【リゾバ】登別温泉で働こう!
そろそろ温泉入ってのんびり働きたいプラン【約3ヶ月半】
2024/3/10-7/3
そろそろ温泉入ってのんびり働きたいプラン【約3ヶ月半】
2024/3/10-7/3
● 2024年6月28日 ●
07:00 寮
08:30 【徒歩】
08:50 【バス】登別温泉→白老駅前
09:35 【徒歩】
09:50 ウポポイ 民族共生象徴空間
13:30 【徒歩】
今日は登別での最後の休日。ちょっと雲は多かったですが、悪くなかったので白老町にあるウポポイへ行ってみることにしました。ここはアイヌをテーマにしたナショナルセンターです。実は登別をリゾバの候補地に選んだ理由がここへ行くことだったんですよねぇ…まさか当初の目的がこんなに後回しになるとは思ってもみませんでしたが。(笑)
登別温泉からバス1本で行けるので楽チン。白老駅前で降りて歩いていたら、突如SLが現れて大興奮!この列車は室蘭本線や函館本線など道内7路線で運行したポロト号だそうです。やっぱりフォルムがカッコェェ…。
さてさて、まずは無料エリアの「いざないの回廊」を通って入場ゲートへ向かいます。途中の「歓迎の広場」と「エントランス棟」にある飲食店やショップは帰りにゆっくり見るとして、とりあえずチケットを買って有料エリアからじっくり楽しんでいきましょう。今日は小中学生がいっぱいで賑やかだわ。エントランス前にはウポポイPRキャラクターのトゥレッポんがおります。オオバユリの女の子って設定みたいです。正統派な可愛さよね。
入場時にパンフレットとプログラムのタイムテーブルがもらえます。軽く目を通したんですが、イベントプログラムが思ったより多くて1回訪れただけでは網羅できない感じ…これは厳選して予定組まねば…。
ウポポイは「国立アイヌ民族博物館」「国立民族共生公園」「慰霊施設」の3つで構成されています。まずは入口すぐ右手にある国立アイヌ民族博物館から見学してみますか。ここはアイヌ文化を未来に繋げていくことを目的とした大きな博物館です。
1階には総合案内所の他、アイヌ関連の専門書籍がズラッと並ぶライブラリやミュージアムショップ、シアターがあります。のんびりショップを見てたら、シアタープログラムが始まる時間だったので滑り込み。「世界が注目したアイヌの技」という20分程度の映像作品を楽しみました。内容はアイヌの民俗資料が展示された世界の博物館や各国の研究者の紹介でした。アイヌ文化は世界でも注目されてるんだなぁ。
鑑賞後、2階に上がってみるとパノラミックロビーからの景色に感動します。ポロト湖の眺めが本当に気持ち良い!朝より晴れてきたので青と緑のコントラストに爽快感を覚えました…はぁ、自然ってやっぱり最高だな…!
2階には基本展示室と特別展示室があるのですが、私が行った時は特別展示がやってなかったので今回は基本展示のみの見学です。ここでは「言葉」「世界」「暮らし」「歴史」「仕事」「交流」の6つにテーマ分けがされていて、あらゆる視点からアイヌ文化についての理解を深めることができます。一般的な資料展示だけでなく、体験を通じて学ぶことができる探究展示なんかもあったりして工夫が見られました。小学生が楽しそうに体験学習してて微笑ましかったです。(笑)
見学を終えて1階に下りたら、シアターでまた別のプログラムの上映が始まっていたのでそちらを鑑賞。「アイヌの歴史と文化」という作品で、こちらは人類が日本列島にやって来てからこれまでのアイヌ民族の歴史と文化を親しみやすいキャラクターが分かりやすく解説してくれました。
博物館だけで結構長居してしまいましたが、お次は東エリアにある工房へ行ってみます。こちらはアイヌの手仕事に関する紹介がされています。木彫りや刺繍など工芸家による民工芸品製作の実演を間近で見ることができます。今日は女性がアイヌの伝統衣装を制作していましたよ。アイヌ文様って全く古さを感じないのよね。現代に持ってきても本当にオシャレ。私的にアイヌ文化に興味を持った理由の1つだったりします。
工房の奥には伝統的コタンの風景が再現されています。各チセではアイヌの暮らしや文化について解説するプログラムが実施されているんですが、この時間は何もやっていなかったので雰囲気だけ楽しんで西エリアに移動します。
ポロト湖を眺めながら橋を渡るの最高だなぁ〜!てか、ビックリするぐらい日差しが出てきてあっつい…!!こっちに来て久々に汗かいてるよ…今更だけどちゃんと夏を感じてる…。(笑)
西エリアには主に体験交流ホールと体験学習館、芝生広場があり、体験交流ホールでは伝統芸能上演と短編映像上映がされます。これを鑑賞するには座席指定整理券をエントランス棟インフォメーションかホール前でゲットしなければなりません。直近の整理券の状況を案内板で確認したらなんと満席…!どうやら例の小中学生で埋まってるっぽい…が、ダメ元で聞いてみたら、ちょうどキャンセルが出たので大丈夫とのこと!しかも一番前の席だったし!ラッキー!
