前回の続きです。
気まずい雰囲気でホテルを後にし、
帰り道、ほぼ無言の私。
(怒っているアピールというより、何も言葉が浮かばず、彼の話に相槌だけしていた)
彼はまた謝ってきた。
「つぐみちゃん、ほんとごめん！」
「…あぁ、うん…」
「……(不安げだが何も言えない様子)」
「…堂島くんさ、こういう事して、困るのは自分だよ？嘘でも妊娠したって言われたら、もう言い訳できなくなるよね…？」
「うん…」
「他の人にやったら、騙されたりするよ」
「いや、つぐみちゃんにしかしないけど…！あ、いや、もう、しないけど…」
「………」
「次からはもう、絶対しない！」
………。
つぎ…
？
まだ次があると？
彼の顔を見ると、私をガン見している。
彼も、私の反応から次があるか伺っているのかもしれない。
そういえば、「次」「次回」「今度」「今後」「これからも」といった未来を示す言葉を、彼は頻繁に使う。
えっちしてる時、別れ際、これらを言われる度に、彼は不安なのかなぁと、よく感じていた。
……………
それにしても、帰り道が長い。
このまま駅まで歩いても、電車も一緒だ。
彼は、ほぼ無言の私にずっと気を遣って話しかけてくる。
それが段々哀れにもなってくるし、
悪いけどイライラするし、疲れる
そして、
「私、そこのお店で買い物するから、先帰ってて」
と言って、別れた。
……………
一人になり。
考えていた、堂島くんのことを。
なんか、もう。。
イライラする
なんでそんなに生に拘るかなー。
リスク大なのに、愚かとしか思えない。
そりゃ気持ちいいだろうけど、
20代前半の男子じゃないんだからさ。
我慢しろよって話よね。。
私は過去、↓の通り
20代イケメンでも生はお断りしている。
(まぁ、ヤリモク明らかだったので当然だが)
私の意思や身体よりも、
快感を重視する男は信用できない。
セフレ失格である
まぁ、彼の場合、快感だけでなく、
承認欲求的な、意味合いもあったような気がする。
征服欲、愛情確認、不安解消？
彼とのえっちは、
「オレを求めてほしい」で溢れている。
行為中は、腕も足も身体に絡めるようお願いされたり(だいしゅきホールド)。
好きと言わされたり。
夫や他の男と比較してきたり。
さすがに今日の雰囲気では、言ってこなかったけど
(求めてる素振りはあった)
生で受け入れてくれたら愛情はある、
とかそんな単純思考回路を持ってそうな気もしたりして
…いや、まぁ、
どんな理由でもダメだけどね
ちなみに、
「危険日」か「安全日」か、
それによっても今回の件は大分左右される。
今回は、「安全日」だった。
そう、だから私も多少楽観的に思って、最後までしっかり見届けなかったのも正直あった。
とはいえ、OKという意味では勿論なかったけど。
でも、重要な点は、これを堂島くんは事前に聞いてこなかったことだ。
危険日だったらどうすんの
？
ちなみに、彼の子供は避妊していたのにできちゃった、と聞いている。
彼の言う避妊が今回のような状況を指すならば、私にしたことは明らかに無責任な行為なのである
………………
その後、彼からいつも通りのLINEがきた。
今日もありがとう、気をつけて帰ってね、というような。
先程の事には触れていなかった。
それを1日未読スルーし、
その後、長文で返信した。
内容は、
・避妊しなかった件が大事にされていないようで悲しく感じたこと
・落ち着くまで連絡できないということ
本当は、悲しいよりも腹立たしいが、それを彼に伝えて良いことはない
私が被害者でいるためにも、キツい言い方は避けた。
そして、こんな状態で普段通り毎日LINEはしたくない。
なので、とりあえず、
距離を置くことにした
私のLINEに対し、
彼からは、即既読で謝罪のLINE。
文章書くのが苦手な彼は、いつも短文だから、今回も特に言い訳などはなかった。
コレへの返信はせず、
とりあえず、これで様子見
10月半ば以降、ほぼ毎日続いてたLINEが現在ピタリと止まっている。
……………
ここでバッサリ切っても良かったんじゃないか、という意見もあると思う。
でも、切るのはいつでもできる
彼は私にとって都合はいいのだ。
家も近いし、会いやすい。
日程や場所も合わせてくれるし、
身元が分かっているのは安心だし。
とにかくやりたい！みたいな気分の時に、ルールさえ守ってくれれば、本当に丁度良い相手なのだ。
※ヤリモクならTinderでも悪くはないけど、やっぱりリスクも高いし、気疲れもするからね
あとはまぁ、幼なじみのよしみってやつなのか、そこらの出会い系の人よりは、なんだかこんな状態でも憎みきれない部分もあったり
時間をおくのも有効だね
彼と会った時は、丁度生理前でイライラしてたけど、生理が来た今は、割と落ち着いている
とりあえず、
彼にまた連絡するかは保留。
連絡することになっても、
今度はお互いの価値観、嫌なことを先に明確にして、それがお互い受容できそうなら、再構築って感じかな。
私も彼に無理に合わせてた所もあったし。
バッサバッサ切っても、アタリは滅多にこないからねぇ。。
なら、小アタリを磨いてアタリに近づけるほうが、労力的にも結果的にも良かったり。
(雨降って地固まる場合もある)
こーいうことを経験で知って、対処をするようになったのは、狡猾になってきたからだなぁ、なんて思う