【リゾバ】箱根で働こう!
紅葉から芸術まで秋を楽しんじゃおうプラン【約2ヶ月半】
2023/9/25-12/11
紅葉から芸術まで秋を楽しんじゃおうプラン【約2ヶ月半】
2023/9/25-12/11
● 2023年10月10日 ●
07:00 寮
08:00 【徒歩】
08:10 【箱根登山バス】芦の湯→小田原駅
09:05 【徒歩】
09:15 小田原城
連日の雨で湿気がすごいよ、箱根…。今日は徐々に天気が回復するっぽいから、買い出しついでに小田原観光しちゃおうと思います。小田原まではバスで往復2000円かかるけどな…。日用品なんかはネットで買った方が絶対安くて楽だわ。
勇んで外に出たらビックリするくらいの濃霧…!!これ本当に晴れるんかなと思いつつもバスに乗って小田原駅まで。相変わらずグネグネの道で脳みそ揺れるな…気持ち悪ぅ…。駅に着いてまず最初に向かうは小田原城…!正規登城ルートで小田原攻めしちゃうわよ!!(笑)
正規登城ルートは正面入口となる馬出門からスタート。この馬出門は二の丸正面に位置する門で、馬屋曲輪へ通じております。馬屋曲輪には二の丸観光案内所があるので、ガイドが必要な方はここで相談してみましょう。いやぁ、大きいお城ってドキドキワクワクするなぁ〜!
馬屋曲輪から住吉橋を渡ると銅門です。この門は二の丸へと通じています。二の丸の正門ですね。銅門は1つの大きな門ではなく、渡櫓門、内仕切門と土塀で周囲を囲む枡形門という形式で造られています。この枡形と呼ばれる四角形の敷地に足を踏み入れたら最後、敵は一網打尽にされてしまうという仕掛けになっています。「ここから生きて帰れると思うなよ!」というセリフが聞こえてきそう。(笑)
銅門を無事に抜けると、広い敷地の二の丸に出ます。今はイベントスペースとして使われているみたい。敷地内には小田原城NINJA館があります。入ってみようかなと思いましたが、子どもや外国人が好きそうな体験型施設だったので、おひとり様にはハードルが高そうでやめました…。40半ばのババァが1人で忍者ごっこしてたら目も当てられんて。(笑)
スルーしてNINJA館の前の階段を進んで行くと、今度は朱塗りの常盤木橋が見えてきます。これを渡ると常盤木門に辿り着きます。本丸の正門という重要な防御拠点なので、他の門と比べても大きく堅固に造られていましたよ。現在の常盤木門は市制30周年事業として再建したもので、1971年の3月に完成したそうです。
んで、常盤木門を抜けるとようやく天守閣がデデーン!と視界に入っていきます。なんか久々にこのスケールの城を近くで拝んだ気がする…デカい…。名古屋城ばっか見てるからか、変にギラギラしてなくてシンプルなデザインで私は好きだなぁ。ちょっとモダンな雰囲気もあるし。
いや、それよりもっと気になったのが本丸の敷地内にいたニホンザルたちだよ…!こんなところに太閤秀吉公がおわせられるとは!ゲラゲラ!どうやらかつてはここに動物園があったそうです。史跡に相応しくないとの理由で実質の閉園になったみたいなんですが、サル舎だけは引き取り手が見つからずに10年以上経つんだとか。今年の12月には完全撤去される予定だそうですが…70年もの間、みんなを楽しませてくれた動物たちに感謝だね。理由は解せんが。
他にも小学生たちが作った小田原ちょうちんが展示されていて、夜はライトアップイベントもあるみたいでした。みんな上手!私も小田原ちょうちん作ってみたい〜!
