先日テレビで「お金持ちさんと貧乏さん」みたいなタイトルの番組を見た。
その中に大学の予備校講師で、年収7千万という男性が出演していて、豪華な生活ぶりが紹介されていた。
その人の収入源は大学受験のための問題集執筆とネットで授業をし、授業料を貰うという2本柱。
受験本を執筆する時は、一流ホテルのスイートに連泊し、夜遊ぶ時はドンペリを数本明け、ダイナースカードのブラックで支払うという、豪快な生活が紹介されていた。
年収7千万という事は、税金を払って残るのは、4千万弱。
12ヶ月で割ると、月々300万位が使えるという事になるな~とTVを見ながら見ていた。
月々300万あれば、それなりの贅沢な暮らしは出来るが、彼の使いっぷりから見て、貯金はあまり出来ないだろうな~と思った。
お金の使い方は人それぞれの自由で、貯金が好きな人がいれば、宵越しのお金は持たないという人もいて、各自の自由だと思う。
で、貧乏さんだけど、彼も大学の受験の為の学習塾をやっているが、住宅街の中の分かりにくい一軒家で塾をやっていて、年収300万円台との事。
貧乏さんは京都大学を卒業し、塾を始めた訳だが、人に勉強を教える事が大好きで、お金儲けは2の次という風に見えた。
彼が教えた生徒は、東京大学を始め京大や難関大学の合格率90%以上で、TVでその様に紹介されたならば、これから彼の元には、難関大学に合格したい若者とその母親が殺到し、きっとこれから彼も金持ちさんになるんだろう。
私は両者を見ていて、人に勉強を教える事が生きがいで、お金儲けや物質に頓着しない貧乏さんに共感を持った。
私も若い頃は物欲が人並みにあり、ブランドの服や靴やバックに憧れを持ったが、歳を重ねると物質は物質にしかすぎないと感じる様になった。
物質より大切な物が、この世にはあり、友人や、家族、健康な体等々。
還暦を過ぎ、毎日が何事もなく、平安な心で日々を過ごせる事が、私には大事な事だと感じる様になってきた。
こういう風に思うって、私は枯れてきたって事なのかしら
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