大好きな建物にいつの間にかカフェが開業していた話 | すずwinterのブログ

すずwinterのブログ

ミュージカルとドラマが好き。

大好きな人たち

井上芳雄さん
浦井健治さん
山崎育三郎さん

朝夏まなとさん

チャン・グンソクさん

ある時、子どもたちが習い事で通うビルのそばに出来た、不思議な建物。

ずっとその建物が、気になって気になって、そして心惹かれていました。

これは、その習い事のビルの非常階段から見た建物。
屋上が奇妙な曲線の組み合わせになっているのがわかるでしょうか?

地上に降りて、横からこの建物を見ると、中庭が「こちらにおいで」と手招きしているような気がするのです。
でも、中庭に入っても、そこにはいくつかの何やら誘うような、でも入り難い入り口があるだけで、やっぱり不思議でたまらない気持ちだけが置いてけぼりになっていたのでした。


上を見上げると、「空の形のクセがスゴイんじゃ〜」




やがて、地上階にやさしい味のカフェや、素朴な風合いの雑貨屋さんが出来て、入ってみたいという気持ちは叶えられたけれど。

何だか本当の秘密は明かしてもらえていないような気分のまま、2年ほど前を最後に、その習い事のビルを訪ねる機会はなくなり、この不思議な建物を探索することも、なくなったのでした。

それが、先月のこと、どうしようもなく股関節を傷めて家人の勧める整形外科に行った帰り。
痛みの原因が判明し、温熱療法でぐっと楽になって、ふわふわと浮揚した気分のまま通りかかった、あの不思議な建物の中庭。

入ったことのないアパートメントに、新しくカフェが開店してたのです。


もう、開店して半年以上経っていたなんて!

ネットで検索すると、以前はそれがどんな由来の建物なのか、いまひとつ掴めなかったのが、今は何だかいろいろ見えて来たのです。


カフェの素敵な動画を上げている方もいて。

(↓音に注意)


っていうか、随分前にも中の様子をYou Tubeに上げた人のいた事も見つけ…。
https://youtu.be/hzme117T4_M 

そうそう、何かで本屋さんがあるらしいことに気づいて、行ってみたらその本屋さんはもうなくなってしまっていたんでしたショボーン

そこら辺でやーっと、独特な設計をする建築士さんの作品として、建築士さんのお名前を記憶に留めることが出来て…。

そしたら、最近読み始めたブログのブログ主さんが、その人の設計した住宅について言及されてて、そこでまたまたやーっと!その建築士さんが、毎週見ている番組にも作品が紹介されていた著名な方だと認識したのでした。

まじかーガーン


ちなみにカフェ、ここなんかはゆったりしたスペース感なんですが、
ひとつながりの空間の中でも、
ここは、ほっそい隠れ家スペース。
向こう側に見える屋上庭園も、このカフェのアパートメントの一部。

屋上庭園から↑のテーブル部分を見るとこんな感じ。
あちこちにさり気なく本がポンと置いてあって、棚に並んでいたら出合わなかった本たちに出会える仕掛けが。


別の日。
ここもちょっと隠れた感じの一角。

窓が大きいので開放感があるのですが、アパートメント内は同じ空間にいるのに、互いに見えない仕掛けが面白いです。

本を寄贈しても良いという話だったので、是非いろんな人と見る楽しさを共有したかった本を寄贈させてもらいました。

ルネサンス期のイタリア人アゴスティーノ・ラメッリ 

という人の考案した様々な仕掛けを、イラスト入りで解説した本。

水力で作り物の鳥がピコピコ動く装飾とか。

攻城の時、濠に素早く橋を掛ける工作物とか。!

歯車がいっぱいぐるぐるしてて、なんかテンションがあがる照れ

電気も重機もない時代でも、いろいろなものを、作ろうと思えば作れたんだ!びっくりと。

水の汲み上げなんかの、平和時用の機械も種々載ってますが、軍事利用目的の機械のアイディアも多彩に。就職先見つけるには必須だったのでしょうか。実際に作られた仕掛けはどのくらいあるのか、興味あります。