末期がん闘病中の父が、天国へ旅立ちました。
母や家族、親戚、訪問看護師さんお医者さんリハビリの方などたくさんの人のおかげで。
自宅でみんなに囲まれて最期を迎えることができました。
「家で死にたい」と、元気な時から言っていました。
父は家が大好きな人だったので。
天国で、満足してるんじゃないかなぁ。
亡くなる日の前夜。
父に「おやすみ〜」と挨拶したら、
「おぅ!」と言う感じで左手を振ってくれて。
翌朝からは意識が朦朧と。
でも来てくれる親戚や友人には、喋れないけど手を握り返したり、起きあがろうとしたり。
孫たち5人がみんなで「じぃじー!」と大声で呼びかけたら反応したり。
家族、親戚、近所のおばちゃん、友人に見守られながら、夕方そっと息を引き取りました。
肺がんを患っていたので、酸素吸入機を付けて、ずっと息は苦しそうだったのですが。
最期は息を吸う感覚があいて、30秒間隔くらいになってきて、また息を吸うと思って待っていたけど、その時は二度と来ませんでした。
すごくすごく哀しい。
けれど、遠く離れて暮らす私は、ずっと父の最期には立ち会えないんじゃないかと覚悟してきたので。
そばで最期を看取れたのは、本当に良かったなと思う自分もいます。
そして、最期の時が自宅で、家族みんなや親しい親戚、友人に囲まれてなんて……最高の最期じゃん!?
と思うわけです。
生前父は人のためによく動く人で。
頼られたらすぐになんでもやってくれて。
言葉はぶっきらぼうだしあたりも強いんですが、困っている人がいたらその日のうちにすぐ迅速に手伝いをしてくれてました。
だから、家族はもちろん両家の親戚や友人、地域の人まですごく親しまれていました。
こんなに穏やかな最期を迎えられたのは、今まで父がたくさん徳を積んできたおかげなのかな、と思わずにはいられないくらい。
私も急遽帰省予定を早めて、実家に子ども達と帰ってこれていたので……あまり後悔ないです。
1週間でも、父と一緒の時間を最後に過ごせて。
父と話もしたし、いろんな思い出も思い出して………でもまたキツイことも言われて「いやいや、思い出を美化してばかりはいけんな。父さんそう言うとこあったわ!」って怒ったり。笑
7月上旬に父が退院した際、「夏休みには行くから、じぃじ待っててねー!」と言ってる長女の動画を撮って送ってたんです。
父は多分スマホ操作を間違って、その動画をメンションしてて。笑
でもしっかり見ててくれてたのが分かって本当に嬉しかったな。
頑張って私たちが帰るまで、待っててくれてたんだなって。
亡くなるまでの1週間、一緒に住めたこと。
最期の時にも、一緒にいれたこと。
有り難かったな…。
あぁ、でもやっぱり寂しい。
すごく寂しいよ、父さん。
もっと私の娘たちと一緒に過ごして欲しかったな…。
人見知りすぎた長女が落ち着いてきて、次女もやっと最近たくさんお喋りできるようになって。
これからだったんだよ。
もっともっとたくさんじぃじとの思い出欲しかったよ。
でもやっぱりあんなに頑張って最期まで生きてた父に、もっと頑張れなんて言えなくて。
よく頑張ったね、見てたよ
たくさんたくさんありがとう
これからも天国から見守っててね
さよなら父さん
またね…!