伝統芸能は「シノッ」か「イメル」のどちらかが上演されるみたいで、今回はシノッの方でした。撮影不可だったので写真はありませんが、踏舞から始まり座り歌、ムックリの演奏、鶴の踊り、刀の踊り、熊の霊送りの踊りと本当に見応え充分!20分とは思えないくらいの内容で素晴らしかったです!!
鑑賞後に次の短編映画の整理券をゲット。まだ時間があったのでコタンの方へ散歩しに行ったら、ちょうど屋外ステージでムックリの演奏とクリムセという弓の踊りがやってました。ムックリって「びよぉ〜んびよぉ〜ん」ってちょっと間抜けな音がするんですけど、速さと強さを変えると段々と電子音みたいなカッコいい音に聞こえてくるの不思議。
クリムセは狩りに出かけた男性が鳥を射ようとするも、あまりの美しさに射ることができなかった様子を表現しているんだとか。魔除けに踊ることもあるそうです。
さて、時間になったので再び体験交流ホールへ。今度は15分の映像作品を2本鑑賞します。まずは「カムイを射止めた男の子」という作品から。いじめられっ子のアイヌの少年がまだら鳥のカムイを射止めてから大人になるまでの物語。カムイとアイヌ、恵みと感謝、共に生きる様子が描かれていました。
もう1つの作品は「キツネにつかまった日の神」です。1匹の悪いキツネが日の神の子をさらうところから始まります。アイヌに語り継がれる物語を絵本のようなテイストで表現していて、なかなか面白かったですよ。ウポポイを訪れたら体験交流ホールでのプログラムはマストだと思います!
有料エリアは一通り見て回れたので、ゲートを出て無料エリアに戻ります。エントランス棟のショップを覗いてみたら、金カムの商品がいっぱいあって、バター飴が入ったアシリパさんの巾着袋をうっかりお迎えしてしまいました。写真だけ撮ったオソマを買わなかったことを今はちょっと後悔してます。(笑)
あと買ったのはコーヒー。毎日飲むからいくらあっても良いし、かさばらないのでお土産によく選ぶ私です。アイヌ文様のステッカーが付いてたのもマル。
ここでようやくランチタイム。あぁ、お腹空いたっ!ウポポイにはいくつか飲食店があるのですが、迷いに迷ってカフェリムゼで地元産の食材を使用したチェムオハウセットを食べることに。アイヌ料理ではお馴染みの汁物のオハウをメインにいなきびごはん、ラタシケプ(ごった煮)、小鉢、漬け物、コンプシト(昆布の団子)、野草茶がセットになっています。
見るからにめちゃくちゃ体に優しそう…。ここのオハウはちょっとおでんっぽい。でもダシが染みてる感じではなく、素材の味を楽しむことに重きを置いているのか味付けは素朴。美味しいんだけど物足りなくて、さっきショップで見たオソマを買ってきて入れたいと思ってしまった。団子や餅に目がない私にはコンプシトが一番ウマかったかな。なかなかアイヌ料理を食べる機会もないので、今日は貴重なランチとなりました。次はいつ食べられるかなぁ〜?
お腹を満たしたら、15分くらい歩いた所にある慰霊施設へ行ってみます。ここだけ離れているので、見逃さないようにしましょう。
途中で見かけたアイヌ語で書かれた看板がちょっと面白かったのでご紹介。ピクトグラムがなかったら一瞬何が書かれてるのか分からんよな、コレ。(笑)
13:45 ウポポイ 慰霊施設
14:05 【徒歩】
14:25 ポロトミンタラ 白老駅北観光インフォメーションセンター
15:30 【徒歩】
はぁ、坂がキツい…暑い…。で、辿り着いた慰霊施設はなんだか平和な雰囲気…落ち着く…。鳥のさえずりが聞こえるよ…。ここでは過去に発掘や収集がなされて全国各地で保管されていたアイヌ民族の遺骨と副葬品の内、直ちに返還できないものが集約されています。
遠くからでも目立つ背の高いモニュメントはイクパスイというアイヌが神々への祈りに用いる道具をモチーフとしており、魔除けの意味を持つアイヌ文様で飾られています。先人の魂が安らかであるようにという思いが込められているそうですよ。さぁ、これにてウポポイ散策は終了です。白老駅方面へ戻りま〜す。
登別温泉方面へのバスの時間がまだ先なので、来る時に見かけたポロトミンタラと呼ばれる白老駅北観光インフォメーションセンターで時間潰し。ここでは観光案内や自転車の貸し出し、お土産品の販売、軽飲食の提供などがされています。一通りショップを見て回ってから、チャレンジショップでまろやかコーヒーとブーランジェリーニシオのレーズンバターサンドを購入。試食でクッキーもくれた!ラッキー!
