三井記念美術館のお雛様を見に行ったら、「このチケット提示で岩崎家のお雛様展、チケット代から300円お引きします」という趣旨の掲示が。
はじめ、文京区の岩崎邸に飾られてるのかと勘違いしてたんです。
丸の内は明治生命館内の静嘉堂@丸の内美術館でした。
皇居のお濠沿いに、帝劇の先にとことこ歩いて行ったとこだったんですね〜。
静嘉堂@丸の内の入り口わかってなくて、明治生命館の入口から入ってしまい、オロオロウロウロしてしまいました。
無事に見れて良かったです。
このたびの展示は、岩崎小弥太氏が奥様の孝子さまのために特注して作らせたものなのだとか。完成まで3年…って、びっくりです。
展示、まずはお道具からでした。
説明書きに「小さいものは可愛い」みたいなこと書いてあったんですが、今回飾られていたお雛様はちょっと大振り。それに合わせてお道具たちも「でかっ。」という印象でした
今年はぐるっとパスが切っ掛けでお雛様をいつもより見たので、そのせいですね。
ホルダーにさした槍だか薙刀?!
お雛様のお道具では初めて見た!!
からの楽器も、打楽器も?!
五人囃子のをこっちに置いた訳ではなさそう。
小さいサイズの三味線?と思ったら胡弓なんだとこ。
貝合わせの貝もたくさん。
これ、老眼になった職人さんじゃ作れないですよね。
ミニ硯が可愛い。
確かに小さいものは可愛いです。
箪笥が〜ゴージャス〜
いやこれ、すっごいですよね。
ちょうどNHKの漆工芸さんの番組見ながら書いてるんですけど、この美しさってことは、工程数は本物と変わらないのかもって話で…。
ところでこのお雛様、第二次世界大戦後は散逸していたものを、京都の収集家の方が一つ一つ買い集めて再びこの揃いにしたものなのだそうです。(↓からの受け売り)
お雛様は第二室に。
今回展示のお雛様は幼形のお雛様。
制作は三井記念美術館のお雛様にも多かった丸平大木人形店です。
人がいて正面から撮れなかったのですが、その分お雛様の後ろの方が収められて良かったかも。
冠が凄いですよね。これは、実際に頭に載せられるのかしら。
三人官女。
五人囃子は、セットの中の唯一武士の衣装なのだとか。
打楽器の人形は上衣を上だけ脱ぐ形にしてるんですね。実際そういう形で演奏することがあったのでしょうか。
仕丁。
こちらは持ち物が失われてるかな?
随身なんですが、実はこの、桜の木が見事だったんです!
上手く撮れなかった!
随身ふたりは口の形が阿吽になっているのだとか。
同じお部屋にめちゃくちゃ大きいこのコが。
下の方まで異なる模様が細かく彩色されていて、いつまでも見ていて飽きませんでした。
続きます。