ネットサーフィンをしていた時に、「子持ち様」のニュースを目にしました。それは、

・ワーママさんが、子どもの発熱などで急に仕事を休まざるを得なくなると、職場の同僚に皺寄せが行く。同僚からすれば、ボーナスが出るわけでもないのに負担だけ増えるので、不公平感や不満感が募る。

・スープストックトーキョーが離乳食を無料提供するサービスに対して、「狭い店内にベビーカーで突撃されたらたまらない」などの声が上がる。


…といった内容でした。

それを読んだ時、何だかものすごく複雑な心境になりました。以前は周囲の立場、今は当事者の立場にいる私は、どちら側の思いにも共感できたからです。

「子どもは絶対に欲しくない」と思っていた以前は、飛行機に乗って、近くの座席に赤ちゃん連れがいたら「あー、席を変えれないかな」と思っていましたし、カフェで赤ちゃんが泣いていると、私も同じお金を払ってこの非日常空間を買ってるんだけどな」と不満を感じていました。もし、ニュースのような事情で仕事の皺寄せがきたら、怒り心頭だったでしょう。


だから、「なぜ私が、あなたの子どものために犠牲にならなくちゃいけないの?」という気持ちは、痛いほど分かります。

あれから数年経って…

マンツー育児をしている現在は、腰痛と腱鞘炎予防のためにベビーカーでないと移動が叶わず、どうしても道やカフェでスペースを取ってしまいます。

それでも息抜きのためにカフェには行きたくて、狭い店内でベビーカーが邪魔にならないよう気をつけてはいるものの、やはり限界はあります。

また、次男が大声を上げたり泣いたりしても、ビジネスマンは変わらずノートパソコンで仕事をし、大学生はイヤフォンをしてスマホを操作し、おばさま達は話し続けていますが、「内心は苦々しく思っている人も多いだろうな…」と肩身が狭くなります。

離乳食を一食でも肩代わりしてくれるなんて、今の私からしたら涙が出るほど嬉しいサービスで、近所にお店があるなら是非とも行きたいですが、批判的意見が上がるのもよく分かります。

そんなことを考えていたら、以前書いた記事にも連想がいきました。不妊治療クリニックに、子ども連れで受診していた方の話です

不妊治療クリニックで絶対しないと決めていること | 40代の妊活を丁寧に語りたい (ameblo.jp)

カフェとクリニックは同じではないけれど、私も同じ事をしているのだろうか…

でも、クリニック以外の場で、一体誰に対してどこまで配慮すればいいんだろう…配慮できるんだろう…
 

何ともうまく言えない、複雑な心境です。さらに、


天使ママに対する配慮はどこにもないけどな…

などと、色んな思いが巡ってきて、ものすごく複雑な心境でいます。