新しい、本読み始めました♪
山崎豊子さんの「二つの祖国」です。
ブログで仲良くさせていただいてる、
Liyuanさんが紹介されてる記事を読んで、
すごい読んで見たくなり。
そして別の山崎豊子作品の、「大地の子」に大感動してから、
彼女の作品、他のも読んでみたかったので、
さっそく購入☆
友達のMちゃんが、日本に帰ることがあったので、
その時に買ってきて~とお願いしてたら、
その時、すごい具合悪い中、探してきてくれたらしくて
上、中、下巻の、下を買ってきてくれました(笑)
そして、この間たまたま、ソウルのブックオフに行ったら、
上、中、だけが売っていたんで、即購入☆
長いお話なので、ションの実家に行ったとき読もうかな~
なんて、考えてたんだけど、
いざ、ちょろっとどんな感じか、
確認がてら最初のページ読んで見たら。。。。
辞められなくなりました。
あ~、厄介なものに手を出してしまったよ…
こういう、楽しい後悔を、
”幸せなけだるさ”って、言うらしい。
私の好きな作家、林真理子がこう表現してた。
それにしても、山崎豊子の作品って、
なんでこんなに力強くて、奥深いんだ。
多分、もうこれで死んでもいいってぐらいのエネルギーで
書いてるんじゃないかな。
大地の子を読んだときにも書いたけど、
面白いねたがいくつもあるのに、たった一つの物語に
全部使ってしまう。
ずるがしこい作家なら、このネタは面白いので、
改めて別の本として書こう!とか、
一冊に盛り込んではもったいない!なんて計算とかしそうなのに。
そんなことはぜず、一つの物語に盛り込む。
そのお陰で、深みのある、そして太い話ができあがるのだろう。
私は林真理子作品も好きでよく読むけど、
彼女のエッセイで、こんなことを言ってた。
彼女の知ってる人の誰かの母親が、昔、
老舗の呉服屋に嫁に行って、そうとうな苦労をしたと。
それに対して、
「もし私にそんな経験があれば、それだけで
小説9本は書ける!」って、言ってた。
一人の生涯を少しずつ切り崩しながら、それに脚色つけて、
9本の話を作る。
そういうのも、作家のスタイルだから普通だけど。
山崎豊子って人は、もし一人の人を取材して、
そこに、9つの異なった生き方なり、
経験があれば、彼女は全部を、一つの物語に取り込むのだろう。
二つの祖国はまだ上巻の後半ぐらいだけど、
もう既に、二つの小説を読んだぐらい、話が濃いい。
多分、3冊ぐらいにわけてもいいんじゃないかな。
登場人物の、一人一人が、生い立ちを持って存在してる。
親もいるし兄弟もいるし、過去を持ってる。
主人公以外の人の、バックグラウンドがしっかり描かれてる。
あ~「二つの祖国」これから、どうなるのだろう。
話は、まだ始まったばかりなのに、
主人公はもうかなりの試練を乗り越えてる。
大地の子は、ドラマ見てたから、ある程度安心して読めたけど、
今回は、まったく未知の世界。
あ~どうなるのかな~。
二つの祖国の感想文は、また改めて、
読み終わって書きます♪