【野口先生の下肢操法】
調律というのは “ピアノ”で言えば、
狂った音を元の状態に戻すこと
ですが、それは整体でも同じ
不整体(不健康)な状態を 整った体(整体)にするために
効率よく調律できる点(箇所)を結びあい
点と点を線で繋ぐ役割があります
その元となるものが、愉氣であり
気合であったり、寄り添う心ではと思うのです
一心同体という言葉がありますが
心と体が繋がっているからこそ それが成せるのです
上肢調律点と同じで、
下肢の調律点も何ヵ所かあって
第○○調律点となっている
はずなんですけど
その記述がほとんど見当たらないのは
あまり重視されていないのかな?
それでも、
体の不調箇所は遠隔で行うことも
よくあるから下肢操法も重要視されているはず…
足の3趾4趾間の冷え取り法にしても
ここを先にすると体の変化が早い
というのもあるし…うーん(-.-)
二宮先生も数ヵ所だけ
ピックアップしている
・大腿外側調整点(骨盤の引き締め)
・利尿調整点(大腿内側左)
・膝裏調整点
・足の三里(下肢外側)
・骨盤左締め(下肢内側)
・内くるぶし(喉の痛み、中耳炎、耳鳴り)
・外くるぶし(骨盤の挙上)
・足関節
・足底
・足の3趾4趾間(冷え取り法)
…の10箇所のみだけですが…
でも[坐骨部打撲調整点]はあるけど、
[坐骨神経痛]の調整の臀部はない
ということで気を取り直して、
取り敢えず書いてみよう!
【下肢操法】
腰椎や
脊椎の二側または三側と同等の効果あり
※臀部:お尻のえくぼ
…坐骨神経痛の急所
効果は、期待 大ですので、
覚えておくと、なにかと使える
#手技の確認する方法
月刊秘伝 岡島瑞徳先生の「体を読む、体を整える」の
DVDの中に収録されてます
※股関節
=足首を持って内施し、動きが悪い方が患側(悪い)
大転子…3方向輸氣
鼠径部…奥から外側に向かって腰椎1番~5番と対応
※大腿部:
=大腿内側 3点(内股操法/下肢第五調律点)
…リンパ液の流れをよくする
受身になっている気分が晴れる
前向きになれる
疲労感を処理する
(臀部の坐骨操法とセットで行うといい)
…左:泌尿器系の異常の調整
利尿調整点含む
(冷たく硬い処を、
右手の人差し指・中指・薬指を折り曲げて、
左手で重ねるようにかぶせ
押しつけ擦りあげるように輸気する)
<大腿を1/2にカットしたど真ん中がそれ>
妊娠中の浮腫み、下腹部の引き締め
=軽く手を当て、_ジッ…と輸氣
…右:盲腸などと関与
*野口先生は、左右は外から硬い方を内に叩き、
両方同じ硬さにするそうです
☆また下肢の第五は、止痒(しよう)点とも呼ばれ、
皮膚から出るアトピーや蕁麻疹などの
湿疹の痒みを取る調整です
操法するときは、
左右のどちらか気になる方をします
体の中で排泄できなかったものを
第五で排泄の誘導を促すことで、
発汗(汗をかき)、大便を通して体の外へ出し、
皮膚からの痒みがでなくなるように作用していく
調律点となります
*余談ですが、
〔アカデミーの勉強会に入った時に、
この内股操法の調律点を
さらに1/2股側にいった辺りに下肢の化膿活点があると、
教えてもらいました。
<股間から指幅2、3本目辺り>
その箇所がやや際どい(お縄頂戴)位置なので
実際には殆ど使うことはないらしいとのこと
腕の化膿活点と同じように硬結を捉えてジッと輸気を
するといいそうです〕*
=大腿後側 3点 (触れると硬くなる/下肢第七調律点)
<坐骨の下から膝裏中央の筋>
…足腰の異常、坐骨神経痛にも用いる
…汗の内攻、目、呼吸器と関係
=大腿外側3点 (大腿外側調整点/下肢第六調律点)
(触れると、膝近くまで硬直する)
…消化器の調整
※下肢外側 3点(下肢第四調律点)
…足の疲労の調整
(三里=左…疲労または、下痢の誘導
三里右…下痢止め/腹部内の温め)
…腸のガス抜き(足首+第一趾と一緒に連動)
…足の冷え
(足の3趾4趾間のライン上は、泌尿器系:腰椎3番に関与)
↧↧↧↧↧↧↧
下肢・大腿を縦分割した場合、
下部外側から上部内側に向けて、
腰椎3番、腰椎4番、腰椎5番と対応する
よって、
骨盤左締めの時に、
[開く・締める]の動きをつけたい時は、
膝頭やや上から腰椎3番部分を意識して、叩打する
[締める]ことを目的とするなら、
膝頭やや上から、腰椎4番・5番部分を意識して、
叩打する(大腿部分 中程辺りまでが目安)
※下肢内側 3点(下肢第三調律点)
…(左…骨盤左締め)
…生殖器の調整、上気、のぼせ、頭痛、
鼻血、歯痛などetc.
