天界からやって来た天女は
妻という名にかわり
俺のもとに 舞い降りた


*******


王妃様の心づくしの披露の宴

美しい舞姫や
きらびやかな装飾が
参列者の心を捉えている


だが俺は隣で
ぱくぱく口を動かして
ここぞとばかりにご馳走を
頬張る 我が妻にばかり
どうしても目がいく

欲張ったその頬が
ぷっくりとふくれて
拗ねた時とはまた違い
あどけなくてかわいい

くりくりした目が
俺に微笑むと
そのたびに胸の奥が
ぎゅーっとなって
この気持ちが
「きゅんとする」
ことなのかと思い知る

ならば俺はイムジャに
出会ってからずっと
きゅんとしっぱなしではないか


これからは毎日
手を伸ばせばそこに
イムジャがいる・・・
声をかければ応えてくれる

その肌に触れ
その手を握り
その口に口づけ

ともに笑い
ともに泣き
ともに寂しさをわけあって
時を重ねていける・・・

振り返れば誰かとともに
生きていくことなど
考えられぬ日々を送って来た

なれど いまは
一日でも いや 一秒でも
イムジャとともに
生きていきたい


戦が続く高麗の時代
ふたりを待ち受けている日々が
穏やかな毎日とは限らない

この先 俺たちを
待ち受けている道が
たとえどんな道だったとしても
イムジャとならば 歩いていける
俺はそう信じている



イムジャがいるだけで
俺は幸せだ・・・



*******


『今日よりも明日もっと』
・・・愛をかさねていく・・(終)



゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

サイドストーリーに
おつき合いいただき
ありがとうございました


いただいたリクエストで「縁起」に
収まらなかったお話は 
テーマ「甘いとき」で書いてみたいと
考えています

かなりの長編になりました・・・
たくさんヨンでいただいて
ありがとうございました

リクエスト コメ メッセージを
いただきありがとうございました
 

読んでくださった
おひとり おひとりに
感謝の気持ちをこめて・・haru


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