今年の冬は、久々に冬らしいというか、凄く寒く感じますけど、今月の電気の使用量を見て妻がきゃー (X_X) とか。 電気代+ガス代併せて3.5万円超(電気代は34日分ではあるけど)特に電気のほうが豪快で900kWhを超えている(x_x)
ガスも給湯と床暖房にしか使わない(クッキングはIH)な割りには1万円超はちょっと多すぎな気もする。
両方カードで引き落としてマイレージには化けますけど、取り返せる分はしれてる。確か、前に住んでいたタワーでは、南向きの中住戸で、専有面積も80㎡弱程度。前住んでいたとこでは、電気の使用量は冬でも700kWhを超えたことはなかった筈。
賃貸から分譲買って引っ越して今住んでいるとこのほうが面積は3割がたはアップしているほか、クッキングはIHに変更にはなったからこんなもんかなぁ....
(でもあっちこっちLEDに取り替えたり、冷蔵庫も12年ぶりに最新鋭機に交換したんだけどなぁ。。。でも洗濯機を乾燥機つきに取り替えてガンガン乾燥モードも使っているな
光熱費が増えたのはなぜか? とか妻の質問:
(1) 東電が値上げしたせい
(2) 角部屋なので、壁や開口部が多いせい
(3) IHや洗濯乾燥機などの導入のせい
(4) 妻が床暖房が大好きなせい
(5) 私が寒がりで設定温度を24度とかにするせい
ってのが私の解答。
この直前に住んでいた賃貸のマンションは、古いクーラーが残地物扱いで残っていてそっちを使っているのですが、そのクーラーの性能が悪そうで(どうみてもCOP実効値3切っていそうだった)しかも、窓が薄いガラス一枚で断熱ぼろぼろだったから、冬にはよく900kWhとかいっていたけど、自分の買ったのに引っ越してかなり下がると思ったんだけどなぁ。。。家に5台クーラーつけてて平均2台は運転中とかではこんなもんかな..
とかで、いろいろと調べたり、サッシの仕様とか調べて計算しまくり。
多分主な理由は (1)と(2) だと思っているのですが.....まぁ理由がわかっても、電気代がそれで安くなるってわけではないのですけども。
引っ越したときに、もうそろそろ10年ものって古いクーラーは廃棄したけども、ひとつだけ買ったばっかりのクーラーがあったのは実家の母親に、移設してあげました。
これだけ、クーラーが最近急に進化していても、石油ファンヒーターのほうが熱量あたりでは割安と、うちの母親は固く信じていました。それって本当?? (最近のマンションでは灯油はもちこみ禁止ってとこのほうが多いはずかな)
電気は kWh / ガスは m^3 / 灯油はリットル単位で、どれが得なのかわかりにくくなっているんで、100% の効率で熱に化けさせたらどれが一番安い?ってんで、できるだけ本家本元のホームページを参照して計算してみましょ。
うちの今月の”使用料のお知らせ”からあ基本料金こみで、
電気は 30.0円/kWh
(電気代は沢山使うと第3段階料金中心になって、うちみたいにIHありで12KVA
とかの契約だと基本料金も月3000円を超えるからこれはあくまでうちの場合)
ガスは 134.7円/m^3
だってわかります。
今日車にガソリンいれたときに灯油の値段を見てみたら、灯油 94円/L でした。
家の省エネ化の指標である熱損失係数なんかは、面積1㎡・温度差1度あたりワット数で書く(2W/㎡・Kならまずまずましなほうかなとか)のが普通ですし、ここは単位をkWhに合わせましょう。
東京ガスによると、13Aの都市ガスは東京都では 1m^3 の熱量が45MJ(メガジュール)で供給しているとしています。 1kWh =1000*3600 J = 3.6MJ ですから、
1m^3のガスは 45/3.6=12.5kWh 相当ってことで、これが134.7円ですから、同じ単位に揃えるとうちの場合でですが
ガス → 134.7/12.5 = 10.8円/kWh
灯油 1L は同じように 36.7MJ 程度の熱量のようなので、
1L 94円の灯油は、94/(36.7/3.6)= 9.2円/kWh
ってことで同じ単位に換算して 1kWhあたりで値段を比較すると
電気 30.0円/kWh
都市ガス 10.8円/kWh
灯油 9.2円/kWh
となります。
まぁ電気を作るのに、天然ガスを燃やしてつくっているのが全体の何割かあって、送電ロスこみで、火力発電の熱効率は4割弱しかないですから、電気のほうが、ほかより3倍弱割高なのはこれは仕方がないところがあるでしょう。
この比率以上では熱に化けさせることが不可能な調理などの場合、いくらガスだと横に逃げていく熱の割合が多いといっても、IHのほうがずっとコストアップになってしまうってのはまぁ常識でしょう。
東京電力のホームページには比較はでてないですが、東京ガス側には比較がでていて、オール電化の契約の人が真夜中にIHで料理しない限りはガス圧勝とかいっているのは正しいでしょう。マンションの広告によく”次世代オール電化”とかいって、IHクッキングを売りにしていますが、少なくとも環境にやさしいわけでも、ランニングコストが低減できるわけでもない。
さて冷暖房の場合には、マンションではほぼ電気の場合だけヒートポンプ技術が利用可能で使った電気すのパワー以上の熱量を部屋の内外で動かすことができます。ここ10年ほどでエアコンの性能は長足の進歩を遂げていて、室温20/外気温7度の条件だと、使ったエネルギーに対して、最も性能のいいもの(COP6級)では、6倍とかの暖房能力があるということになりますから、まぁ平均的にみて、4-5倍程度だと思っても、クーラーでの暖房コストは、発生させることのできる熱量で1kWhあたり6-7円。 灯油ファンヒーターの熱効率を80%程度だと思っても、灯油がすくなくとも今の半値程度にまでは安くならないと、わざわざ灯油を買ってきても、暖房光熱費を節約することはできない。
(注:室外が零下とかでクーラー効率が極端に落ちる寒冷地除く;東京周辺での話)
一方でヒートポンプ技術と組み合わされていない電気ってのは、暖房に使うと床暖房でもなんでも3倍もコスト高になってしまう。
ってことで、うちの母親は、灯油をせっせと買出しにいく苦労からは解放されたのですが(確かにコストは半減した) 寒さに耐えるか? 電気代に耐えるか? ってのが目下の悩みです。
# 諸外国と比較すると、日本のガスって、”産業用”は横並びなんだけど、”家庭用”だけ2-3倍高いんですよね。暖房やるのに電気が普通ってのは普通の国では起こりにくくて、韓国なんかは、全館セントラルヒーティングで床暖房をやっていて、部屋単位では暖房を止めることもできないなんて贅沢をしています。日本でそれやったら、月5万円くらい瞬間にいってしまうと思うけど、可能ってのは家庭用のガスの値段がまるで違うせい。パイプラインでは引っ張ってこられないで、船で液化したのをほぼ全量輸入とか地理的条件も近いからなぁ。。。日本だけ高い理由は不思議だ。
(一方で、ガソリンは韓国のほうがはるかに高い。日本って、税金を引き算した後では先進国でも別格にガソリンが安い国だと思うんだけど、あんまりそういう意見って見ないなぁ)
いろいろ計算しても、東電の”使用料のお知らせ”の数字が変わるわけではないんだけどねぇ。。。(苦笑) そのうち窓から逃げていく熱量を計算して、窓の複層化していないとひと冬でいくら損しているってな計算をしてみましょう。 適当に気がむいたのからブログにするから次回になるかどうかは書いてみないとわからない。
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