※下肢後側 3点
…ふくらはぎの疲労
…痙攣を抑える
…坐骨神経痛
…呼吸器に関与
…血液を全身に巡らす(第二の心臓)
※膝裏(窩)
…膝の調整
…調律点というより、睾丸炎、卵巣の激痛の時に
使う (救急操法)
※但し、妊娠中は使わない※
☆内側に痛みがある人は、胸椎11番に異常がある
★外側に痛みがある人は、腰椎3番に異常がある
▽膝横…足が重い方が患側(悪い側):汗出し
汗が出ないと、皮膚が弛まない
熱が体内にこもることで
熱中症になる可能性が高まる
▽膝の周囲は、泌尿器と生殖器と関係しているため、
卵巣の働きが悪くなると、
腸骨と仙椎の境目と膝が冷えてしまう
▽膝から下の外側と外側全ては、
腸の異常や腸骨の停滞が有ると観ていい
※アキレス腱
…冷えにより硬くなると、
頭が緊張し、眠りが浅くなる
…精神的な病を患うと、強張りが強固する
…苦痛を伴って亡くなられた方に輸氣すると、
表情が穏やかになる
※足関節
…右:ガス抜き操法(下肢外側+第一趾セットに連動)
足首を細く締める
・右足首を妊婦さんが捻挫すると、
流産の恐れがあります~-~ご注意を!
手首も生殖器と関与しています
右手首は、子宮(下垂)と関係
・足首が固いと、視野が狭くなります
・頭の機能も運動能力の低下、
・内臓(ex、消化器が鈍る)
・ ホルモンなどの働きの低下
・頭の障害を持っている子どもで
足首が細い子はいない
手首も同様ですが、キュッとしまっていること
・足首がポテッとしていると、親指に力が入らない
※足の甲 の4ヵ所
指と指の間の股(水かき)なら4つあるので、
きっとここを指すのかな?
それならば、
↧↧↧↧
…1趾2趾間
・頭、腰の弾力、足首の締まり、
ガスの閊(つっか)え
脳内出血の時の血液吸収の急処
脳性マヒなどの異常の急処
外反母趾は、1趾側が反返る
…2趾3趾間
・甲上…膝の痛みの緩和
・股…右:中毒症(癌も)の排泄
解毒が遅れると、ここが硬くなる(2趾側)
肝臓・胆のうの働きと関係
左:右の解毒の遅れは、こちらで排泄、
脾臓系と関与
中毒症状が激しいもの、
長期に渡って患っているものは、
ここに硬結が出る
#右股の使い方(中毒症操法)
Ⅱ
☆中毒症状が出ているときは、
胸椎4番(心臓)左一側・胸椎9番(肝臓)右三側に
硬結があります
激しい中毒症状がある時は、
三側から二側にかけて
硬結が出ていれば中毒と思って間違いない
↓
☆化膿活点+痢症活点+右股2趾3趾間の順に操法していく
・中毒症状が出ているときは、2趾側が狭く硬い
…3趾4趾間(下肢第二調律点)
・甲上…冷え取りの急処
左:頭・卵巣・腸・排泄と関係
右:胃袋・吸収と関係
#左右の重心が極端に狂ったり捻じれがひどい場合は、
その狂いの影響を受けやすい#
…冷えが慢性化している人は、 薬指が常に縮んでいる
#3趾4趾間がなかなか弛まないときは、
足の拇指の両キワ・爪の下から
第一関節の間の何処かに
硬結があるので、そちらを先に弛める#
また、
# 外踝(くるぶし)が落ちていると緩まない#
…4趾5趾間
・病気の回復スピードの遅れ
