ご訪問頂きありがとうございます
日曜日夜、日付けが変わる頃
無事札幌の自宅へ帰ってまいりました。
帰宅後もいろいろあり、バタバタしていて
ようやく心の整理の時間ができました
第10回グレンツェンピアノコンクール全国大会
2日目
6月24日㈰小3、4年の部
課題曲パヴルチェンコの小さなフーガ
参加数246名。
パンフレットも立派です。
ただ明らかにホールのキャパと合わず
参加者と関係者でロビーは人で溢れ、
大変な状態でした
こんなに落ち着かない中で演奏をするだなんて…
少しかわいそうな参加者。
でも入場無料で誰でも応援や勉強ができるのはありがたいコンクールです。
あまりの人で入場制限がかかり
生徒さんが呼ばれる少しの間だけ他の方の演奏を聴くことが出来ました。
まるでピアニストのように優雅に演奏する
場慣れした子や先生に指導された事を一つ一つ丁寧に演奏するまだピアノ歴も浅いだろう子、
緊張から固くなったり、ミスをしてしまう子、
本当にそれぞれでした。
さて、
生徒さんは17時受付の最終グループでした。
この時点で時間はおし、
ようやく呼ばれたのは演奏開始予定時刻。
私は思い返していました。
この全国大会に向けての日々を。
フーガは、左右の指の神経をどちらも同じように気を配り、フレーズに合わせて身体もそれぞれに反応しなければいけません。
ピアノ歴1年の彼女にとってやはり難しかったようで、スタッカートと16分音符のリズムや
8分休符から始まるリズム、トリルと…
難関の連続でした。
最後までリズムやテンポ感に不安が残りましたが、彼女は最後までより良い演奏が出来るよう
自分を信じ高めてゆきました。
本番、
少し響きが足りなかったものの
柔らかな音色でミスもなく気持よく演奏する事ができ、とても立派でした
結果は
私は、結果発表までいられず
この結果を知りましたのは
札幌に帰ってからでした。
珍しくすごく緊張した!もっと出来た!いや、よくやった!と本人も色々と感じているようでしたが、あの大舞台で彼女の精一杯が出せたことに私は感動で胸がいっぱいでした。
やはり練習は裏切らない!!
そう改めて感じました。
講師というのは
全国大会を幾つも見てきているので
仕上がりが見えてきますと、
上位を狙えるかどうかは大体分かります。
でも生徒それぞれには色々な土俵があります。
その子の土俵で、いかに今ある力精一杯の演奏ができるか!
彼女はそれを成し遂げたのです
午後の調整の時に
お母様ともお話しました。
今回の大会は彼女のピアノの通過点でしかないこと。彼女の感性や頑張りは
これからに必ずつながるということ。
ピアノと料理が大好きで
実は他の事には全くやる気がないという
意外な一面もあり、
音にも敏感で、日々の生活も少し変わっているということ。
映画『羊と鋼の森』を観に行き、
サントラも買う程感動したようで、
それで『水の戯れ』が弾きたい!と教えてくれたこと。
予選…優秀賞
本選…準優秀賞
地区大会…金賞
そして全国大会…準優秀賞
と一年間で4つも賞をとることができましたが、それ以上にもっともっと大きな成長が得られたことに誇りをもって、これからもぐんぐん伸びていって欲しいです
支えて下さいましたご家族の皆様
本当にお疲れ様でした!
そしてありがとうございます