ある時、子どもたちが習い事で通うビルのそばに出来た、不思議な建物。
ずっとその建物が、気になって気になって、そして心惹かれていました。
地上に降りて、横からこの建物を見ると、中庭が「こちらにおいで」と手招きしているような気がするのです。
やがて、地上階にやさしい味のカフェや、素朴な風合いの雑貨屋さんが出来て、入ってみたいという気持ちは叶えられたけれど。
何だか本当の秘密は明かしてもらえていないような気分のまま、2年ほど前を最後に、その習い事のビルを訪ねる機会はなくなり、この不思議な建物を探索することも、なくなったのでした。
それが、先月のこと、どうしようもなく股関節を傷めて家人の勧める整形外科に行った帰り。
痛みの原因が判明し、温熱療法でぐっと楽になって、ふわふわと浮揚した気分のまま通りかかった、あの不思議な建物の中庭。
入ったことのないアパートメントに、新しくカフェが開店してたのです。
もう、開店して半年以上経っていたなんて!
ネットで検索すると、以前はそれがどんな由来の建物なのか、いまひとつ掴めなかったのが、今は何だかいろいろ見えて来たのです。
カフェの素敵な動画を上げている方もいて。
(↓音に注意)
https://youtu.be/hzme117T4_M そうそう、何かで本屋さんがあるらしいことに気づいて、行ってみたらその本屋さんはもうなくなってしまっていたんでした
そこら辺でやーっと、独特な設計をする建築士さんの作品として、建築士さんのお名前を記憶に留めることが出来て…。
窓が大きいので開放感があるのですが、アパートメント内は同じ空間にいるのに、互いに見えない仕掛けが面白いです。
本を寄贈しても良いという話だったので、是非いろんな人と見る楽しさを共有したかった本を寄贈させてもらいました。
歯車がいっぱいぐるぐるしてて、なんかテンションがあがる
電気も重機もない時代でも、いろいろなものを、作ろうと思えば作れたんだ!と。
水の汲み上げなんかの、平和時用の機械も種々載ってますが、軍事利用目的の機械のアイディアも多彩に。就職先見つけるには必須だったのでしょうか。実際に作られた仕掛けはどのくらいあるのか、興味あります。