少し前に、
ハイハイする前に歩行器を使い始め、
まだ、うちの子たっちができないという
ブログを読んだ時、
「なぜ、ハイハイする前に歩行器を
使ってるの?」と不思議に思いました

私が子どもを育てていたその頃は、
まだ整体の「せ」の字も
知らなかった時期ですが……、
歩行器などは使ったことがなかったなぁ

 ***

赤ちゃんは成長と共に、
「ずりばい→ハイハイ→たっち」の順に
行動範囲を広げていくと、
目が離せなくなります

特に、
「たっち」が出来るようになると、
いつのまにかベビーベッドから脱走していて、ヒヤヒヤしたものです…実例

 
赤ちゃんが立ち上がる前に、
足首に焦点(力)が集まります

「足首が引き締まる」ことで
「土踏まずができ」て
「足の親指がしっかりしてくる」と
踏ん張って立つことができるようになり
「頭も発達」してきます


足首がしっかりしてしてくると、
        今度は股関節に焦点が集まります

「股関節が自在に動く」ことで、
       足で歩くことができるからです

人間は動物と違い、
生まれてから数時間で立つことができません
時間をかけて立つ準備をするのです


整体の場合、
ハイハイの時期が長い方が、
股関節がしっかりし、
立ち上がる準備が整うのです


だから、
他所の子と比べずに、
気長にその準備が整うまで、
ハイハイをさせてあげれば良いのです


「カタカタ」や「歩行器」などが
ありますが、
あれはまだ「たっち」ができない子や、
歩き始めの子に与えてしまうと、
自分の足で踏ん張ることが
できなくなります


充分に歩けるようになるまでは、
使わない方が良いでしょう

『自分の足で歩く』ことそのものを
妨害してしまうばかりか、
歩くための3点バランスを身体で覚えることができなくなってしまい、
脳の発達遅れにもつながります


この3点バランス


左足は、身体を支える(踏ん張る)ために、
左右に動くようにできています

右足は、前に進むために足を前後に
動かすようにできています

 
足を使って歩くということは、
当然 股関節がきちんと動かなくては
歩くことすらできません

脳からの伝達がなければ無理ですよね

そういうことを覚えておくと、
お子さんのためになりますよ!

大人でもそうですが、下半身に力がないと、
上半身のバランスが取れないのです

体が成長を始めている段階で、
無理やり歩かせるという行為がそもそも
不自然なことで、不自然なことが起きるのです