マンションの共用部保険(11) - 管理費<修繕積立金が当然 | はるぶーのマンションヲタクな日々

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マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、
管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。(多いはず)
なのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。

  直前にその(10) がアップされてます。
 
#引き続き とっても”理事長的”(たとえ理事会やってても
理事長級に関与してないとわかってもらえにくい)悩みで、
まぁあんまり万人むけなもんではありません。
保険編は、どのみち読者が少ないから、くどくど書いてみることにした(笑)

 
 うちのマンションの1期ー5期(予定)の修繕積立金は専有面積
1平米あたり月120円。これに従って徴収すると、年6000万円弱が
積み上がりますが(これで初期設定としては比較的良心的なほう)
30年で18億。 一方でわりと最近更新されて総会承認されている
修繕計画では、30年で必要なお金は31億円ほどなので13億ほど
たりない。
 
 現在値上げするなら、75%のアップが必要となるけど、
修繕計画の第三者精査を経た上で、本当に30億いるならえいやっと
住民に負担増を問うべきではないか。。。ってのは私の考え。
実際に、修繕計画の再策定作業は、管理組合系列とは全く別に
現在コンサルを頼んで進行中で、非常にうまくいけば今期終わりか
来期には、このコンセンサスをとって、総会決議にもちこみたいと
思っている。
 
 理屈が長かったけど、私が”よい”と思う方法だと、組合は
最初の10年程度は、すぐには使わないお金をかなりたくさんかかえ
こむことになりますから、すまい・る債とか、国債とか、積立式保険
とか、ローン金利とまではいかなくても、最初の私の考えってとこで
書いた問題点をできるだけ解消できる金利での運用はいつも考えて
いないといけないってことですね。
 
 理由部分を除いてえいやっと
”今年から75%値上げね! 宜しく~”
とかやると総会が大炎上!!しそうなので、
いろいろと考えているところ。 最近総会の参加者が少ないから
炎上も楽しいのでは??とか悟りの境地にも入ってきているけど。
 
 まぁどこでも悩ましい問題だと思うけど、
普通実支出ベースで修繕費が管理費より安いってのはあんまり
ありがちではない。
(なので振替えで実施してもいいけど”実質的”に 
管理費<修繕費になっていないと、理事会としては
一流認定はしがたいと思っている)
 

 にも関わらず殆ど
『販売時の管理費は過剰で、修繕費は過小に初期設定』
されていて、それによって発生するありとあらゆる問題は
管理会社でも、売主でもなくって、”管理組合理事会”が無能だから
いかんのであるとされがちなところが一番悩ましい問題。
 

 非常な苦労をして、管理費を削りまくっても、それで浮いた金は
ペイバックできるわけではなくて、最初から不足していた
修繕費に回していくしかない。
毎年管理費を削って、修繕費に回しまーすとか管理組合が誇っても
 『管理費+修繕費の総額としての家計からの支出が
  減らせないなら同じことで意味なくね?』

とかいう人は理事の中にすらいるから、
 (実際第2期だかに言われてちょっと気が遠くなった)
フローとストックで別ものだよーとかいうのもむなしいところが
あるんだよなぁ。。。

 例え管理費を何千万削っても、区分所有者側は総支払い金額しか
気にしないから、”振替え”議案だととっても評価されにくいんだよなぁ
(ま年600万ほどのはした金ではあるけど既に経験済み)
 
 結論: 管理会社は、管理組合に責任が転嫁されないように、
      最初からせめて、管理費~修繕積立 
      理想的には管理費<修繕積立
      となるように徴収金額を設定すべきである。


#売主の販売的都合なんでしょうけど、それで買えなくなる人まで、
そのマンションに住まわせても結局不幸になるだけで
しょうがないと思うんだけどな。

 
 脱線が2回続いたんので、まぁ修繕積立金はすぐに使うあても
なく理想的にざくざく入ってきていると”仮定”してシリーズは
脱線から3年前の体験談に戻ります。

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