そして先程通ってきた常磐木門は本丸側から中に入ることができます。1階はショップと甲冑着付け体験、2階はSAMURAI館という甲冑や刀剣などの展示スペースになっています。
NINJA館は入りませんでしたがSAMURAI館は天守閣とのセット券があったので、ついでに見学してみることにしたんですが、マニアでもない限り本当に数分で見終わってしまうくらい小規模でした。あと売りの「花伐つ鎧」というプロジェクションマッピングシアターが、なんと今日は故障中とのこと。ただただ真っ白な甲冑が暗闇の中にたたずんでたよ…。せっかく入ったけど物足りないの一言。甲冑や刀剣は美術性を上手く引き出した展示の仕方で良かったんですけどねぇ。
SAMURAI館を出たら小腹が空いたので、本丸売店で虎朱印最中を買って食べてみましたよ。2代氏綱から5代氏直までの歴代当主が使った虎の印判をモチーフにしております。中にはたっぷりのあんこと求肥が入ってて、めちゃ美味しかった〜!…って、寄り道ばっかりしてないで早く天守閣行けや。(笑)
それではようやく小田和城天守閣へ〜!このお城は5階まであって、1・2階が常設展示、3・4階が企画展示、5階が常設展示と展望デッキとなっております。写真撮影不可の場所も多かったのでお気を付けあれ。
まず1階は江戸時代の小田原城についての資料やパネル展示があります。ミニシアターではドラマ仕立て紹介されてて分かりやすかったですよ。天守閣の高さランキングが書いてあって、名古屋城は2位でした。大阪城に負けた…なんか悔しい…!ちなみに小田原城は7位でした。やっぱり大きい方なのね。2階へ進むと今度は戦国時代の小田原城についての展示になります。北条軍vs豊臣軍で有名な小田原合戦について詳しく学べます。おそらく歴史好きであろう少年が食い入るように見てました。(笑)
3階は小田原ゆかりの美術工芸品や甲冑、刀剣、発掘品などの資料展示、4階は明治から現代に至るまでの小田原城の歴史が写真を中心に紹介されています。気になったのは小田原ういろう。ういろうって名古屋だけのもんじゃなかったんだ…。しかもこっちの方が相当古い…なんかまた悔しい…!てか、名古屋ってなんでも二番煎じのくせに一番を名乗ってること多くね?あと天守閣跡にはかつて観覧車があったって写真を見て、名古屋栄三越かよってついついツッコミ入れてしまったわ。それこそ動物園みたいに相応しくないって理由で撤去されたんかな?(笑)
そして5階。摩利支天像が祀られていた江戸時代の天守が再現されていました。これを再現するにあたって生かされた職人技が映像でも紹介されています。展望デッキに出るとグルッと360度、小田原城からの眺めを楽しめます。今日はまだちょっと雲が多くて遠くまで見渡せませんでしたが、気持ち良い秋の空気を感じることができました。
天守閣を出まして、裏手に進むと…なんと、めちゃくちゃ古そうな子ども遊園地がありました。もはやちょっとしたテーマパークだな、小田原城…。今日は休園日のようで、ちゃんと営業はしているみたいです。豆汽車やバッテリーカー、自動遊具…子どもが楽しむには充分。しかもめちゃ安いっ!80円とかでしたよ。自動遊具に至っては30円。円安インフレの時代にこれはありがたいでしょうね〜!
10:50 報徳二宮神社
11:10 小田原市郷土文化館
11:25 【徒歩】
子ども遊園地を横目に道なりに歩いていくと、今度は報徳二宮神社が見えてきます。この神社はあの二宮金次郎として有名な二宮尊徳翁を御祭神とした神社です。えっ、ニノキンって小田原出身だったの??最古の像が愛知県の豊橋市にあるっていうのは聞いたことがあったから、てっきり三河の人かと思ってた…また新事実…。(笑)
神社にあった像は昭和天皇即位御大礼記念として寄進されたブロンズ像。これと同じ像が全国の小学校に向けて約一千体制作されたそうですが、戦時中に全て供出にあってしまって現在残っているのはこの一体だけ。現代では歩きスマホを誘発するとかケチをつけて、座って本を読む金次郎の像に変わったって話をちょっと前に聞きましたが…本当に上っ面でしか物事を見ないんだなと思ったものです。
境内を抜けると今度は小田原市郷土文化館があります。見学無料だったので入ってみましたよ。内容は一般的によくある郷土資料館といった感じです。1階には歴史、文化人、考古学資料などの展示、2階に上がると民俗、自然科学についての展示がされていました。
2階の民俗資料室にあった踏み臼というお米や麦のもみ殻をはずす道具に「キリンが水を飲んでる模型…ではありません!」って解説パネルがあって笑いました。そう言われればそう見えるけど、子どもとかがそう言ったのかな?(笑)
お腹が空いたので、サラッと見学して再び小田原駅方面へ戻りま〜す。小田原名物って何だ?海鮮とかおでん?何食べよう??
