まだ寝息が少し酒臭い


甘えん坊


小さく呟いてから
ウンスはくすっと笑った

朝の澄んだ空気に
入れ替えようと

チェヨンの頬に口づけて
重たいお腹をよいしょと
持ち上げ

ウンスはゆっくりと
起き上がった

まだからだのあちらこちらが
重だるいが
みぃは元気に動いていた


おはよう みぃ
昨日はよく眠れたかしら?


みぃが返事をするように
ウンスのお腹をぽんと蹴った

チェヨンはまだ寝ている
子どもみたいに駄々をこねて
ウンスを離さなかった
昨夜のチェヨン
安心したようなかわいい寝顔に
愛しさがあふれる


窓を開けると
空はどんよりと曇っていた
ひゅーと風が入って来る

寝衣を肩に羽織っただけの
ウンスにはひやりと感じた


寒くはないか?


寝台から心配そうな
優しい声がかかる


振り向くとチェヨンがこちらを
見つめていた


うん 大丈夫
それより 二日酔いは?
まだ酔ってない?


いや 大丈夫だ
今朝は目覚めもいい


そお? よかった


ウンスが微笑む


あれからどうした?
不覚にも眠ってしまったが


うふふ 
子どもみたいな寝顔 
久しぶりに見たわ


幸せそうに言った


大丈夫よ 
ちゃんとみんなには
挨拶してパーティを終えたから
ふふっ
衣がしわしわで 何やってたか
丸わかりな気がして
恥ずかしかったけど
暗くてきっとわからなかったと
思うし・・・ね


ウンスはにこっと笑って言った


そうか


うん 
ヨンファもキムさんも
幸せそうに
屋敷に帰っていったし
ポムとチュンソクさんも
仲良かったし・・・
みんな楽しそうでよかったわ


イムジャの手柄だな


違うわよ
みんながヨンファを
祝福したから
温かいパーティになったのよ


そうか・・・
かも知れんな


チェヨンは寝台の上に
起き上がり
ふぅとため息をついた


頭 痛いんじゃないの?


少し重いかな?


あとで よく効く煎じ薬を
飲んでね


ああ


いい パーティだったわ
それに いい夜だった


ウンスはチェヨンの隣に
戻ると寝台に腰掛けた


ヨン


甘えるように
チェヨンのからだに
もたれかかる


ウンス・・・


抱きとめたチェヨンの
息がウンスの唇をくすぐった


優しい朝だった


*******


『今日よりも明日もっと』
無邪気な寝顔を見ていたい
私しか知らない あなたの顔









☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


おはようございます

突風 豪雨と
被害が相次いでいますが
今度は台風が二つ ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

どうか何事もなく
過ぎ去りますように・・・
皆様 お気をつけ下さいね



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