私の個人的な話になります。

幼少期から、ネグレクト的な家庭環境で育った私は、親から褒められる事も叱られる事もほとんどなく、自分を見てくれているという手応えの無いまま大人になりました。

その一番の弊害は何かと考えると、「愛情不足」です。

 

実際に、親にどのくらい愛情があったかに関わらず、「私が親の愛情を実感できなかったこと」が弊害だと思っています。

なぜなら、「愛情不足」つまりは「安心不足」のせいで、常に不安を感じている状態がベースになってしまったからです。

【親の愛情充足の夫】

「自分はこのままでいい」(自己肯定感)

「自分一人で大抵何でもできる」(自信)

「きっと何とかなる、うまくいく」(楽観的展望)

 

【親の愛情不足の私】
「自分は、このままではいけない気がする」
(自己否定感)
「何だか一人では心細い、心もとない」(自信不足)
「何となくうまくいかない気がする」(悲観的展望)

…夫と話し合うと、端的にこれだけベースの違いがあります。

 

そんな私の「疲労回復」兼「長い長い低温期の過ごし方」兼「ゆる人生」の一歩目は、

「毎日食べ物を摂取するように、毎日褒め言葉を受ける」

 

…だろうねと、夫婦会議の結果決まりました。

つまりは、安心感(言い換えれば、自己肯定感、自信、楽観的な展望など)を毎日摂取するわけです。

そういった話を夫としていて、ふと思いました。

 

愛情不足で育ったかどうかに関わらず、40代妊活にも同じことが言えるなぁ、と。

40代妊活は、年齢を理由に、世間やクリニックから否定的・批判的な言葉を受けることが多いです。また、他の年代に比べて身体的なリミットや流産率の高さがあるので、どうしても悲観的な展望になる日が出てきます。つまり、妊活に対して、不安がベースにならざるを得ないのでは、と。

それで、どうやって妊娠しやすい身体づくりをするのか…

 

結構、真逆の環境に置かれている気がします。

「あなたはベストを尽くしててすごい」

「もう十分頑張ってる」

「大丈夫、きっとうまくいく」

「一寸先は光だよ」 ……

親の愛情不足で育ち、且つ40代妊活をしている私の実感として、両者には「毎日の褒め言葉が大切」という共通点があるように思います。

経験豊富な大人になり、周りから褒められる機会が減った(逆に周りを褒める立場になった)40代だからこそ、褒められて、認められて、評価されて、安心感の中で生きたいなぁと、切に思います。