・呆ける、パニックなど様々な神経症
・心臓の異常
・食欲の変動
・呼吸器の異常
・性器の機能異常…などが現れる
・股…左4趾5趾: 膀胱の急所
左の5趾外側: 心臓、痔と関与
肝硬変(手の食指内側も同じ)
眼圧の調整(左目なら、左を、右目なら、右をする)
[草隠れ]という急処=強打すると、半身が痺れて
ひっくり返ってしまう所
右の4趾5趾:胆のう、膀胱(おねしょ、尿失禁)
中耳炎
☆膀胱炎になった人は、
左の第五趾を引き伸ばし愉気する
(痛みがなくなるまで毎日するといい)
▽左の4趾5趾の内側 <感受性を整える>
・4趾側なら、腸骨の鈍りからの泌尿器の異常
・5趾側なら、仙椎の鈍りからの生殖器の異常
・5趾が4趾に乗るか、4趾の下に潜ると、
盗み癖、自殺癖に絡む硬結ができ、
捻れ傾向が出てくる
※足底
(踵下から勇泉まで「足心」/丹田力/下肢第一調律点)
…腎臓の急所、喉の痛み(土踏まずも同じ)
右の踵下の活点は、
腹部第五(掃除活点/痢症活点)に直結
※第1趾
…鼻詰まりの急所(脳の病気・頭部打撲時など)
…てんかんなどの痙攣時に用いる救急操法
を用いる
親指が伸びきっているので、
下に向かって強く押し下げるように輸氣する
⇊
この後に、
脳活起神法(頸椎2番三側を1~2分)で
意識の回復操法 (救急操法)
(必ず 相手の両肩に自分の足を乗せ、
固定すること!)←てんかんの時は!
↑
大抵の場合、顔が左に傾いているので
顎を引くようにして、
気道を確保する状態に持っていく
上がるはずの血液が停滞している
#手技の確認する方法
月刊秘伝 岡島瑞徳先生の「岡島瑞徳のヨガと整体」の
DVDの中に収録されてます
※※ 脳活起神法をする時の注意事項※※
・吐物が喉に引っ掛かり、“カッカッカッ”と
妙な呼吸音がある時は迷わず救急車を呼ぶ
・あくびをしながらイビキをかいている人は、
舌が気道に落ち込んで音が出ているため、
脳溢血の可能性があるため、
こちらも即救急車を呼ぶこと
⇈
<理由>
脳活起神法をすることで、脳に汚れた血液を回して
しまうことで、命の危険に晒すこともあるため
※癌(がん)のスイッチ
…左第四趾(薬指)引き伸ばし輸氣
※第一蹠骨(腰、骨盤の調整)
…上(内側):腰椎1番・5番(上下の関与)
…中側:腰椎2番・4番(開閉の関与)
…下(外側):腰椎3番(捻れの関与)
※踵
…分厚い方が悪い(患側)/踵の両サイドに触れて
状態を観るのも有り
…右側分厚い:コレステロール値が、高い
(体の冷えによるゴミ溜まりが原因)
… 歯が浮く(ブヨとしてハリがない)
…踵中央部に硬結がある場合は、
水分が足りず体が乾燥している
※梅干しのように、コリッとしているのが、いい
※膨らんだ餅がついているのは、
体が冷えていて、血行が悪い
☆【痔】になった時は、踵歩きをする!!
但し、痔瘻は骨盤の可動性を良くすることで
体が変わってきますので、【痔】とは異なります
足裏全体は、腎臓(泌尿器)
こんな感じでしょうか?
間違っているヵ所があるかも…なので、
ご存知の方はメッセージなどで教えて頂けると
嬉しいです