私は子どもの頃、両親以外の大人が苦手でした。
なぜなら大人は「本当の気持ちを言わないから」
【例1 親戚のおばさん】
祖母の家。
・大人は、ものすごく気にしていても「全然気にしていない」と言う。
【例2 友達のお父さん】
当時 隣に住んでいた幼馴染みの家に遊びに行ったとき。
その日は昼出勤だったおじさんに、折り紙で作った「たばこセット」をプレゼント。
・大人は時々、嬉しくなくても嬉しいふりをする。
【例3 幼稚園の先生】
色画用紙でそれぞれ好きな動物を制作。
・大人は、本当は丸いと思っていても「丸くない」と言ったりする。
「大人は本当の気持ちを言わないんだ」と幼心に気づいてから、大人が本当は何を考えているのかが分からず、それ以来大人とうまく話せなくなりました。
しかし…
幼稚園の集まり。ボスっぽい風格が漂うママさんと世間話。
自分も大人になってみて分かったことがあります。
正直、犬としてみんな同じくらい可愛いんですけど… しいて言うなら左上…?
一か八か当てにいかなくてよかった。
きっと世の中の大人達が、誰彼かまわず本音ばかりをぶつけていたら そこらじゅうで争いが起き、子ども達は傷つきすすり泣く…。
大人が本当の気持ちをわざわざ言わないのは、人間関係を円滑にすすめる為に身につけた「生きる術」だったのだと気づきました。
やめて…。あの頃の私のような真っ直ぐな瞳で見つめないで…。見抜かないで…。
大人になるのもけっこう切ない その1↓
その2↓