山崎豊子の本を読む | 手探り福岡生活☆

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韓国とオーストラリア生活を得て日本へ出戻り☆
人生の後半突入のRitaのシングルライフFourthStage♪


新しい、本読み始めました♪



Ritaの手探り韓国生活☆日韓カップルのSecondStage



山崎豊子さんの「二つの祖国」です。


ブログで仲良くさせていただいてる、


Liyuanさんが紹介されてる記事を読んで、


すごい読んで見たくなり。


そして別の山崎豊子作品の、「大地の子」に大感動してから、


彼女の作品、他のも読んでみたかったので、


さっそく購入☆




友達のMちゃんが、日本に帰ることがあったので、


その時に買ってきて~とお願いしてたら、


その時、すごい具合悪い中、探してきてくれたらしくて


上、中、下巻の、を買ってきてくれました(笑)


そして、この間たまたま、ソウルのブックオフに行ったら、


上、中、だけが売っていたんで、即購入☆


長いお話なので、ションの実家に行ったとき読もうかな~


なんて、考えてたんだけど、


いざ、ちょろっとどんな感じか、

確認がてら最初のページ読んで見たら。。。。


辞められなくなりました。


あ~、厄介なものに手を出してしまったよ…sei

こういう、楽しい後悔を、


”幸せなけだるさ”って、言うらしい。


私の好きな作家、林真理子がこう表現してた。



それにしても、山崎豊子の作品って、


なんでこんなに力強くて、奥深いんだ。


多分、もうこれで死んでもいいってぐらいのエネルギーで


書いてるんじゃないかな。



大地の子を読んだときにも書いたけど、


面白いねたがいくつもあるのに、たった一つの物語に


全部使ってしまう。


ずるがしこい作家なら、このネタは面白いので、


改めて別の本として書こう!とか、


一冊に盛り込んではもったいない!なんて計算とかしそうなのに。


そんなことはぜず、一つの物語に盛り込む。


そのお陰で、深みのある、そして太い話ができあがるのだろう。




私は林真理子作品も好きでよく読むけど、


彼女のエッセイで、こんなことを言ってた。


彼女の知ってる人の誰かの母親が、昔、


老舗の呉服屋に嫁に行って、そうとうな苦労をしたと。


それに対して、


「もし私にそんな経験があれば、それだけで


小説9本は書ける!」って、言ってた。


一人の生涯を少しずつ切り崩しながら、それに脚色つけて、


9本の話を作る。


そういうのも、作家のスタイルだから普通だけど。


山崎豊子って人は、もし一人の人を取材して、


そこに、9つの異なった生き方なり、


経験があれば、彼女は全部を、一つの物語に取り込むのだろう。




二つの祖国はまだ上巻の後半ぐらいだけど、


もう既に、二つの小説を読んだぐらい、話が濃いい。


多分、3冊ぐらいにわけてもいいんじゃないかな。


登場人物の、一人一人が、生い立ちを持って存在してる。


親もいるし兄弟もいるし、過去を持ってる。


主人公以外の人の、バックグラウンドがしっかり描かれてる。




あ~「二つの祖国」これから、どうなるのだろう。


話は、まだ始まったばかりなのに、


主人公はもうかなりの試練を乗り越えてる。


大地の子は、ドラマ見てたから、ある程度安心して読めたけど、


今回は、まったく未知の世界。


あ~どうなるのかな~。



二つの祖国の感想文は、また改めて、


読み終わって書きます♪