私は、長男を39歳で妊娠&出産しました。
次男を41歳で妊娠し、42歳で出産しました。

私の場合は、40代(アラフォー含む)で妊娠・出産して、本当に良かったなぁと思うことが多いです。そこには20代や30代にはない、代え難い魅力があります。

その一つは、人生後半を子育てに全振りできること。

30代まで(人生前半)は、自分のためだけに生き尽くしました。仕事は悔いがないところまでやり切ったし、服や靴、バッグは何人分あるのか分からないほど買ったし(笑)、恋愛や旅行、女子会なんかも十分やり尽くしました。おかげで、自分中心の生活はもうお腹いっぱいになりました。

だからこそ、40代からを心置きなく子育てに全振りできます。妊活と子育てに注力したくて、私は仕事を辞めて、専業主婦を選びました。それは、テーマパークで別ゾーンに入ったように、新しい人生が始まったワクワク感と楽しさがあります。心の中に、人生前半と後半で別々の部屋があるイメージで、メリハリがきいている感覚があります。

 

もし、もっと早くに子どもができていれば、まだまだ自分中心の生活に未練が残っていただろうし、そうなると心理的に子育てに全振りする事はできず、中途半端だったように思います。

それから、子どもに(自覚していない)自分の問題をあまり負わせずに済むことも、大きな魅力です。

30代の私は、まだまだ自分のことが理解できていませんでした。もしその頃に妊娠・出産していたら、無自覚のまま自分の問題を我が子にも負わせていた可能性が高いです。

例えば、自分が働いてないと不安だから、仕事第一にして子どもを早々と保育園に入れる。自分に劣等感があるから、子どもに優秀さを求めたり、私立に入れようとする。自分が周囲から認められたくて、あるいは、自分の中の寂しさ・虚しさを埋めたくて、子育てに没頭する。……

 

そして何より、それらの自分の心の動きに気づかないまま、それが正しいと思って行動していたでしょう。

40代の今…以前よりは自分を理解し、問題を自覚していると思います。自分のちっぽけさも、至らなさも、どんな問題を抱えているかも、大まかな全体像が見えているので、気づかないまま子どもに影響を与えることは少ないように思います。(それでもたくさんの無自覚は残りますが…)

きっと人それぞれに正解は違っていて、20代の妊娠・出産が正解だった方も、30代が正解だった方もおられると思います。

 

そして私の場合は、40代の妊娠・出産が大正解だったなぁと思います。