現代版におつきあいいただき
ありがとうございます
 
今回現代版のイムジャにも
たくさんリクをいただき
うれしく思いました
ありがとうございました
 
 

 

 

 

まずは俳優と女医

次は軍人と女医

どんな恋になるのかな? 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

「海を越えて」


彼   チェヨンが韓国で
有名な俳優だってことは
ウンスはもちろん知っていた

ドラマのロケで日本に来て
胸の痛みで韓国語のわかる

ウンスの勤め先の
救急外来へ運ばれてきて
ウンスが担当医になった

緊張の毎日に加え
違う環境によるストレス性



大丈夫ですよ
ちょっと忙し過ぎるみたい
俳優だからって無理しちゃ
駄目よ


優しい口調の女医
ウンスの笑顔に
チェヨンの瞳が揺れた

お礼に食事でも?
なんて今時下手な誘い文句だよな
チェヨンは逡巡し
かつてのドラマのセリフを思い出し
ウンスに告げた


先生に懸想しました
恋い慕うております


え?なに?


先生に一目惚れ
どうやら恋をしたようだ
くどくど回りくどいことは
苦手です
俺の信条は正面突破ですから


綺麗な顔立ちのチェヨンが
照れることなく
まっすぐに甘く囁くように
ウンスに告白する

そうして

一瞬で二人は恋に落ちていった

韓国の俳優と日本で勤務する医者
職種も違うし接点もない

互いの気持ちしか信じるものはない


ウンスを決して離さない
ずっと愛してる
幸せにするから



私も
ずっと愛してるわ  

チェヨン

二人で幸せになりたい

 


海を越えた二人の恋は
その海以上に深く結ばれること

だろう

 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 

「会いたくて」


明日だっけ?
チェヨンが帰ってくるのは?


ウンスは
患者のいない診察室でぼんやり
考えた
チェヨンは国を護る軍人で
医者のウンスとはすれ違いの
日が多い
しばらく前から軍の遠征に出たまま
連絡もつかない

そろそろ夕方
ウンスは診察を終え
帰宅する時間だ

一人で家にいるのは寂しいし
かといって
トギと遊ぶにも夜遊びは
チェヨンが嫌がる
どうしようかと思っていたら
フォンとLINEの着信


イムジャ 窓の外
見てみろ


ん?
診察室から覗くと
チェヨンが
愛車の前に立っていた


どうしたの?
帰り明日じゃないの?


フォン・・・
びっくりマークのLINEを送信
すぐに返事が返って来た


ウンスに会いたくて

ただ会いたくて
飛んできた


フォン・・・
戻ってくるLINE


ウンスは診察室から走り出しす


待ってて
すぐ行くから


チェヨンは愛車の前で
腕を広げて待っていた

なだれ込むように抱きつくと
チェヨンがぎゅっと

抱きしめてくれた


怪我
してない?
病気は?
隊のみんなは大丈夫?
テマンさんとかトクマンさんとか?


まったく心配症だなあ
ああ 大丈夫だ
ただいま イムジャ


おかえり
おかえり
愛しいチェヨン
会いたかったわ
待っていたのよ


待っていてくれる人がいるから
辛い訓練にも耐えられる
ウンスは俺の力だ


チェヨンが言った


私だって 頑張れるのは
チェヨンが頑張っていると

思うからよ


夕暮れ時 
手をつなぐ二人の影が並んで
揺れた

 


 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 

ではここからは

ストーリー仕立てで参りましょう

 

現代版の

皆様のリクエストを加筆して

一つのお話に仕上げました

うまく繋がるかしら?

 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 

 

「チェヨンが恋をして」

 

 

〜押しの一手〜

4つ年下のチェヨンは
とにかく押しが強くて

会うたびにドキドキする

裏切られることが怖くて
人から距離を置いていたウンスの
心をガンガン揺さぶっていく


あんたから目が離せない
俺の心を奪っておいて
ウンスは知らんぷりか?

だって私は年上だし
家柄だって違いすぎるもの

それに好きになった男の人に
裏切られるのは嫌なの
だから
もう私に構わないで
 

裏切ることなんかするわけ

ないだろ
俺はウンスのそばにいたい
ただそれだけだ

 

あなたはまだ若いわ

私の心に踏み込んで来ないで

 

そんなことできるか?

年なんて関係ない

俺にとってはただ一人の女だ

まっすぐな瞳がウンスを

見つめた

チェヨンでも私は

ゆっくりでいいから
俺を好きになって
もっと近づきたいんだ
もっと知りたいし
大切にしたいから

不意に抱きしめられた腕の中は
暖かく気持ちが安らいだ

 


心   預けていいの?
 

