ちょっと、思い出した話。



2010年頃から好んで見ていた

アイドルグループ「AKB48」

(私は大島優子ちゃん推しでした)

衣装の可愛さと歌が大好きでしたの。


翌年の東日本大震災後

「風は吹いている」

という曲を発表しました。


歌番組での彼女たちの衣装が

黒を基調とした中に白を合わせた物で

でもメンバー全員髪飾りは一切ないという、

可愛さの中にも細やかな配慮があって

歌詞にも深い思いやりがあって


魂が抜けたような毎日を送りながらも

この曲に感謝してました。



今の私にできる事。

考えながらこれからも毎日を送ります。



注)大島優子ちゃんが卒業してからは

AKB48への関心が一切なくなりました。

今のAKB48は「誰が誰やら」の私です……。




本日のお見舞い↓↓どーーーん。

タイトル

「この後スタッフがおいしく頂きました」


食べ物で遊んではいけません。


「お前が言うな」


そんな言葉の槍が飛んできそうですが。



「お見舞い」心当たりのあるお方

受け止めて頂ければ幸いです。

ご回復を心より祈ってます。


「お見舞い」心当たりのないお方

笑って頂ければ嬉しいです。


届きますように。


みかんとラ●カル、

意外とバランスが難しかった…………。



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本題です。


子宮頸がん、経過観察のお話です。

今の私のお風呂事情です。



私は手術で

「広汎子宮全摘出」を受けました。


文字通り

「子宮を広範囲に摘出する」

という内容の手術です。

婦人科手術で1番大きいものらしいッス。

子宮以外で摘出した物の中に

骨盤内の「リンパ節」もあります。



えと、いわゆるリンパ節の切除、です。

「リンパ節郭清」と言われてます。



リンパ節郭清をするとどうなるかと言うと

下肢のリンパの流れが悪くなるため

足がむくみやすくなります。


「むくみ」と言うと可愛らしいですか?


言い方変えましょうか。

「下肢リンパ浮腫」になります。


「むくみ」と「浮腫=ふしゅ」

似てるようで全くもって非なるもの。

検索すると怖くて気落ちします。

私はこの後遺症にビビりながら生きてます。



同じ手術を受けていても

リンパ浮腫になりやすい人と

リンパ浮腫にあまりならない人と

様々です。


なりやすい状況も人それぞれだと思う。


だって生活習慣は皆違うから。



私の場合は

お風呂が危険です。浴槽に浸かる時。

10分以上浸かっているとさぁ大変です。


風呂上がり、足がだるい。

プール上がり後の授業のように

下半身がだるくて動きたくない。

私のむくみは足の付け根に集中するので

下腹部周りがだる重い。

心なしか、パンツのゴムがキツい。

↑いらん情報


放射線治療も受けたからかなぁ。


足のつま先より付け根がしんどいです。



ほんの10分お湯に浸かってこの様なので

手術を受けて以来ずっと

お風呂はもっぱら、シャワーのみです。


冬でもあまり湯船に浸かる日がない。



私の住まいは東北ゆえ

(いや、東北じゃなくてもですけど)

冬の風呂場はかーなーりー寒い。


「修行か?」

って思うくらい寒い。

ホットフラッシュも引っ込むくらい寒い。

そらそうよね。

すっぽんぽんになるんだもん。


シャワーのみで済ませる私は

洗髪、洗顔、体洗いに全神経集中すべく

(手抜きはしません)

最短時間を目標に風呂場へ向かいます。

バスタオルと着替えを手に深呼吸します。

寒いから。



………今から滝行でもするんですか。



温かいシャワーを浴びながら

「ふぉぉらぁぁぁーーーっ!!!」

「ほぁたァァァァァーーーっ!!!」

「オラオラオラオラオラァァァーーー!!」

「ふんふんふんふんふんふんっ!!!」

※本来絶叫の必要はありません。


全集中で全身を洗うわけです。


風呂場の滞在時間、10〜15分ほど。


カラスに失礼千万な私の「カラスの行水」


こんな風呂の日課、4年続けてます。




「そんなに寒いなら少し湯船に入ろう?」



そう思われるかもしれません。

……つーか、実際旦那君に言われました↑


まぁ、そうですよね。


目の前に浴槽あるんですしね。


頑なに湯船に浸からないのには

リンパ浮腫懸念以外の理由があります。



以前までは私、入浴が大好きでした。


入浴剤入れるのも大好きで

あちこち気になる物を買い置きしては

湯船で使うのが楽しみでした。

香りを楽しむのも大好きでした。


半身浴も大好きでした。


ペットボトル飲料と本を持ち込んで

ダラダラ汗かきながらの長風呂。

1時間以上は平気で入ってました。

運動が苦手な私の唯一の減量法でした。

(半身浴、痩せたんスよ……)



