今月(6月)になった初日

カレンダーをマジマジと見ていたら

ある事に気付きました。



曜日と日にちの並びが

2019年と全く同じだったんです。



2019年6月。


初めて深夜に救急搬送されて

初めて医大で主治医先生とお会いして

初めて子宮頸がんを告知された。


ついでに初めて40歳の誕生日を迎えた。


突如、私の癌闘病生活が始まるという

生涯忘れられない出来事が

盛りだくさんあった年月。


ちょっと感慨深くなりました。



と、ゆー訳で。



子宮頸がんの手術で入院した時の

思い出した話をチラッとしようかなと。


忘備録にすらならない話です。


何の参考にもなりませぬ。


どぅーでもいーい内容です。



ただ、

排尿に関するお話を含みますので

そこだけ先にご理解頂けますと幸いです。




参考画像。

当時のつば九郎カレンダー↓↓

手元にある当時のカレンダー

これしかなかった………

訳「雨漏り、激し過ぎです」





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「広汎子宮全摘出」という

婦人科で最も大きい手術を受けて

この手術のラスボス的後遺症とも言える

「排尿障害」に陥っていた頃。


私は「排尿訓練」を受けていました。


手術直後は尿意がほぼほぼなく

自力で排尿する事も困難だったため、

看護師さんに導尿してもらっていたのです。

注)後遺症には個人差があります。



1日6回。4時間おき。



深夜も明け方も関係ありません。

私自身に尿意はなくとも

膀胱に溜まった尿は排出せねばならぬゆえ。


眠いなんて言ってられません。


水も積極的にゴクゴク飲みます。


膀胱の活性化と尿意を取り戻すためです。


なかなかの訓練です。



就寝時間中は

看護師さんが小声で呼びに来てくれました。

4人用の大部屋にて

浅い眠りでウトウトしている中


「晴日さーん。導尿のお時間ですー」

「ふぁぃ〜」

寝ぼけまなこで起き上がります。

周りの患者さんは就寝中。



真夜中の病棟廊下って静かでうす暗い。



処置室は電気が点いて明るいので

廊下とのギャップが大きくて眩しかった。

(眠気で眩しいという説もあるか?)



排尿訓練の詳しい手順に関しては

ここでは省略しますね。



排尿訓練について

詳しく知りたい方はこちら↓↓

(読まずとも問題なしです)



もっと知りたい方はこちらも↓↓

(読まずとも支障なしです)



今回お話するのは

この時の看護師さんとの会話です。

導尿してもらっている間

看護師さんとお話する事もよくありました。

何気ない会話です。

お天気の話や家族の話etc


その中で

今でも覚えている会話があります。

そちらの様子をどうぞ〜。



◆とある日◆


看「何かペット飼ってます?」


私「飼ってないですねぇ。猫飼おうか〜なんて話は出てるんですけど」


看「ペット、いいですよ〜。うちは最近、犬飼い始めたんですよ」


私「お、いいですねぇ」


看「もう、毎日が可愛くてね〜」


私「そうでしょうとも〜フフフッ」


看「はっきり言って、自分の子どもより可愛いんだわ」


私「看護師さん。それ笑えないッスよ」


看「いや、ホント。マジよ」


私「マジなら尚更笑えないッスよ」


看「うふふふふ」


私「ははははは」


…………とりあえず一緒に笑っときました。



看護師さんは、私に子どもがいない事も子宮を全摘出した事も知っています。看護師さんなりのリップサービスだったのかな、なんて思う会話でした。



お子さんの件、

マザージョークであると信じてますぜ。



◆別の日◆


看「旦那さん、優しいですね」


私「え、あ、そですか?」←照れた


看「羨ましいです〜」


私「そ、そうかしらっ」←照れてる


看「旦那さんって、お医者さんですか?」


私「へっ?!」



この会話の流れで

どこをどうしたらそうなる。

あまりにも唐突な質問で変な声出ました。


毎日お医者さんと仕事している人に

こんな疑問を持たれた旦那君。

その根拠はどこから来たのでしょうか。



優しいと医師に見えるのか?


旦那君の風貌のどこに医師の要素があった?


その疑問は看護師さん独自か?


他の誰かが言い出したのか?


はたまた主治医先生がぼやいたのか?


いろんな言葉が浮かびましたが



「ふっっつーーーの会社員ですよ」



こう答えました。

正真正銘、医師じゃないですし。

医療従事者ですらないですし。

強いて言うなら

「旦那君は医療漫画が大好き」

ってところでしょうか。

ドラマは見ないけど漫画は詳しいです。



ちなみにィ〜

私が読んだことある医療漫画は

「おたんこナース」(佐々木倫子さん作)

だけです。


………「はたらく細胞」(清水茜さん作)

って医療漫画?

これも最近読んだです。



何かと謎が残る会話でした。




◆また別の日◆


私「自己導尿習得が怖いです」


看「大丈夫。みなさん習得できてますよ」


私「そうですかぁ……」


看「前にね、70代くらいのおばぁちゃんが晴日さんと同じ手術受けたんですよ」


私「えぇっ、それは大変」


看「その方も排尿障害になっちゃって、自己導尿しましょうってなったんです」


私「うぅぅ、そうなんですね」


看「年齢も年齢だから、自分でできるか心配したんですけどね。ご本人は『あ、これがカテーテルね。私の尿道口どこかしら?はいはい見つけたブッスリ』って、あっさり習得したんですよ」


私「え、そんなにあっさり?」笑


看「そう。私たちもびっくりでした」笑


私「おばぁちゃんスゲェ〜」


看「だから晴日さんも大丈夫ですよ」



その「大丈夫」は根拠あると見てよい?

でも、

看護師さんがこの話をしてくれたおかげで

不安は少し和らいだのです。


どうしても自己導尿が嫌だった私の

背中を押してくれるお話でした。



看護師さん、あの時はありがとう。

おばぁちゃんもアネゴと呼ばせてもらうわ。

会った事ないけど。



なんだかんだあったけど

今は自力で排尿できていることに感謝。

ちょっとした思い出話でした。


今、

排尿障害で悩んでいる人の心に

誰かしら寄り添えていますように。

私の排尿障害は

半年かけて治しました。

長いスパンで向き合う事を願っています。






おまけ。

先に載せた「2019年6月のカレンダー」

その裏面↓↓

大好きなつば九郎と

大好きな紫陽花


訳「頭隠して  腹隠さず」笑わす気満々ね。


個人的に過去1番お気に入りの写真です。

合成とわかっていてもお気に入りです。

可愛いな。

ずっと見ていられる。

傘が小さく見えるのは

スワローズの応援グッズだからです。





たわごとみたいなお話でした。


最後までお付き合いくださいまして

ありがとうございました。