトレヒトの駅に着。
・・・からの、オランダのデン・ハーグに行き、バックパックのままマウリッツハイスでフェルメール作品を見て、ブリュッセルまで移動。
乗った電車がデン・ハーグ経由のロッテルダム行き。
・・・のはずが、いつの間にか途中で列車が切り離されていたらしく一部だけデン・ハーグに向かったともう手遅れになってから車掌さんに教えてもらった。
だって、「切り離し」について英語のガイダンスは何もなかったし、乗る前の電光掲示板に、デン・ハーグを経由するようなことを英語でない言語で書いてあったのに、という言い訳(笑)。
これは、何かの「お導き」だろうと独り納得し、ロッテルダム→アントワープ→ブリュッセルと辿り着く。
一昨日になって気づいたけど、これかなり正解だった。
バックパック背負ってデン・ハーグにある『マウリッツハイス 美術館』に行っていたら大変なことになっていた(笑)。
ベルギーと言えば・・・。
先輩に教えてもらっていたムール貝。
ベルギーワッフル。
ベルギーチョコ。
そして、もちろんベルギービール。
おまけに、ションベン小僧。
美味しいであろう食べ物がいっぱい。（ションベン小僧は食べれないけれど）
まずは、ムール貝。
かんなり奮発して食べた、このムール貝。
「ブリュッセル ムール貝」なんて調べたら出てきた『Leon』
ジモッティに聞いてもここがリーズナブルで美味しいと。
セロリ入りの塩味の効いたスープ。
このスープをパンやポテトに付けて食べながら・・・
完食。
味は想像できる味だったけど、美味しかった。
こんなに貝尽くしだったのは初めてかも(笑)。
続いて・・・ワッフル。
街中を歩いていると、ところどころで見かけるワッフル屋さん。
ワッフルだけを扱うテイクアウトのお店があったり、ワッフルを提供しているカフェがあったり。
ブリュッセルではブリュッセル風ワッフルと一般的なワッフルの2種類を扱っていた。
何もつけないプレーンでも十分甘くて美味しかった。
スーパーで1€ちょいで売っていたお買い得だったワッフルの詰め合わせ。
お次はチョコ。
有名ブランドの『Godiva』をはじめ、ブルージュにはいっぱいかわいいチョコレート屋さんがあった。
中にはこんなカタチのチョコまで。
一瞬、自分がいる場所がオランダのアムステルダムなんじゃないかと錯覚してしまった(笑)。
そして、ビール。
有名どころから・・・「Leffe」。
当たりだった、ベリー系のビール。
ハズレだった、チェリー系ビール。
りんご系ビール。美味しかった。
このベリーも当たり♪
これ、アルコール度数10％のビール。
軒並み7～8％だとか、10％を超えてくるものまで。
ベルギービールの特徴として、アルコール度数が日本のそれよりも高いものが多い。
好みにもよるんだろうけれど、黒が好きな僕にとっては大抵のビールが美味しいので大満足。
そして、ドイツでは見つけきれていなかったフルーツ系ビール。
思っていたよりもさっぱりしていて美味しいのが多数。
って、お兄さん・・・飲みすぎだろ(笑)。
ビール代を捻出するために、自炊。
いや、パスタに限って言うなら自炊しても十分満足できるし楽しい。
野菜も摂ろうと缶詰めマッシュルームを使ってみた。
キッチンを通りかかったインド人のguyに良い匂いがすると褒められた。
えへっ。
そりゃ、良い匂いをさせるぐらいオリーブオイルと何やかやがあれば誰だってできるだろうけれど(笑)。
最後に・・・ションベン小僧。
本物は見ていないんだけれど、街のあちらこちらにいる、ションベン小僧たち。
意識してかせずか分からないけれど、「ちゃんと」不浄の左手が添えられている(笑)。
てぇぃっ！！！！！
黄色いオシッコをビールグラスに注ぐ彼。
ブリュッセルのホステルで出会った世界一周中らしい小澤さん。
・・・と、スペインへ語学留学の後にヨーロッパ観光をしている名前を忘れちゃった大学生の彼。
小澤さん。
確かポーランド（？）の床屋さんで、very shortにしてくれと言ったら丸坊主になってしまったらしい。
やっぱりそうなるよなー(笑)。
髪が伸びっぱなしの僕なんかよりよっぽど潔いと思うけれど(笑)。