それが子宮頸がんに罹患して

広汎子宮全摘出の手術受け終わってみたら


長風呂できない体になってました。


「下肢リンパ浮腫」

という怖さを実感したのは

手術を終えてしばらくした後です。

手術を受ける前までは

後遺症の心配なんて意識はなかったです。

説明は受けていたけどどこか他人事。


全てが「後の祭り」


気付いた時はもう遅い。


自分が長風呂できないとわかって

入浴しようという気持ちは消え失せました。

たかだか数分のために風呂沸かすのもな。

むなしくなってしまうのです。

光熱費もタダじゃないしよ。



「お風呂準備するから入りなよ」


旦那君がこうも↑言ってくれるのですが。

そもそも私と旦那君は

お風呂に入るタイミングが違う。


私は夕方までに入浴を済ませたい。

旦那君は寝る前に入りたい。

(旦那君の「寝る前」は深夜です)


時間が合わないから風呂準備も苦戦する。


光熱費もタダじゃないしよ。

(本日2度目)



結果、

湯船に浸かるのは年間ほんの数回です。



私にとって

お風呂はすっかり「修行」になりました。


夏は暖か〜く(暑いって言え)

冬は涼し〜い(寒いって言え)

そんなシャワータイム。


長風呂できないなら最短で済ます。


こんな心境になりました。



↑半身浴する時に読んでいた

文庫本サイズのお気に入り図鑑です。

全ページカラー写真。

紙質がしっかりしているので

湿気でヨレる事もなく劣化してません。


もうお風呂で読めないんだな。



たかが入浴。

できなくても死にはしません。

病気の治癒と引き換えにしたと思えば

大した問題ではありゃしません。


でも。

それでも。


私にとっての入浴は

大切でかけがえのない時間だったんです。


婦人科の先生も

「半身浴してもいいですよ」

とは言ってくれます。

誰も何も「ダメ」とは言っていません。

ただ

「限度は自分で判断してね」

とは言われます。

リンパ浮腫のリスクがあるから。



そんな事言われて楽しめる訳ないのよ。



病気を理由に諦めざるを得なかった事。

誰にでもあると思うのです。

私だけじゃない。

そうは思っても、悲しくなる時もあります。




でも、ここ1年ほど

心境にちょっとだけ変化が起きまして。


「風呂はシャワーで済ますけど

風呂上がりの時間を大切にしよう」


こう考えるようになりました。


風呂上がりから寝るまでの時間。

フェイスパックをしたり

ホットアイマスクをしたり

美味しいお茶で水分補給したり

時にはアイス食べたり

(↑体重考慮するから滅多にやらんけど)


やる気があればストレッチもいいのかも。


とにかく存分にセルフケアをする。



心境の変化のきっかけは

お気に入りブログを読んだからでした。

美容関連の商品や

リラックス用品の写真を見ていて

「私も試したいな」

と思ったから。


今度はデフューザーも試したいな〜。


心境の変化に結び付けてくれた

お友達さんのブログに感謝しています。

勝手に参考にしています。

いつもありがとです。


今は

自分の好きな香りを探すのが楽しいです。

同時に苦手な香りも気付きます。

香り系の売り場を見かけては

フラフラ行ってフンフン見てます。



大好きだった長風呂ができなくなって

入浴剤買うのもやめてしまって

お風呂が修行のようになったけど

(特に真夏と真冬)


これからは

風呂上がりを癒しにしようと思いました。


今はハンドクリームが気になる。

質実剛健な無香料の薬用保湿にするか

癒しの香料付きハンドクリームにするか

悩みどころです。

いっそ使い分けするのもアリかしら。



そんなお話でした。



★補足★

長風呂は諦めざるを得なかったけど

だから悔しい、という感情はないです。

ブログで入浴剤の話があると

ほっこり和んで読んでます。

楽しいです。



最後までお付き合いくださいまして

ありがとうございました。