さてさて、どの部屋にも参入できない”柱”が専有部を貫通
していると、どの面積にも表記できませんが、部屋の角をタワー
特有の柱が凹ませているのは”柱の分”も含めて部屋面積です
から、単純に居室の畳数表示を、専有面積少なめの条件下で
増やしたいだけならトイレとか、浴室とかもともと畳数表記して
部屋とはして”いない”ところに貫通している柱をつくるよりも、
部屋の端っこをどかっと貫通したほうが面積勘定分は
”有利”(??)になります。
家の中を柱が貫通しているのに、充填効率でみると悪くは
ないねって部屋になるのはこれが理由だったりすることは多い。
(あれこの柱実はリビングだったの?。。。と)
湾岸の話題の地区のタワーの間取りを2つ例にとって実例を
見てみましょう。
まずは下は、Dってマンション(野村です)の間取り。
(今までの階でA-Cは使ってますので;マンション名は最後に)
< Dタワー> 実は柱は両方部屋の面積に入っている
これを次のEってマンションの間取り(三井です)の間取り
と比較してみましょう。両方ともに実はご近所さんです。

<Eタワー> 柱のめり込みはない(実は免震)
ただリビングの両側に居室の3面を配置する
プランには成功例は希少。狭い正方形リビング
は実際には使い物にならないから2Lに変えない
と暮らせないだろう
上のDは専有面積75.01㎡、Eは74.25㎡だから殆ど専有部分の
面積は変わらないんだけど、リビングは一見上は12.4畳下は12畳
だから0.4畳でDのマンションのほうが広い。
Dの居室の充填効率は、70.0%に対して、Eのは68%で数字の
上では僅か2% ですが、Eのマンションのほうが居室でない部分の
面積は多いということで、Dには2本も柱を貫通しているという事実
から感じる直感とはずれてます。
DのマンションのEのマンションもオール電化のような感じで、
エコキュートのお湯のタンクの置き場が必要になりますけど、
Eは室外に出している一方で、Dは室内にあります。これは、
居室の面積には入りませんからますますEが有利に見えるにも
かかわらずです...
Dの間取り、南側の洋室3とり文具がほぼ半々に南側のスパン
をわけあっているから、リビングは、12.4畳/5畳~2.5倍奥ゆきが
長くないと面積勘定があわないのに測ってみるとそれだけの
長さはないよーな...
でじーっと見るとキッチンの色の青色に変わったところが
柱の手前で切れていて、横はカウンターであることが判る。
そう、キッチン天板のみ伸びている部分は、カウンター扱いで、
リビングの一部です。リビングはここで幅を広げて、家を
貫通している柱のほぼ全ては”リビング”の面積に含まれて
います。納屋と廊下からのドアの空き代がかぶっている部分
もたしてせっせと長さ計算すると確かに12.4畳。柱もこみで
居室面積なので、充填効率上の面積のロスはありません。
同じようにじーっと長さを測って勘定すると。洋室2の
5.0畳には中にめり込んでいるもう1本の柱もフルい入って
いることがわかります。すなわちDの間取りは、居室の
面積勘定の上では柱は存在しないのと同じになりますから、
収納をたっぷりとっているせいで、充填効率が低くなっている
Eよりも充填効率は高いということになります。
柱は利用できないので、実質的な面積からは引いて考え
ないといけません。これはEでも同じで、キッチン脇、
押入れ型の収納の前の2畳を超えるんではってスペースも
全てリビングの面積ですから、Eの部屋はほぼ正方形の10
畳程度のリビングということになります。
10畳=16.2㎡~4m×4m ですから、両方の洋室に振り分け
を確保しながら、ダイニングスペースを確保して、
さらにソファーなどのリビングスペースを別にとるって
のは普通の家具の大きさであれば至難です。
(4mの方向にこの”両方”は普通にやったら収まらない)
MRでは、小さな家具をおいてごまかすか、洋室2と
くっつけて、2LDKのメニュープランとして展示されるで
しょうから、実際には3LDKには使えないと思ったほうが
いいでしょうね。 10-12畳程度のリビングは正方形いに
造ってはいけないというのは、割と設計のイロハなんで
三井が知らないということもないはずですが....
どうしてもこの専有部の形を3LDKにしないといけないの
かなぁ。。。メニュープランでひと部屋消すのでなしに
最初から2LDKとして作れば、広い2居室での2LDKにも
できますよねぇ。
居室の充填効率編は事例を見ながらもう1-2回
ブログにしてみましょう。
よかったら、ぽちってください。別にやばいことは何もおこらなくって
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