バリアフリー・バレエコンサート2007~新『白鳥の湖』第3幕より~板橋区立文化会館大ホール★14:00~
☆主なキャスト
黒鳥オディール:森下洋子
新皇帝ジークフリード:清水哲太郎

皇太后マリア:吉田昭子
ヴォルフガング公爵:箕輪初夫
グレゴリウス枢機卿:桜井博康
ベンノ伯爵:鈴木正彦

パ・ド・シス:佐藤明美、久保阿紀、小菅紀子
鈴木正彦、石井瑠威、橋本達八

パドサンク:入沢みちる、鎌田真理子、鈴木正彦、藤原夕子、川上瞳

アン王女:倉田浩子
フォン・ロットバルトの分身である貴族の女性:中村千絵
カトリーヌ王女:平元久美
ヘレーヌ王女:塩沢美香
マルガレーテ王女:鎌田美香
イザベル王女:山川晶子

バリアフリー・バレエコンサート2007、行ってまいりました。
1階席は基本的に障害をお持ちの方(と付き添いの方)のお席で、前方、舞台に一番近い位置が、車いすの方のお席になっていたようです。

スケジュールは、二部構成で休憩1回(30分)
前半はプレトークと新『白鳥~』第3幕のスペシャルハイライト。#約1時間
後半は、交流会(!)#約30分

劇場の周り(外!)から、ロビー、階段周辺等、いろいろな場所に『The Japan Ballet』のトレーナーを着たバレエ学校の生徒さんがたくさんいらして、来場者に声をかけてらっしゃいました。
私は素直ではないので(苦笑)、なるべくお声かけいただかない方向に歩く等しましたが ^^;、嬉しそうにお話してらした方がほとんどだったと思います。^^

プレトーク(中村さん、塩沢さん、倉田さん、山川さん、平元さん、佐藤さん、鈴木さん)は昨年の『シンデレラ』のときよりも、短かったでしょうか。
『バレエ』について、そして今日の演目『新・白鳥の湖』について等。
舞台上、両サイドには、手話で通訳をされてる方がいらっしゃいました。

新『白鳥~』第3幕からのスペシャルハイライトは、ルースカヤはなく、グランパドドゥもアダージョのみでしたが、1幕のシスがありました。

久しぶりに佐藤さんのシスのセンター、山川さんのイザベル王女(カトリーヌ王女のことが多いと思います)、平元さんのカトリーヌ王女(マルガレーテ王女またはヘレーヌ王女が多いと思います)をみられました。
佐藤さんは、のびやかでスケールの大きい踊りが素晴らしかったのはもちろん、細かなステップワークも鮮やかでした。
とびきりの明るさ、華やかさも、センターに似合っている気がしました。^^

『イザベル王女』は、私的には、そんな佐藤さんのシャープでダイナミック、かつ、優雅な踊りの印象が強いですが、背の高さは佐藤さんに譲るにしても、ラインの美しさは勝るとも劣らない山川さん。
独特の磨きぬかれたアクセント付けでしっかり魅せてくれたと思います。

逆に山川さんの印象がとても強い『カトリーヌ王女』ですが、平元さんのポワントワークの軽さ、正確さ、強さ(!)もまた圧巻。素晴らしかったです。

鎌田美香さんのマルガレーテ王女も、確かなテクニックが爽やかでしたし、中村さんは、他の王女さまのヴァリエーションとはやや違う、妖しく(怪しく?)、優雅な雰囲気がしっかり伝わってきて感心しました。

私的には、舞台が結構、広かったのも嬉しかったです。
2人のヴァリエーション(鈴木さん&石井さん)はもちろん、シスの男の子チームがスペース的に思い切り踊れているのをみられてよかったです。
#あまり広くないスペースでも、もちろん、しっかり踊ってくださいますが、広いところで踊っているのをみるのが好きなので・・^^ゞ

森下さん、清水さんはヴァリとコーダがなかったのは残念ですが、アダージョだけでも、オディールとジークフリードの気持ちが伝わってきて、見応えがありました。
清水さんは最初の『戴冠式』の場面から、(いつもながら)入魂の(?!)ステージでしたし、森下さんは、一番最後に登場(それもジークフリードといっしょに!)し、すぐにパドドゥを踊られましたが、抜群の集中力でオディール・オーラを放ち、観客の視線と心をしっかりつかんでらした気がします。^^

『交流会』は、森下さん、清水さんを中心に何人かのソリストさんが舞台上に残り、客席からの質問に答え、ほかのダンサーの方々は、前方の車いすの方のお席を中心に客席へ。質問される方のサポート等されていたようです。

質問は・・・『何でもOK!』とのことでしたが、本当にいろいろありました!@o@

お衣裳に関係することも多く、『どんなお衣裳があるの?』『作るのにどのくらいの時間がかかるの?』『いくらぐらいするの?』等々。
目の不自由な方は、実際にお衣裳や冠、髪飾り等に触れて確認されたりも。

バレエを習ってらっしゃる方や子どもさんからは、『どうすれば(トゥシューズで)ふらつかないか?』『はじめてトゥ・シューズをはいたときはどんな気持ちだったか?』『(バレエをやっていて)楽しいことは? つらいことは?』等々。

定番(?)の『お食事は?』『お休みは??』はもちろん『好きな作品は?』『結婚しているの?』そして『ヌレエフの印象を・・・』というものも。

お答えはあえて書きませんが、森下さん、清水さんはじめ、みなさん、本当に丁寧に誠実にコメントされていたのが印象的でした。

さらに、清水さんのサービス精神の多さには本当にびっくり!!
森下さんをたてるようにしながら、比較的オーソドックスに(?!)、確実に(!)、笑いをとってらっしゃいました。
#ポアントをはいた年齢について質問があったときには、何人かのバレリーナさんからお答えを伺ったあと、『私は、はいたことありませんが』と一言(笑)
踊り同様、トークでも間合いの巧さが光っていました。
そして、たーくさん、面白目のことをおっしゃっていても、しっかり『ノーブル』。
最後に舞台上のダンサーさん、みなさま、客席に向かって手をふってくださったのですが、清水さんはしっかり王子してらしゃいました。
#ちょっと、『くるみ~』の王子がクララに別れを告げるシーンを思い出しました。もちろん、今日はそんなにシリアスではなかったですが。
私的には、清水さんのマイクの持ち方・・やや横向きに・・フルートを演奏するかのような??・・・にも、目が釘付けでした!

松山バレエ団が以前から、バリアフリーコンサートを行っていたことは知っていましたが、チケットを購入できなかったので、今回、念願かなって(?!)みることができてよかったです。