また朝が来て
一日が始まる・・・

目の前にはまだ夢の中にいる
イムジャ

俺は起こさぬように
気をつけながら
そっとイムジャに口づける

イムジャの寝息が
唇の上を滑り こそばゆい

イムジャは毎朝こうして
俺が おはようのかわりに
口づけていることに
気がついているだろうか

イムジャの喉のくぼみに
昨日の跡を見つけた

叔母上に見つかると
また小言が増えそうだ
そう思うと自然に
ふっと笑いが漏れた


イムジャがゆっくり目を開けて
どうしたの?と言う表情で
俺を見る

いま 笑わなかった?
どおしたの?

そう言いながら 
すり寄ってくる

そのイムジャの
柔らかい頬に頬ずりし

今日も一日
無事に過ぎるようにと祈る

俺は高麗の武士
いつ何がおこるかわからぬ
だが 今はこの命が
惜しゅうてならん
イムジャ一人を残しては
死ねぬ
そんな思いを抱く
自分に苦笑した・・・



イムジャ 今日は互いに非番ゆえ
たまにはどこかに出かけてみるか
どこか行きたいところはあるか?

ほんとう?

イムジャの弾むような声が響く

どこに行こう?
外は寒いからピクニックって
わけにはいかないし
ヨンは温泉嫌いだから
露天風呂って訳にもいかないし
う~ん

と真剣に悩む顔が愛らしい

俺は風呂が嫌いな訳ではなく
あの混浴に
イムジャが入ることが
我慢できないだけだ と
心うちで思ったが
イムジャには
教えてはやらぬ

俺が嫌いなことにしておけば
イムジャが無理を言わぬことを
俺は知っているから・・・


とりあえず 起きよ
朝ご飯食べながら考える


そう言うとイムジャは
するりと俺の腕から抜け出した



*******



『今日よりも明日もっと』
穏やかな朝を迎えたい・・・



゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


「縁起」の際に頂いたリクエストを
 織り交ぜながら
「恋慕」を短編でお届けします

長編の新テーマと言う訳
ではありませんが
当初予定していた
「甘いとき」に入れずに
テーマを独立させて綴ってみることに
しました

ふたりの日常を
ちょっと覗き見しちゃおうかな 
という 思いつきです (〃∇〃)

ベタ甘になりそうで大丈夫かしら?
と心配なharuです σ(^_^;)
胸焼けしたら こっそり教えてください

もし「こんなふたりを見てみたいよ」
というリクエストがあれば 
お知らせくだいね
書けるかどうかわかりませんが
頭をひねってみたいと思います

お楽しみいただけるとうれしいです


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


アメンバー様にお知らせです

「火急の用」今朝までに頂いた分は
すべて完了しております
ご確認下さいね・・・(。-人-。)

また たくさんのメッセージ コメ
ありがとうございました
すべて haruの宝物です
本当に本当に感謝の気持ちで一杯です


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