ちなみに、私自身の経験を少し話させてください。

私自身は、実母が20代後半の時の子どもです。

年齢要因だけで見るなら、

・体力的に思いきり遊んで貰えて、
・同級生と同じ平均的な外見で、
・若いうちに親の面倒を見ることも、親が亡くなる心配もおそらくない

…ので、幸せな子どものはずでした。

でも実際は、夫いわく「可哀想過ぎる」、自分で言うなら「苦労ばかりで辛過ぎる」人生前半でした。

なぜなら、実母がネグレクト系の毒親だったからです。

勿論それだけではなく、両親の仲が悪くて父が母を罵倒していたことや、母と母方祖母の仲が悪かったこと等も大きな理由です。

 

(実母の立場に立てば、自身の母親のサポートなしで、夫も自分を理解してくれず、孤立無援に近い状態での子育てとなると、毒親にならざるを得ない部分もあったのだろうと思います。)

だから、

「年齢が高くても全然構わないから、夫婦仲が良くて、しっかり愛情を注いでくれて、ちゃんと関わってくれる母親であれば、辛い思いをせずに済んだ」

…というのが私の実感です。

こういった経験から、年齢など一つの要因だけで何かを言えるものではないし、仮に何かを言ったとしても、実態と乖離した発言には意味がないように感じています。

人が一人生きているって、思った以上に複雑で、矛盾だらけで、一見しただけでは分からない苦労や事情があって、40代や天使ママといった同じカテゴリーに属している人でも、実際は全然違うと思うんです。

 

そこを理解した上での発言なら、言われた方も自然と腑に落ちるような気がします。