ある方のブログに、このテーマの記事が書かれているのを目にしました。(その方は、自身の経験から全然そんなことないよ、というご意見で、腑に落ちる内容でした。)

また、40代で出産された別の方のブログで、「子どもが可哀想なのに、何とも思わないんですか?」という非難コメントを受けたと書かれていたのを思い出しました。

ネットで調べると、可哀想だと言われる理由として、このようなものがありました。

 

母親の年齢が高いと、


・体力的に思いきり遊んであげられないから
・同級生から祖父母と誤解されたりして、子どもが恥ずかしい思いをするから
・子どもが若いうちに、老いた親の面倒を見させることになるから
・子どもが若いうちに、親が亡くなってしまうから   
……

私はこのテーマについて、「そう言えるのは当事者だけではないかなぁと思っています。当事者というのは、以下の三つのどれかに該当する方ではないかと。

一つは、自身が40代で出産して、「私の年齢が高いから、我が子が可哀想だ」と思われている方。

一つは、自身が40代で出産して、我が子から「お母さんの年齢が高くて、僕/私は辛い」と実際に言われている方。

一つは、実母が40代の時に自分が産まれて、「実母の年齢が高くて、私は辛かった」と思われている方。

…これらの当事者が、自身の実感として語るなら、その発言は真実だと頷きます。ですが、非当事者の方が、40代で出産した相手に向けてそういう発言をすると、実態と乖離している気がしてなりません。(もちろん、その方がそういう考えを持っていること自体は自由です。)

なぜなら、「年齢が高いと〇〇だ」という大雑把で一面的な意見は、目の前の母子の真実をほとんど捉えていないように思うからです。実際には、一人ひとりの個別性が高くて、年齢要因だけではなく、子どもとの関わり方やコミュニケーション量、夫/パートナーとの関係、実親との関係、経済面、健康面、性格、価値観、子ども側の要因など、様々な要因が子どもの人生や成長発達に影響しているわけですから。

 

また、相手のお子さんにインタビューしたわけではないのなら、「あなたの子どもが可哀想」と言える根拠は乏しいように思うんです。

 

さらには、非当事者の方で、「子どもが可哀想だから何とかしたい」と本気で思っているのであれば、その発言をする相手は、既に40代での出産を終えて子どもがいる方達ではなく、まだ子どもがおらず、年齢も高くない20代30代の方達だと思うんです。後者の方達に、「早めに出産しよう!」と啓蒙活動をする一環で発言しているのなら、たとえ一面的でも理解できるなあと。

 

個人的にはそう思うのですが、どうなのでしょうか…