妊活している多くの方にとっては、「子どもが欲しい=母親になりたい」で、当たり前すぎて何を言ってるんだと思われると思います

ただ、私にとってそれは「=」ではありませんでした。

子どもが欲しい? → (即答で)イエス!
母親になりたい? → (少し考えて)イ、イエス…

40〜41歳の妊活時は、そんな感じでした。

「母親」という言葉に、少なからず葛藤を感じていたんです。と言うのは、「母親」という存在を想像すると、どうしても自分の実母を連想してしまうからです。

私の母親は、いわゆる「毒親」でした。

だから、

・母親になる=実母と同じになる、という連想が働いて、強い嫌悪感があった
・母親になりたい=毒親の実母を肯定しているように感じられて、強い抵抗感があった


…わけです。

これまで、毒親本が数多く出版されているという事は、親が毒親要素を持っている方も結構おられると思うんです。とすれば、妊活中にこういった葛藤を感じる女性は私だけではないのではないでしょうか。

もし妊活市場に、どうすれば子どもを授かるかだけでなく、どうすれば母親になることをポジティブに捉えられるか(どうすれば実母と切り離した母親イメージを持てるか)、といった側面へのサポートもあればどうだったか。私の場合は、長年の葛藤が和らいで、妊活ストレスはもっと減っただろうと思います。そして、もっと若いうちから妊活に取り組めたかもしれません。

 

母親になる心構えって、当たり前だし大事なことですが、私のような人間にとっては意外と難しいように思います。