補色、中差色相、どちらかは聞いたことがあると思います。


今回はそれが何なのか、どのようにして使うのかについてお話ししていきます。


まずこれを覚えていますか?

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中学の美術などで習った方も多いと思います。

これを色相環と言います。


公式⑥ 色相環を使いこなせ


まずはこれらの色の位置関係を覚えてください。
(赤、黄、緑、青、紫の位置を覚えればいいです)
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どの色とどの色が何度の位置にあるかを言えるようにすれば大丈夫です。


補色や中差色相というものは、この角度によって決まるものです。


それぞれ補色は約180°、中差色相は約90°の関係にあるものです。

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例えば青の補色はオレンジ、中差色相は緑と赤紫など、、、



補色とは反対色とよく言われますが、色彩理論の中では正反対の性質をもち、お互いの色がバランスよく引き立て合う関係になります。



しかし同じ彩度、明度の補色同士をくっつけても2つの色がけんかしてしまいます。



そこで、どちらかの彩度か明度を下げたり、間に違う色をはさんでみると上手く調和してくれます。




下の画像は、オレンジのシャツに補色関係の暗いブルーのパンツを合わせたものです。

さらにシャツと同じ色相のサンダルで暗いブルーをサンドしてオルターネーションもつくりあげています。

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中差色相とは逆に、曖昧な関係の色同士で、一般的に調和が取りにくいとされています。


日本の伝統的な「かさねの色目」や、韓国のチマチョゴリなどに使用されているように、彩度や明度を調節することにより調和をはかることもできますが、かなりの上級者向けなのであまりオススメはしません。

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それでは次回は、ここまで出てきた色々な語句を整理していきたいと思います。


色のことについての理解が深まると思うので、絶対に見てください。