​初書籍執筆の裏側であったこと。

 

 

 

 

 

 

 

この度

 

KADOKAWAから初書籍が出版されました。

 


 



 

 


今日は東京で行われた出版記念セミナーの帰りの新幹線でブログを書いています。





これについてはまた別の日に記事にさせてください。


 


 

 

ひとつ自分のなかで整理がついたので


 
 
執筆中にあった出来事をお話させてください。
 
 
 


 

  2023年10月 突然の手術

 




 

2023年10月 突然の入院手術

 

 

 


 

インスタでは

 

「どうしたんですか?」と連日たくさんの心配のDMや

励ましのDMをいただいておりました。

 

 


多大なるご心配をおかけし、

 

そしてこのことについて詳細を伏せていたので

 

余計に心配をかけさせてしまい大変申し訳ありませんでした。

 

 





 

はじまりは9月。

 

 

2020年夏に疾患した乳がん治療後の定期検診のレントゲンで異常がみられたことがはじまりでした。

 

 

 

闘病についてはこちら

 

 

 

 田部晴香『乳がん治療から半年。』こんにちは!パーソナルスタイリストのharukaです個人的なことで恐縮ですが昨年の9月から治療していた乳がんがひとまず寛解という形になりました。インスタの報告…リンクameblo.jp


 

 

 

 

すぐに精密検査となりたくさんの検査を受けることに。



私の乳がんは




再発率が高いタイプだったので、もしかしたらいつか。という思いがずっと頭の片隅から消えませんでした。


 

 


不安でいっぱいの中、検査結果に呼ばれた室内。

 

 

 

そのとき医師から伝えられた言葉は

 

 

 

「転移している可能性が高い」

 

 

 

という言葉でした。

 

 

 

 

 

「初回の治療で非常に強い薬を投与しています。


これが転移であれば効いていなかったということになります。」

 

 


 

目の前が真っ暗になって、そのあと何を話していたかは聞こえませんでした。

 

 


3年前、身体中ボロボロになって挑んだ抗がん剤と放射線治療。

 



アナフィラキシーをおこし救急車で運ばれたこともありました。

 

 

 

 

 

あれは無意味だったってこと?

 

 

 

 

一緒にきていた主人の前でぼろぼろ泣きました。

 

 


まだ7さいになったばかりの娘の顔がすぐによぎりました。

 

 

 

 

このとき、2週間後に初めての大型セミナーを控えていました。

 

 

 

 田部晴香『【参加者450名超え!】AWトレンドセミナーレポ♡』こんにちは! スタイリストのharukaです自己紹介はこちら↓『自己紹介とこの仕事に就くまで』こんにちは!パーソナルスタイリスト のharukaです。この…リンクameblo.jp


 

 



 


子供のことを思うと眠れず、人生で初めて睡眠剤がないと眠れなくなりました。

 

 



 

しかし目の前にはすでに進行中の仕事が山ほどあり

 

 

 

 

そのひとつが書籍でした。

 

 



執筆作業も佳境でかなりタイトなスケジュールの中、目の前には30カット以上のコーデ撮影も控えていました。




 

「もしかしてこの本が私が生きた証になるのかもしれない」

 

 

そんなことさえ思うようになりました。

 



 

それなら絶対に後悔のないものにしなくてはいけない。

 

私がやってきたことの集大成にしなくては。

 

 


毎晩遅くまで、私は不安から逃げるように書き続けました。

 

 


 

 

 

 

このとき、私がかけ出しのときにカラー診断に来てくださった同病の方とたまたまコンタクトがとれて名古屋で再会できることに。

 

 


当時のブログ↓

 田部晴香『病気がおしえてくれたこと。』先日パーソナルカラースタイリングのメニューに私と同じ乳がんと闘っているお客様が申し込んでくださいました。 10歳近く年下の方でしたが、もう私の方が聞きた…リンクameblo.jp


 

 



 

彼女はまだ若く、はつらつとしていて結婚したばかり。

 



 残念なことに、また闘病生活がはじまるということも伝えてくれました。






久しぶりの再会にエネルギーをもらったと同時に

 

 


まだ若くて美しい彼女がなんでこんな思いをしないといけないのだろう、というやりきれない気持ちが

 


最後にハグをした彼女の温もりと共に私に残りました。

 

 

 

 

 

私はセミナーをなんとか無事に終え、10月に確定診断のために手術をすることに。

 

 




手術の週末には私の初となるアパレル販売がありました。

 


 

手術室に入る直前までインスタのストーリーを打っていました。

 

 

どこまでも仕事人間だなぁと自分で笑えた記憶です。

 

 

 





 

 

 

 

 

 

 

 

 

すみません、ここまでとてもはらはらした気持ちにさせてしまいましたよね。

 

 

 

 

結果

 



「腫瘍は良性であり転移ではない」ことが検査結果でわかりました。

 

 



半ば諦めの気持ちがあったので






「あぁ、まだ家族と生きていける。


まだ大好きな仕事ができるんだ。」





と目の前が明るくなったのを覚えています。






転移が疑われ、結果が出るまでの約2ヶ月間は当たり前の日常が、宝物のように感じた日々でした。





人生は終わりがあり、短い




忘れかけていたことを、また思い出す出来事となりました。





この件に関して


一部お伝えしていた多大な心配をおかけしてしまった運営メンバーや




詳細を伏せ、余計に心配をおかけした角川の編集やライターさん





またフォロワーのみなさま




本当に申し訳ありませんでした。


 

 

 

今回のことをもって


自分がどう生きていくのか、明確になった気がします。




 もしこの記事を読んだ方で



いつかこんなことしたい


生活が落ち着いたらやってみたい




と先送りにしていることがあるのなら



時間はいつまでも残っているものではないかもしれない、



ということだけお伝えさせてください。





 

私は今自分が許されている時間を、精一杯生きていくことを誓います。








最後まで読んでくださりありがとうございました。