・肚(はら)を据える

・肚を括る

・肚を割って話す

・肚に据えかねる

・肚から声を出す。気合いを入れる

この場合の肚(=腹)は、下丹田を指します


日本人の生活様式が、
和のスタイルの正座文化から
西洋のスタイルを取り入れて、
椅子文化になってかなり経ちますね


これは、何を意味するかというと
(はら)に力が入らなくなったことで
身体の土台が脆くなったこと


正座をするということは、
身体を立てること
すなわち
腰や骨盤を立てることに繋がります


下半身が脆くなると
身体をきちんと動かすことができなくる


呼吸を深く吸えなくなる


正座は、
骨盤を正しい位置に固定することが
できますがそれが不安定になってきている


正座をすることで、
身体の土台(下半身)である、
(部)や骨盤が安定し、
反り腰を防ぎ
腰が安定することで、
上半身にある背中・肩・首にかかっていた
余分な力(緊張)が抜けて、
上半身の違和感(コリなど)
解消されていきます


息がまっすぐ、
肚に入ることで下丹田まで
しっかり息が往き来することで
身体を実(じつ/しっかり安定)にすることが
可能になります


整体(武道も)は、
丹田を中心に動くので
ここがしっかりしていないと
ぐらついてしまうのです


合気道の一級の腕前の娘も
丹田を軸に動き
整体と同じく、
“氣”を読み
“氣”を感じながら、相手を受け流す
という動作があり、よく似ているのです


礼節を重んじる武道も整体も
ここに共通点があり、
正座、蹲踞(そんきょ)は、必須です

整体は、ここに中腰の型が入りますが、
正座をすることで
内股の筋肉が鍛えられます


和式トイレから座ってする便座タイプに
切り替わったことで
この内股の筋肉が使われなくなりました


また
正座をすることで、
腿の裏側を踵(かかと)で押さえる形を
取りますが、
この形が取れないと
腿裏からアキレス腱にかけての筋が
弛んでしまうため
踵が地につかない状態になるのです


いわゆる
“浮き足だつ”のです

アキレス腱というのは、
程よい緊張が保たれているのが
良い状態です

弛み過ぎても
緊張して硬くなってもダメなのです

“腱を切る”のは、
ここの状態が最悪になっていて起こるのです

アキレス腱が過緊張し冷えていると
頭も緊張し
眠れなくなります


生活様式を見直すことも大事ですね!

“膝を壊していて、正座ができないよぉ”
という方は、無理になさらなくても
良いのでそういう方は
足元、アキレス腱を冷やさないことです

 大垣の6:40頃の空…太陽が出ています!