こんにちは
今回は
私の新人時代の体験談から、1日でも早くコツを掴んで楽しいダイビングをしてもらいたいと思って書きました
どんな業界でも新人のうちは仕事に慣れるまで、苦労するものですよね。
まず、段取りもよくわからないし、ダイビングインストラクター新人時代は見て覚えろ!!みたいな?
ちゃんと説明してくれる先輩もいたけど、私はかなり苦労しました。
空気を読むとか、察することが苦手で色々と器用にこなせる方ではなかったので、育てにくいイライラする新人だったのかもしれません
育ててくれた先輩たち、ありがとうございます
あなた達のおかげで今の私がいて、顔も見たくないほど嫌いなイントラがいたから独立することができました
↑こーゆーの性格悪い?そんなことないよね?
会社にいい人ばっかりならぬくぬくとそこにいて心地良いけど、嫌なことがあると次のステージが頭の中に生まれるのは、ステップアップに欠かせない人生の踏み台!!今となっては嫌なヤツの存在もありがとうです 笑
さて、大きめのダイビングサービスだったので毎日同じ船でもなく、組む先輩も違い、ゲストも日々入れ替わり、海のコンディションも毎日違い、いろんな事を把握して判断しないといけません
一緒に仕事をしていたのは私以外は船長も含めて全員男性インストラクターでした。
「男勝りなことをするより、女性らしさを出した方がいいんだぞ」って言われた時に女性の先輩が1人もいないくて、引退した先輩の話を聞かされましたが参考程度に。
私のどの辺が男勝り?なんでしょう?と頭の中でモヤモヤしましたこともあります
どうしても男性みたいにテキパキとタンクを上げ下ろしできないし、カッコ良さでは負けてしまうけど、「女性のイントラさんでよかったです!」と言ってもらえることも多々ありました!やっててよかったインストラクター
さて、今日伝えたいのは誰でも初めは新人。
そんな新人NOWのインストラクターへ
実際の現場の先輩が教えてくれたら良いんだけど。まだ教えてもらってないかもしれないから、早く知っておいた方が良い事をお伝えしたいと思います。
「まず自分が落ち着く!!!」
船のこと、海のこと、ダイビングのこと、ゲストのこと、自分のこと、頭をフル回転させないとついていかれない。
新人と言えば雑用も多く、動くし説明したりと息切れ
私が一番コツを掴むまでに時間がかかったのは体験ダイビングです。
最初から水慣れしていてスムーズに潜れる方も沢山いますが、なかなか潜れない時が腕の見せ所ですよね。
初めてでストレスのある体験ダイビングの方を短い時間で安心して楽しんでもらう。恐怖心を取り除く、リラックスしてもらうコツ。
それはまず自分が落ち着くことです。
沖縄の離島にいたので、シーズン中の体験ダイビングはほぼ毎日。
ファンダイバー休憩中の1時間半くらいでウエットスーツを合わせて着替え、説明、移動、ダイビング、帰着まで!
複数名の体験ダイバーがいるときは1対1で潜降して、水底で1対2。
自分は浮上してまた潜降。息も上がってます。だって重たいもんね〜
ファンダイバーよりウエイトをたくさん付けていないと潜れない体験ダイバー。
でも、息切れしながら「リラックスしてくださいね〜」と言われても、落ち着けないですよね
まずはしっかりと自分の浮力確保をして、呼吸を整え
「私に任せてください」と安心感を感じ取ってもらいましょう。
身長小さめな私が大きめの男性2名を連れて泳ぐのは頭痛になるほどの水の抵抗とパワーが必要でした。泳いでるのも辛いけど、止まるのも大変。
いかに自分が楽に進めるかは事前に行うブリーフィングが重要でした。
体験ダイビングの神ブリーフィングについてはまた改めて
今日はまず自分のメンタルが相手に伝わる。
落ちつて欲しい時は自分が呼吸を整えて相手の呼吸をリラックスできるように「待つ」姿勢を見せます。
もうみんな行っちゃった!とか急かすような言動はしないで、本人のペースを尊重します。
でもここでインストラクターの技量も重要です。
ストレス(不快感)をどんどん取り除く必要があるので、マスクに水が入っていないか?顔を見る。
「呼吸が苦しい」と感じるのはだいたい吸いすぎ。
吐くことだけに集中するように伝えます。吐けば自然に吸うけど、吐くことは意識しないと吸い気味になります。
呼吸が落ち着いたら、潜る時はとにかく顔を見てアイコンタクトをとってみてください。
耳抜きも痛くなければOKと伝えておくこと、水の中なので違和感はOKですと。
耳抜きができない場合は浅い水深を泳ぎながら慣れていくのもいいかもしれません。水深に注意しながら恐怖心から耳が抜けていないと思い込んでいる場合もあります。
「大丈夫、できていますよ〜」とスレートに書いて伝えることもありました。
潮流があるがある場合はどんどん流されるから、潜降ロープも使いましょう!
最後に自分が楽しむこと!
この体験ダイビングが楽しかったら水中世界を知ってダイバーになる人もいるかもしれません。
友人に旅先の沖縄での体験ダイビングの話をするかもしれません
人生で初めての体験を「楽しかった」にできるのは一緒に潜ったイントラだけ。
ダイビングが大好きでイントラになたのに「ダイビングが楽しくなかった」とか恐怖体験化されるのは悲しいですよね。
体験ダイバーのチャレンジと思い出をより盛り上げられる。そんな気持ちで向き合うと1ランクUPできるかと思います。
日々の業務化してしまうのもわかります。
私も8月に台風が1つも来なくて休みが1日だった時、きっとそんな余裕はなかったと思います。「もういい加減に休みたい〜〜〜」って顔だったかもしれません。覚えてないけど
自分の体調管理も含め、プロとして気を張らないといけないことも多いですが、楽しくこれからも頑張りましょう
直属の先輩には聞きづらいけど、教えて欲しいことがあればお気軽に聞いてくださいね!
わかることならお伝えしていきたいと思います
ではまた〜