数年前に買った妊活本を読み返していたら、こんな文章が目にとまりました。

「女性は、妊娠すると生理が止まります。

 

そうすると、卵巣の中の卵子は休眠状態に入ります。

 

それは何を意味するかというと、卵子の老化がストップすることになるのです。

 

ですから、子どもをたくさん産む女性は、卵巣が休眠状態に置かれている期間が長く、妊娠するたびに卵子の老化が抑えられてきたということになります。」

*女性の身体は、子どもを産めば産むほど、産まれやすくなるようにできている、その理由を記した一文。

私の場合は、長男で10ヶ月、次男で1年半、生理が止まっていました。さらには、2度の稽留流産で、約半年、生理が止まっていたんです。

上記の文章が事実なら、私は合計で2年10ヶ月、卵子の老化がストップしていた事になります。

つまり、実年齢より3年弱、卵巣年齢が若いという可能性が出てきます。

2度の稽留流産は辛かったし、生理再開まで時間がかかったことは、焦りと不安を増幅させましたが…

「その代わりに、約半年分、卵子の質が保たれた」という見方をすれば、流産にもささやかながら良い側面があるかも、と思いました。

これまでは、流産経験を思い出すと眉間にシワが寄るような固い表情だったのが、初めてそんなことを考えたら、ふっと表情が緩みました。

たとえ、仮説や可能性というだけでもいいんです。

流産に対して、これまでとは違う見方を初めて発見しました。