出会い系65・堂島⑮〜やばい雲行き〜 | 出会い系感想★イケメンを探して~

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前回の続きです。



堂島くんの冷める出来事に、既にかなりテンション下がりつつも、飲み始めた。


まだ会ったばかりだし。。

気持ちを盛り上げねば驚き



とりあえず、飲んで食べていたら、少し満たされてきたニコニコ



だが、おしゃべりは…

正直、つまらない泣き笑い泣き笑い



まずね、家の話はもう勘弁ネガティブ

親戚の家に行った話とか、家庭の愚痴とか。

愚痴は最初こそ興味もあるし聞いていたけど、価値観が違うから、全体的にあまり共感できなくてタラー

むしろイライラしてきたり泣き笑い



この日、言おうと思ってた。

男女関係でいたいなら、所帯じみた話はやめてほしいと。



「つぐみちゃん家はどう?」と聞かれても、私は別に家庭の愚痴を言いたいわけじゃないのよ。

むしろ忘れて楽しみたいんだよね。

ここも、やっぱり価値観が違うんだと思う。



そのことが中々伝わらなかったので「萎える」という直接ワードを出し、ようやくその話題が減った。





……………


お店に入って1時間。

彼はまたソワソワと急いでいる。

残った料理をササッと片付けたり、店員にお水を頼んだり、仕舞いには私がちびちび飲んでいたお酒を無言で飲む始末。



これにはびっくりびっくり

無理に飲んでるとでも思ったのか知らないが、聞かずに飲むなよ、と思った。



とにかく店を出たい気持ちが前面に出て

露骨過ぎるえーんえーん



正直にさ、

「早く二人になりたいからそろそろ出よう?」

って言えば嫌な気はしないのに。



でも彼は、さり気なく、

「まだ時間あるけどどうしようか」という雰囲気にしたいんだよね。

まぁ、分かるよ、その男性心理も。



けど、実際、全然さり気なくなってないからね。露骨でバレバレなのよ。

それに気づかないんだよね、彼は笑い泣き



うん、こーいうとこ、ほんと小中学校の時のままだわ。

天然で、よく笑われてた、いじられキャラの堂島くん。。



仕方ない。。ショボーン



「そろそろ行こうか」


「…!うん!行こう!」



お会計は、今回は割り勘にした。

何度かデートして、毎回ほぼ出してもらっていたけど、家庭の話を聞いていて本当は節約したいことは分かっていたから。

ホテル代は出してもらうし(堂島くんに対してここは厳守)、まぁ不満はない。





……………


そして店を出て、真っ直ぐホテル街に向かう彼。



「ねぇ、これからホテル行くの?」


「…え、あ、まぁ行こうと思ってたけど…。いや、どっか行きたいとこあれば…」


「いや、それなら飲み物買ってから行きたいなって。まぁ、時間もあまりないし、カラオケとかでも良いけど笑」



すると、そっと顔を近づけてきて、



「…カラオケで、やったことあるの笑?」



と、クスっと笑いながら言った彼。





………





キモいチーン

と、思ってしまった。



やっぱり私は大分冷めている。

だめだ、お酒飲んでこんな調子じゃ。



何が嫌なんだろう。

ズレているから?

温度差か?

この温度差に気づかない彼が嫌なのか。



「…ないよ」

と、自分でもびっくりするほど真顔で冷ややかな声で返してしまった。


真っ直ぐホテルに足早に向かっていた彼が、一瞬足を止めて私の方を見たくらい。


しまった、と少し焦ったが、適当にごまかしたら、彼はそれ以上は気にせず進んだ。



そして、そのまま飲み物を買ってホテルへ。




こんな気持ちで楽しくやれるんだろうか。。



やれるわけ…ないよね。。魂が抜ける




続きます。