昨日の続きです。
部屋のサイズは、”壁芯”で測ることになっているので、実際に使える”内法”寸法
は壁の厚みの分だけ小さくなります。洋室でも 1.62m^2≡1畳として約何畳相当という
表記法になっていますよね。 部屋が真四角であれば話しはまだ簡単ですが、
私の大好きなタワーの場合ことは簡単ではない:
[1] カウンターは部屋面積に入る?
タワーで 逆梁工法を採用している場合によくある話しです。 角部屋などで、
眺望をよくするために、角をリビングとかにして、ガラス張りにした場合、梁が
室内に残る形になるので、カウンターとか称して、室内に腰掛がずっとある部屋
になっていることがあります。まぁ専有面積には”入る”ってとこまでは誰でも
想像できるでしょう。
さてこれ、居室面積に算入されているか? --- 答えは YES。
いきなり営業の人に質問したらいくらなんでもこんな面積入っていませんよと
怒られるかもしれない。 まずは貰ってきた図面集をめくって、簡単な形をしている
真四角な居室に腰掛がめり込んでいる部屋を探して、定規で測って計算 1.62m^2で
割り算すると... おぉ.. この腰掛こみで部屋面積かぁ..
ということでモデルルームに実際に確認に再度お出かけ。このカウンターのある
部屋はモデルルームでは一番広い150m^2超えのタイプになります。
そのモデルルーム、オプションを施しまくってあって、実は床がちょっと途中で
上がっていて、この腰掛の段差目立たないようにしてありましたが、この位は、
小さな特注ベッドに比較すればまぁご愛嬌といえましょう。 さて、
モデルルームにいた説明員さんのおばさんに質問です。
『この腰掛もコミでリビング面積なんでしょうか?』
答えは明るく 『はい!!』 ... って。
きっとお前には買えないんだから関係ないだろとか思われたんでしょうね。
このタワーの角部屋、大体5m + 5m のガラス張りのリビングの下に1/80の縮尺で
1cm幅のカウンターがあります。10m×0.8m = 8m^2 = 5畳分。 22畳のリビングと
称していますが実効面積は 17畳な訳です。 もっともその部屋に登録して、
かつたった2倍お倍率別抽選で敗れ去ったのは私なんですが
...酸っぱい葡萄ってやつです。
この応用編としては、MR用に、リビング収納の一部をつぶして、大型の
液晶TV台とかに替えている場合.. 床から天井まででない限りは、収納スペース
勘定ではないってのでどうもこれもリビング面積に算入可能であるらしい。
モデルルームでのありがちな標準プランからの変更ですよね。
[2] 柱の場合どこで壁芯はかるのか?
タワーの場合大きなリビングに柱が思いっきりめり込んでいるのはまぁ普通。
他、廊下側に面した居室の少なくとも1つは柱が中に入っているってのが標準的です。
(廊下側には逆梁工法ってわけにもいきませんから)
この場合どうやって”壁芯”を定義すればよいのか?
---正解は、『柱の面積はまるまる居室面積に算入されている』
であるようです。真四角から四角を切り取ったような部屋でも、柱も壁の一部
ってんで、柱の真ん中で計算するわけではないわけですね。
タワーの柱は超高層のものだと1m×1mはありますので、0.6畳ほど引き算しない
といけません。 ついでに部屋のの角っこによくとられているパイプスペースも
含めて居室面積なんですね。
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[1]/[2] に加えて、4.5-5畳くらいになっても、居室のドアは内開きが常識です。
このドアの開け代も引き算したら、4.5-5畳とかでは、内法で実効面積を考えると、
3畳台半ばしか使える面積がなかったりします。 子供部屋に使おうと思っても、
ベッドと、学習机が両方はいりません。 そういう部屋が、昔賃貸で住んでいる
うちにありましたが、壁芯4畳台は、居室勘定禁止とか規定を代えるべきだと
固く信じています。
少なくとも無料で引き戸には変更可能にして欲しい。そこに引っ越してきた
ときにドアの空き代が3cm引っかかってベッドが入らなかったので、
結構恨みに思っています。
大体、トイレは法律で外開きってことに決まっているけど、部屋の扉って
外開きじゃいけないんだろうか? 物が多くて少しでも置き場の欲しい私、
外開きなら扉の内側ぎりぎりまで本棚が置けるのに.... せこいか。
じゃあタワーなんかやめとけと言われそうですが(^^)
高いところ好きなんですよね。 でなきゃ賃貸とはいえタワーに住んでいた
はずもない。 難しいです。
普通の田の字の超高層でないマンションに5-10m^2足して考えないと
いけないのでしょうね。。。
既に長いので、このへんで。
よかったら、ぽちってください。別にやばいことは何もおこらなくって
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