仕事の場面などで、「結果重視か、プロセス重視か」と言われることがあります。

 

妊活の場面だと、どうなんでしょうか。

【結果重視】
・妊活は、妊娠という目的達成のための手段
・結果を得るためなら、辛くても、無理してでも頑張る
・ある意味、今(プロセス)を犠牲にして、将来(結果)を取る

【プロセス重視】
・妊娠という結果は一旦置いておき、妊活そのものが目的
・辛さや無理は極力選ばず、いかに自分らしく、快適に妊活できるかを大事にする
・ある意味、将来(結果)を意識せず、今(プロセス)を取る

…このように考えてみました。

すると見えてきたのが、妊活は「結果か、プロセスか」の二者択一ではなく、

 

「プロセスの中に、結果が含み込まれている」という仮説です。

なぜかと言うと、自分の心身が土台になる妊活の場合は、プロセスと結果が切り離せないと思うからです。

もし、今(プロセス)を犠牲にすると、それは有形無形のストレスという形で心身に悪影響を与え、将来の妊娠という結果を遠ざけるかもしれません。

良いプロセスは良い結果を、良くないプロセスは良くない結果を呼びやすくなる、とも言える気がします。

 

*何が「良い」で何が「良くない」か、厳密には人によって違いますが、大まかには「自分にとって心地いいかどうか」という意味合いで書いています。

かく言う私は、昔から頭でっかちの結果重視でした。

頭で考えて「こうすべき」と思ったら、自分の心身の状態なんて見ずに、結果を得ることを最優先し、心身共に無理ばかりして生きてきました。

もし、今までと同じスタンスで妊活したら、良い結果は遠ざかるような気がします。そうなったら本末転倒だなぁ、と。

妊活って、単に食事を変えるとか、身体を温めるとか、そういう所的なものじゃないのだろうと、ようやく気づきつつあります。

 

心や身体の状態はもちろん、「生き方」も含めた自分の全てと向き合う作業であり、自分全体を掴もうとする行為は、もはや「生き直し」の域だとすら感じます。

 

こんなことをあれこれ思っている事も、プロセスの一つなのかもしれません。

 

結果は「将来」にあるのではなく、「今、ここ」の中に含み込まれている気がしてなりません