夫の説得でしぶしぶ妊活を始めた38歳の時から、次男を妊娠する41歳まで、私は一貫して男の子を希望していました。

 

もっと正直に言うと、どうしても女の子は避けたかったんです。

 

理由は、きわめて個人的なものでした。

 

それは、「もし女の子だったら、実母-私の関係と、私-娘の関係を混同してしまって、子育てがとても困難になると思ったから」です。

 

…私の実母は、ネグレクト系の毒親です。そのため、私は昔から「あんなふうにだけは絶対なりたくない」と思ってきました。

 

でも、もし二世代で母-娘という同じ性別関係だったら、きっと無意識的に、

 

私→毒親である実母の立ち位置

娘→子どもの頃の私の立ち位置

 

…に置いてしまって、

 

「私が実母に、寂しさ、怒り、敵意を感じていた」実体験から、「娘が私に、寂しさ、怒り、敵意を感じている」と捉えてしまう場面が多々出てくるだろうと思ったんです。

 

それって、私も辛いけど、何より子どもが可哀想ですよね。錯覚に支配されてしまって、子ども自身のことをちゃんと見れていないわけですから。

 

有り難いことに、実際には第一子も第二子も男の子でした。NIPTを受けて性別が分かった時、どれだけ安心したか分かりません。

 

それでも、下記の記事で書いたように実母と自分をだいぶ混同しているので、もし性別が女の子だったら、今の比ではないくらい混同して大変だったろうと思います。

 

「母親に向いてない」と思いながら、子どもと2人で過ごす10時間 | 40代の妊活を丁寧に語りたい (ameblo.jp)

 

今は、こうして子育てを経験して、実母と自分の混同ぶりが分かったので、次に授かる子は女の子でもきっと大丈夫と思っています。そして、第三子の名前は男の子も女の子も両方考えてあるのですが、実は女の子の名前により気合が入っています(笑)

 

ここまで私を変えてくれた長男と次男に、今日もまた感謝しています。