はぁ、レーズンバターサンドってどうしてこんなに美味しいんだろう…また食べたい…。1時間くらい休憩スペースでゆっくりしたらバス停へ向かいます。
15:35 ポンエペレ
15:45 【徒歩】
15:30 【バス】白老駅前→登別温泉
16:55 【徒歩】
17:05 寮
18:15 【徒歩】
…と思ったけど、ポロトミンタラの隣にポンエペレというアイヌ工芸品を中心としたお土産店があったので吸い込まれるように入店。ふぉおぉ…!これは宝の山じゃぁ〜!!なかなか見かけない木彫りの商品が多くて見てるだけでウキウキ。お店の女性と楽しくお話しながら見つけたニンカリがモチーフのピアス。ニンカリはアイヌの伝統的な金属製耳飾り。もう一目惚れでした…!最後に良い買い物した〜!!
バス停に行ったら到着が遅れてて、一緒に並んでた女性とまだかなまだかなとソワソワ。無事に乗れたは良いんだけど、車窓からボーッと景色を眺めてたら衝撃の光景が風のように去って行きました。たぶんこっちに来て一番心拍数上がったと思います…なんとあの宮古島まもる君が立ってたっ!!ここは完全にノーマークだった!!てか、待て!!途中下車させろぉーーーーっ!!(大泣)
18:30 原始林(第一滝本館内)
20:30 【徒歩】
20:40 寮
まもる君が気になったまま寮で少し休んたら、夜は第一滝本館の原始林というレストランに職場の方たちとビュッフェを食べに行きます。私がもうすぐ契約満了なので、ボスが予約してくれたんですよ…うぅ、本当に優しい…。私、特別なこと何もしてないのに良くしてくれて感謝しかない。
第一滝本館は古き良き時代の懐かしさが残る登別温泉で一番有名なホテルです。館内にある名物の大金棒のカラクリは去年で終了してしまったそうで残念でした。どうやら修繕のための部品がもう手に入らないみたいでやむを得ずといった感じ。
今回、みんなの目的はカニ。ロシア産だけど。Nさんはガチのカニ好きで、山のようにカニを乗せた皿を5回くらい取りに行ってて大笑いしました。食べ慣れてるからとにかく殻を剥くのが早い!もう尊敬の眼差しで見守ってましたよ。Kさんはスイーツを心ゆくまで楽しんでました。お婆ちゃんのボスは好きなものだけちょこっと食べて満足した様子。せっかく高い料金払ってるんだからもっと食べなよー…とか言ってる私も相変わらず元が取れない胃袋なんですが。(笑)
色んなものをちょこちょこ食べてる内にハチ切れそうなくらいにお腹いっぱい!どれもこれも美味しかった〜!最後にみんなと色んな話もできて楽しかったです。残り2日間ではありますが、最後までしっかり働かせていただきますぜ!ビシッ!
● 2024年6月29-30日 ●
昨日、車窓から見たまもる君が気になって気になって…!仕事前に早朝7時のバスに乗り、往復1000円もかけて会いに行ってしまいましたよ!こんなことするのきっと私くらいだわ!しかも昨日は気付かなかったんですが、ここのまもる君は2体が向き合って立ってたんですよ!胸熱!!双子?双子なの!?皆さんとの温度差がスゴそうなのでこの辺にしておきますが、とにかく最後の最後に素晴らしい出会いがあって、もう登別生活に悔いなしですっ!(笑)
…ってことで、今回も無事に期間満了を迎えました。「親方(あだ名)ありがとうございました!」「親方がいなくなったら、この先どうすれば良いんですか〜!」とか惜しまれて、セリフだけ聞くとなんか漫画やアニメのワンシーンかよってツッコミたくなる最後日でした。みんなでワイワイ愉快で楽しい職場だったので、久々に去るのがちょっと名残惜しく感じます。楽しく過ごせたことに感謝感謝。本当にありがとう!お世話になりました!
さて。明日は朝早く退寮なので、さっさと掃除と荷造りして早めに寝ます。待望の太平洋フェリーを楽しんで帰るぞ〜い!