4年前に担当したお仕事の話をこのようなタイミングで蒸し返すのは、本意ではないのですが、

「誤解のないように、一言ブログなどに書いておいたほうが良いのでは?」

とお世話になっている先生からの助言があったので、少しお話させていただきます。

 

2016年映画「ヒーローマニアー生活ー」完成試写会イベントで、

東出昌大さんを含む、出演者の方のヒーロータイプ診断をさせていただきました。

 

その際、「不倫するかどうか」を診断したのではなく、会話を広げるための話題提供として「ヒーロータイプ」を診断しました。

 

※新婚でお子さんにも恵まれたばかりの東出さんについて「不倫するかどうか診断をしてほしい」というオファーであれば、断っていたと思います。ご本人にも奥さまにも失礼ですし、どんなに優秀な心理学の専門家であっても、そのような診断は、できないのではないでしょうか。結婚生活は長い道のりですし、人の性格や心は変化するものでもあります。

 

当日は、東出さんの「落語マニア」、という回答から、

「笑えるとわかっているものを聞いて笑ってる人なので、受け身のヒーロー」といった解説をさせていただきましたが、

東出さんが新婚でいらしたので、その後の司会者の方からのトークで、「じゃあ浮気は大丈夫ですよね」というようなふりがあり、

「大丈夫じゃないでしょうか」といったことを確か私も笑顔で言い、

東出さんも「大丈夫です」といったようなことを確か言われ、

同席されていた、他の出演者の方も「当たっている」と言ってくださったり、頷いてくださったりしていました。

 

その様子を見た記者の方が、この件を記事にする際に、

「専門家の太鼓判?」「不倫の心配はなし?」

といったように、私が話題提供として診断したことではなく、その後の会話の「浮気はしないだろう」という部分を主に切り取って、記事タイトルにされてしまったようです。

おそらく、「目を引くようなタイトルに」と考えられたのではないかと思います。

(もちろん記者の方も、悪気があってのことではなく、プロとして映画のPRイベントに相応しいタイトルを考えて、つけたのではないかと思います)

 

それが、今になって、東出さんの最近の報道から、4年前の映画イベントの記事を検索して、掘り起こし、噂にしようとされた方もいたようなのですが、

 

私としては、PRイベントの話題提供として、「ヒーロータイプ」を診断したまでで、「不倫しないかどうか」を診断したのではないことをご理解いただきたく思います。

 

※繰り返しになりますが、もしも、新婚でお子さんにも恵まれた東出さんについて「不倫するかどうか診断をしてほしい」というオファーであれば、断っていたと思います。東出さんにとっても奥さまにとっても失礼ですし、余計なお世話だと思います。

 

また、ヒーロータイプにしても、何かを決めつける診断ではなく、あくまでも話題提供として、

「こういうタイプではないでしょうか?」と投げかけ、

「あたっている」

「あたってない」

「実はこう」

といった楽しい会話を展開するための診断でした。

 

イベントは終始和やかに展開し、楽しく終了し、多くの媒体でニュースとして取り上げていただくことができましたので、PRイベントとしては、成功だったのではないかと思います。また、私自身も、仕事として担った役目を果たすことは、できたのではないかと思っています。

 

それから、今振り返ってみると、当日、他の出演者の方も、「当たっている」と言ってくださったり、頷いてくださったりしていましたし、

東出さんも幸せそうにされていましたので、2016年の新婚当時の東出さんは、4年後に自分の浮気が原因で傷つけたり迷惑をかけることになろうとは、考えていなかったかもしれません。(もちろん、断定はできませんが)

 

東出さんへの「浮気は大丈夫?」といったふりについても、東出さんをからかうようなものではなく、司会の方も、出演者の方も、新婚のお二人への祝福やエールがベースにある、親しみを込めた、あたたかなもので、その雰囲気から、映画業界でとても大切に思われているお二人なんだということが伝わってきました。

 

私も、4年を経て、このようなかたちで、小さいながら迸りを受けることになってしまったことを残念に思っています。

 

ネット社会になって、4年前の記事が、今日の記事のように閲覧できてしまうのは、良い面もあれば、悪い面もありますね。

 

それから、2016年頃は、ジャニーズジュニアの方をはじめ、多数「話題提供のための診断」を担当する機会がありました。

その様子が、どのように記事になっているかは、正直全て把握できておりません。

(おそらく目を引くようなタイトルがつけられていると思いますが)

どうか、目くじら立てずに、あたたかい目でご覧いただけると助かります。

 

 

また、余談ですが、人の性格や心は、結婚や出産、家族の死、災難、大病、失業、就職など、様々なライフイベントで変化するものでもあります。

 

心理学的なエビデンスのある心理診断をした場合も、時々再診断をしてみると、自分の成長や心の変化に気付くことができると思います。

 

1月ももうすぐ終わり、間もなく節分ですね。

 

新型肺炎の広がりが心配ですが、お身体に気を付けて、良い一年をお過ごしください。

 

 

 

 

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