今の家を買い、引っ越してきたのは20年以上前のこと。



それ以来、当時は年若だった僕たち夫婦と仲良く付き合って下さった斜向かいのご夫婦が、“歳をとるとマンションの方が楽だわ”と言ってお引越しをされた。



あとに入居したのは3人の子供がいる30代後半か40代前半と思われるご夫婦。



子供は小5の男の子の下に女の子が2人。




ときどき家の前で遊んでいるので「こんにちは」と声をかけるがまだ警戒されているのか人見知りなのか、小さな声で「こんにちわ・・・」と俯いてしまう。



シノは幼稚園バスの乗合のパートをしているのでこのご一家を以前から知っており、ママさんと何やら話し込んでいた。



『なんかね〜、虫のケースを買ったけどクワガタとかこの辺にいないかなあ、だって。また採ってきてあげたら少し馴染んでくれるかもよ。』



そんなことがあり、特にワザワザ採りに、とは行かないまでも山歩きの際には気にかけることにした。



そして梅雨の晴れ間の先週土曜日。



いつもの山をほっつき歩いていると、樹液が『プシュ〜』と音を立てて滲み出るクヌギを発見。



そこにいたのは・・・こいつ!


この近くの木を蹴飛ばすとさらにもう1匹大型のノコギリクワガタが落ちてきた。



このあと早速子供ちゃんにプレゼントし、神扱いを受けた僕でした。



シノには美人のお母さんに感謝されるのが嬉しかったんでしょ〜と疑われたが、そんなことはない、ことはない・・・




さて小鳥の世界。


相変わらずの不況らしく、馴染みの比較的若い方がやっている大阪市内のお店での話。



珍しくキンパラが安価で入っていた。



こちらは久しぶりなためか手頃な価格のせいなのか、そこそこ売れているようだがインコの売れ行きは厳しいようだ。



ウロコはもう全く売れないから仕入れもしたくない、まだ売れていたオカメインコもいよいよダブつきはじめたそう。



セキセイインコは雄なら(喋る可能性があるから)売れる、ただし雌は売れ残っている。



ヨウムや大型インコは売れるものの、円安や流通量の激減で価格上昇が凄まじい。



ナギを迎えた十数年前、ヨウムは10万円強で雛が流通してたけど・・・




そもそも餌が高騰してまた値上げがありそうとのこと、その価格も小鳥の販売価格に乗ってくる。


いよいよ業界全体が苦しい・・・




やはりバラエティに富んだポートフォリオを揃えて様々なアプローチをすべきなんだろうな。



もっともっとフィンチのよさを伝えていかなければ!



専門知識や経験を有するブリーダーやショップがフィンチは特に消滅の危機。



どうしたものか。






斜向かいのおチビさんにクワガタの次は小鳥をあげて、次々世代のフィンチ界を担うべく教育していこうかな・・・美人のお母さんに怒られるかもしれませんが。