11:40 小田原ちゃんぽん ミナカ小田原店
12:00 ラスカ小田原
12:35 ハルネ小田原
12:55 ドン・キホーテ 小田原店
14:00 【徒歩】
さて、駅前にやってきたは良いけど…建物が多くてどれがどのビルなんだか…。大きな駅って初見の方向音痴殺しよな。Googleマップ見ながら、なんとかミナカ小田原という施設に到着。ここのタワー棟3階に西湘フードスタジアムというフードコート的なレストランがあったので、そこの小田原ちゃんぽんというお店でちょっと風変わりなちゃんぽんを食べることにします。
はぁ…小田原ちゃんぽん、うめぇ…。野菜たっぷり、小田原名物の釜揚げしらすとかまぼこも食べられて満足じゃぁ〜!削りかまぼこって珍しいよね?最初は色の付いた鰹節かと思ったよ。まかないがずっと仕出し弁当だから、洋食とか麺類とか異常に食べたくなるんですよね…。麺類って比較的許容範囲のお値段だしね。(笑)
そしてこの後は買い出しタイム!駅周辺の商業施設を迷子になりながらハシゴしました。ミナカ、ラスカ、ハルネ…名前が似てるのもややこしいんだわ…。今月下旬にX(旧Twitter)で知り合った女の子と会う予定で、その子の誕生日プレゼントを買うのが今日の一番の目的だったんですが…全然これってものがなかった…。一駅先のダイナシティならありそうだけど、そこまで行く気力がない…。うーん、またちょっと考えよう。
久々に自分の服も買おうかなって思ってたんですけど、それも見つからず。実は断捨離に拍車がかかって、上下2セットしか服持ってないんですよぉ…!もうヨレヨレになってきたからさすがにみすぼらしいと思い始めた。(汗)
14:15 ういろう
14:25 Patisserie HINNA
15:20 【箱根登山バス】箱根口→芦の湯
16:05 【徒歩】
16:10 寮
買い物でクタクタになったので、最後にブレイクタイムしてから帰りますか。目星を付けていたカフェに向かって歩いていると「ういろう」ののぼりが立ってるお城みたいな建物を発見。あれ?これって小田原城の展示で見たういろう家じゃない?
気になったので入ってみたらビンゴでした!約600年前の室町時代に誕生したういろう発祥の店らしい…名古屋の老舗なんてまだまだ若造じゃん…。入って右側にはお菓子のういろう、左側には薬のういろうのショーケースがあります。ん?薬?ってなりますよね。元来、ういろうは外郎家が作る薬を指していたんだそうです。後にこの外郎家が接客用に考案した米粉の蒸し菓子をお菓子のういろうと呼ぶようになったという…ほほう、めっちゃ勉強になった…!今でも薬とお菓子の両方のういろうを製造・販売しているのがこのお店。
んで。私は定番だと白ういろうが好きなのですが、この季節は栗ういろうが出ているじゃぁないか…!一口サイズのは売っていなかったので、今回は贅沢に竿を買っていくことに。帰ってから食べたのですが、名古屋のどのメーカーのういろうとも全然違いました。名古屋の方がもちもち感強め。小田原のはしっとりといった感じで味も甘過ぎずサッパリとした印象。これは実に面白い…!どうしてそんなにういろうに詳しいかって?私も過去の職場でういろう売りをしていたからですよ。(笑)
寄り道しちゃいましたが、お目当ての箱根口ガレージ報徳広場にやって参りました。敷地内にはかつて活躍した路面電車モハ202号が展示されています。昭和の頃にチンチン電車の愛称で親しまれ、小田原駅から板橋駅の国道1号線を走っていたそうです。新たなフォトスポットとしても人気で、車内の見学もできますよ〜。
箱根口ガレージは「きんじろうCAFE&GRILL」「Patisserie HINNA」「FLOWER&GARDENS」の3店舗からなる施設で、今回はPatisserie HINNAのケーキを食べたくてやってきました。カフェタイムには素敵なケーキセットが楽しめるんです〜!ショーケースから好きなケーキを選ぶと、それをドレスアップして提供してくれるという嬉しいサービス付き!これがめっちゃカワイイの!
私が選んだのは季節のショートケーキ。今の時期はいちじくでした。見て〜!なんか食べるのもったいないくらいじゃない?店員さんの接客もめちゃくちゃ丁寧だったし、優しい空間ですごく居心地良かったなぁ〜!ここのケーキは美味しいし、カワイイし本当にオススメです。
…ってことで。目的は果たせず普通に観光を楽しんだだけになってしまいましたが、充実した小田原散策でした。(笑)
● 2023年10月11-13日 ●
3連休が終わって平日は稼働が落ち着いてきたのか、1人で洗い場させられたり、客室清掃だけの勤務だったり…なんか時間短めのイレギュラーなシフトが多めでした。時給高いけどもしかしたら思ったより稼げないのかもしれない…。そしたら延長せずに次に行こうかなぁとかぼんやり思ったり。まだ始まったばっかりだけど。(笑)
さてさて、次はどこに出かけよう?紅葉は11月中旬くらいからだろうし、箱根の観光施設は厳選しないとバンバンお金飛んでくんだよなぁ…。かと言って、ボーッと過ごすことが苦手な私…どうしたものか…。天気は良さそうだから、お金かけずに散策できる場所ないかしらね。