先日、ネット印刷で年賀状を注文しました。

今回の年賀状は、夫と私の名前の後に次男の名前が入るので、色々と葛藤を感じています。

…長男が亡くなって最初の年末年始は、悲しみが深過ぎて年賀状どころではなく、誰にも出しませんでした。ちょうどコロナ真っ只中だったので、何となくそれを理由にすることができました。

翌年からは、夫と私の名前だけの年賀状を、数を絞って(それまで送っていた件数の半分に減らして)送りました。毎年書いていた一言メッセージも、書かない相手の方が多かったです。何も言葉にならなかったし、言葉にしたくなかったからです。

また、ほとんどの相手が子どもの写真入り年賀状なので、ちゃんとは見ないまま、そっと保管しました。

そんな感じで、今まではコロナ禍も建前にしながら、周囲と少し距離を置いて、それとなくやり過ごしてきたのですが…

コロナ禍も終わり、次男の名前も入れる今回の年賀状からは、そういう訳にはいかなさそうです。

今感じている葛藤の最たるものは、「次男が一人目の子どもと認識されてしまう」こと。

長男がいるけど亡くなった、という事実を敢えて話すほどではない、ほど良い距離感の友人に対しては、相手も何も聞かないまま、こちらも何も言わないまま、暗黙のうちに、「あ、一人目が産まれたんだな」と認識されると思います。

それは仕方ないとして、もしその相手から、「子どもが産まれたんだね、おめでとう!」と連絡が来た時にどうするのか。どこまで話して、どこまで話さないのか。

また、長男の存在を話せる距離感の友人には、いつ、どんなタイミングで伝えるのか。一言メッセージやメールで簡単には書けないし、さりとて皆家庭があるので、直接会ってゆっくり話すのは難しいし。

他にも、夫は次男の写真を入れたいと言っていましたが、私は長男が写らない以上、写真入り年賀状は作りたくありません。独身や、結婚しているけど子どもを持っていない友人の中には、子どもの写真を見たくない人だっているでしょうし。その事を夫に話すと、理解してもらえました。

あとは、どうでもいいような葛藤ですが、

「あれだけ子どもは欲しくないと言ってたのに、どうして?」

…など、色々思われるんじゃないかと勝手に懸念したり。。

そんな事をあれこれ考えては、あまり葛藤を自覚したくなくて、年賀状問題を先送りにしています。