そんな見出しを書いたら
当たり前じゃん
と叱られてしまうだろう
実際にこれまでに何度か地方の自治体の方々と仕事をしてきたが、
生まれ育った我が町の産業が衰退していくのは、堪え兼ねる
だから
B級グルメを作ってみたり、
ゆるキャラを作ってみたり、
町のイベントを広報したり、
様々な取り組みを補助金をつかって行なっている自治体は多い
そしてその効果が発揮された自治体も多い
僕もそんな自治体とのご縁で地域産業の活性化に取り組んで成果に立ち会うことができたけれど、
そういう自治体は事業者それぞれの役割を理解していて、彼らと積極的に関わり引き摺り成果に結び付けていた
僕はこれまで自治体と関わらせていただいたご縁と成果を活かして
ある町の活性化に協力したいと自治体に相談したことがある
そこはその申し出を歓迎してくれて、地場産業や新たに開発しようと取り組んでいる物産の資料などを送ってくれた
そしてさらに地元の商工会や商店会を紹介してくれた
僕は早速自治体からの紹介で連絡したことを伝えて担当者と会話する機会をもらった
でも実際に彼らと話をして間もなく温度差を感じた
彼らは年間を通して予定しているイベントと、
ずっと昔からやっている商店街ポイントカードの集計や商店会の運営事務局の仕事が、そもそも自分が経営する店の運営に乗っかってくるため、これ以上新たなことをやることに意欲が湧かないのだという
人口が減って、町に活気がなくなり店の経営がしんどくなった彼らは
子供には継がせない、継がせられない
これに自治体が町を活気づけるために、また店の自助努力を促すために地方創生などの資金を引っ張って、交付金の活用を持ちかけてもやりたがらないし、一過性のものに付き合えない
こういう意見を聞いたときに、あるところでは合点が行ってしまっている自分がいた
でも、それは自分たちでエンドロールをまいて、子供たちには
勝手にしてくれ
と突き放すような感じもして、同時にやるせない想いにもなった
子供の頃の無限に輝いていた思い出を故郷に持つ人たちは、人口が減少して活気がなくなりつつある現実を見て、そこに住まい事業を営む人の諦めに似た意見を聞いたらどう思うか
無責任だとか、ウザいとか思われるも知れないけれど
やはり僕は自治体の人たちと同じようにあの手この手を必死で考えていきたい
さぁ、町おこしを楽しもう