ああ 預かった

 


チェヨンの瞳が優しく見つめる
どうしよう
私も恋に落ちてしまいそう

 

 

 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

 

 

〜誕生日〜



「今日はうちに来て」

チェヨンが言った

つき合い始めてまだ日が浅い

繋いで歩く手が照れくさい

大学の帰り道
銀杏並木が金色に輝いて

見えた



ねぇ?今日が私の誕生日だって
知ってて誘ってるの?
ウンスは心の中で

チェヨンの横顔に問う

 

初めて訪れるチェヨンの家は
高級アパートの最上階   

見晴らしがすごくよくて

漢江まで見渡せそうだ


部屋のテーブルには

大きなバースディケーキ

誕生日のプレートが乗っていた
薔薇の花がたくさん飾られて

甘い香りがあたりに漂い

二人だけの誕生日パーティが

始まる


窓からは夕陽が綺麗に見えた



夕陽を浴びたウンス
すごくきれいだ



窓辺にいたウンスを
後ろから抱きしめてチェヨンが

言った



誕生日  おめでとう
この夕陽  ウンスにどうしても

見せたかった
プレゼントしたかったんだ

これからも毎年

ウンスの誕生日をお祝いしたい

ウンスや
手を貸して



チェヨンはポケットから取り出した
かわいいアメジストがついた
金色の指輪を

ウンスの左手の薬指にそっとはめた



虫除けのおまじない

やっとできた
ウンスは俺の恋人だから

他の奴らにわかり易く

しとかなきゃな

 


はにかむチェヨンが
愛し過ぎた
指輪よりもキラキラ光る
チェヨンの瞳に自分の顔が

映っている

 

 

愛してる チェヨン

あなたのウンスになりたい

 

 

 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

 

 

〜新婚旅行〜



チェジュ島に向かう飛行機の中
窓側に座る私に
窓を覗き込むふりして
チェヨンの唇が頬に触れる

 


もう ヨンたら



新婚旅行楽しみだな

 


耳元で囁く声が甘い
恥ずかしくて俯いて頷いた

 

学生時代からの付き合いで

いろんなことがあったけど

初めて二人で過ごした誕生日に

ずっと一緒に生きて行こうと

そう誓い

それが現実になった今

 

ウンスの他には何もいらない

チェヨンさえいればいい

 

甘い新婚旅行に旅立って

二人は機上

目的地はチェジュ島

 

そして
今夜は初夜
そう思っただけで

ウンスは頬がかあっと熱くなる

彼は少し嫌がったけど
強引に頼み込んだ
お揃いの白いシャツを着た
彼は白がよく似合う
白衣だってものすごく似合うし
私がいても他の女の人から

アプローチされる人気者
だから この人私のものですって
わかるように
今時ペアルック・・・

 


やっぱり 揃えてよかった


ぼそりとチェヨンが言った


服?


ああ ウンスが綺麗だから
他の男が寄ってくる
ペアルックなら俺が連れだと
すぐわかるだろ?


うふふ
嫌がってたくせに
 

 

そうだったか?

と とぼけるチェヨンが

話題を変えた

 


着いたらマリンスポーツ

楽しみだな ウンスの・・・
いや  やっぱりだめだ


どうして?


水着 他の奴に見せられない


誰も見ないわよ

心配性ね

 

 

いいや 

他の男に見せてやるもんか

 

 

うふふ 困ったさんね
じゃあ テディベアミュージアムは?
昔見たドラマのロケ地だった

一度行ってみたかったの
 

 

それはいいな
ウンスに似た
かわいい子クマがいるかもな


あなたが描いた

こぐまのタン?
うふふ
ねえ アワビも食べたい
お刺身にアワビ粥に
アワビの肝もいいな〜
 

 

ウンス・・・

 

 

チェヨンはにやっと笑って

言葉を続けた

 


そんなに精つけて
何する気だ



やだ からかわないで
チェヨンの意地悪


 

真っ赤になったウンスが

可愛くて 早く夜になれと

願うチェヨンだった
新婚旅行は始まったばかり
二人の未来の第一歩

 

 

 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

 

 

〜恋人夫婦〜


楽しかった新婚旅行

想いで一杯抱えて 

ソウルに戻って来て早々
夫婦になって初めて迎えた

チェヨンの病院の創立パーティ

ウンスはいつも以上に念入りに
お化粧をして
綺麗なピンクの口紅をひいた
パーティドレスは鮮やかな
ウダルチブルーで
胸元が広く開いている

チェヨンは綺麗なウンスに
息をのみ  照れたように
微笑んだ

 


他の奴に見せたくないな

仕舞っておきたい



パーティ会場は豪華なホテルの
一室でたくさんのお客様で

溢れていた

その中を腕を組んで歩くと
まわりからため息が漏れた

なんだか絵を見てるみたいに
美しいわ 美男美女ね
誰かが言った

 

そう言われて悪い気はしない


チェヨンはと言うと

周りの騒音など気にもせず

せっせとウンスの口に
料理を運びながら頬にチュ
手を取りながら手の甲にチュ
恥ずかしそうなウンスが

可愛くて

一時も離せず 肩を抱く

ほろ酔い気分で家に帰り
ここからは二人だけの二次会

結婚しても
いつまでたっても恋人でいたいわ

ウンスが呟いた

ああ  いつまでも
ウンスは俺の恋人だ
今日はあんまり綺麗で
また惚れ直したぞ

チェヨンの笑顔に
また惚れ直すウンスだった

 

 

チェヨンが恋をして〜

 

 

二人の明日はこれからも

続いて行く

 


 

 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

 

 

リクエストいただいた

イムジャ企画をお届け

いたしました

 

おつき合いいただき

ありがとうございました

 

次回は現代版の二人を

お届け出来ますように・・・

 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 

鳥取で大きな地震です

皆様 大丈夫ですか?

どうぞ安寧にお過ごし

頂けますように

 

 

 

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