当分   
ウネにからかわれるな


チェヨンがまた言った
しかも弾んだ声で

ポムに
初めて結ばれた
夜のことを聞かれて

つい   ムキになって

幸せだったと
今もいっつも幸せだと
みんなに言った

それがウネを通して
チェヨンの耳に入った

怒られるかな?
不機嫌になるかも?
閨の話を人にするなんて

それが予想に反して
しごくご満悦で
昨夜から   
布団の中に潜り込んでは 
人のからだに悪戯をして
また浮上しては
口づけを繰り返す
そして   


そうか   イムジャは
そんなに幸せか


うれしそうに笑っている
もう本当に子どもみたい


昨日夕刻に一緒に
王宮から戻り
ヘジャが呆気にとられる
くらいの
猛スピードで
夕餉も湯浴みも
とっとと済ませた

否   済ませられた?

チェヨンに手を引かれ
それからずっと
閨にこもって
チェヨンの腕の中にいる


ねえ
いくらなんでも
限度があるでしょう?
お腹にはみぃも
いるんだし
少しは自重ってこと
ないの?


ない!


きっぱり言った


イムジャ
俺はイムジャが
その気になるまで
あの時
根気強く待ったよな


ええ   そうよ
大事にされているのが
わかって  とっても
うれしかったわ


ゆえに




あの時   我慢はすべて
使い果たした


はあ?


よって
この先   俺に
我慢は期待するな


ずるりとこけた

いやいや
実際にこけてはいないが
気持ち的に  ずるっとこけた

まったくしょうがない人と
言う呆れた思いと
そんなに欲してくれるのか
と言う面映ゆい
愛しい気持ちが
入り混じる

全力でいつも
愛してくれるチェヨン

ウンス胸のうえに
顔を乗せ  悪戯っ子みたいな
わくわくした顔をしている
チェヨンをからだで
受け止めながら
なんだかウンスまで
くすくすと
笑いが止まらなかった


もう   馬鹿


抜けるような青空が
広がる夏の朝
白い雲がふわふわと
流れている

やっぱり
幸せな朝だった


*******


『今日よりも明日もっと』
いろんな物語を経て
今のあなたと私がいるの




☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


昨日は「恋慕」に
おつきあいいただき
ありがとうございました

土曜日のアクセス数が
自己記録更新!と思って
驚いておりましたら
昨日のアクセス数が
あまりに凄すぎ!
ハンパない数でした
:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
きっと二度とない←きっぱり!
いい記念になりました

昨日のコメントにも
前の作品を読み返しました
たくさん
いただきましたので
そのおかげではないかと?

皆様にたくさん
お話をお読みいただき
いいねやポチッとを
していただき
本当にありがとうございます

拙いなりに  haruが
書き続ける励みになって
おります
心より感謝申し上げます


また一週間が始まりましたね
毎日  暑い!  ( ̄_ ̄ i)

お盆休みの方も
そうでない方も
どうか  安寧にお過ごし
くださいませ