今回は「六十七杯目」(9巻第4話)の前半部分のエピソード紹介及び実食について投稿します。

(「ラーメン県」)


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エピソード紹介

「田中屋のあんびん」と書かれた看板を掲げるお店の前にて何かをモグモグする小泉さん。「ごくんっ」と、その何かを飲み込んだ小泉さんは「さて、それでは行きますか」と決意めいた言葉を口にする。

(「田中屋のあんびん」前にて)


ラーメン屋さんの前にて行列に並んだ後、そのラーメン屋さんが供する赤味噌を載せたラーメンをちゅるちゅると啜る小泉さん。

(啜る幸福)

小泉さんが訪れていたのは山形県の南陽市という街だった。何でも山形県は一人当たりのラーメンの消費量が日本一という「ラーメン県」であり、そして、小泉さんが訪れているここ南陽市ではバラエティ溢れるラーメンを堪能できる街なのだそう。

(南陽市の数々のラーメン)

南陽市の「赤湯地区」から、山形鉄道フラワー鉄道永井線に乗り「宮内地区」へ移動した小泉さん。

(フラワー鉄道永井線と「宮内駅」)

この地区でも様々なラーメンを堪能する小泉さんであった。

(様々なラーメン)

そして、エピソードはこれで終わりと思いきや

誰かが小泉さんに呼び掛けるのであった

(「完」?)


実食

今回のエピソードの舞台、それは山形県の南陽市です。

山形県南陽市と言えば、平成30年12月から平成31年2月までの間、「ラーメン 大好き小泉さん」とのコラボ企画「なんようしのラーメンカードラリー2019」が催されていました。

(「なんようしのラーメンカードラリー2019」)

以前に当ブログでも紹介させて頂いておりましたので、宜しければ関連記事をご覧下さい。

「なんようしのラーメンカードラリー2019」関連記事


さて、本エピソード(前半部分)で登場した(看板などが出てきた)お店は以下の4つです。

①龍上海

②麺や兼蔵

③まるひろ

④麺屋葵

今回は「龍上海」での実食について投稿させて頂きます。


実食:龍上海

エピソード中で小泉さんも頂いていた「からみそラーメン」を供する「龍上海」は、全国的にも高い知名度を誇り、山形県を代表するラーメン屋さんの一つと言っても過言ではないでしょう。

赤湯ラーメン龍上海ホームページ


そして、この「龍上海」は、『十二杯目「博物館」』の舞台であった、「新横浜ラーメン博物館」にも出店しています。

新横浜ラーメン博物館・龍上海


その本店は南陽市は赤湯地区にあり、開店と同時に速攻で大行列が出来てしまう超・人気店です。

ということで「龍上海」にお邪魔してみました。

開店早々大行列が出来てしまうということだったので、万全を期して開店30分前にお店にお邪魔してみました。

(「龍上海」)

幸いなことに一番乗りでした。大行列が出来るためなのか、お店の前には待つ方のためのベンチが多めに置いてあります。大変に有難いです。

ベンチに座って開店を待つ訳ですが、開店時間が近付くにつれ、段々とお客が訪れ、そして開店時間直前にはエピソードで描かれたように大行列になっていました。「龍上海」人気、まさに恐るべし!って感じです。

ベンチで待つ間、これを頂きます。

(「田中屋のあんびん」)

そう、これは小泉さんが「モグモグ」してた「田中屋のあんびん」です。

(こんな感じ!)

エピソード後編のキーアイテムでもありますが、予約して取り置いて貰わないと速攻で売り切れてしまうというレアアイテムです。柔らかなお餅と優しい甘味のタップリな餡子が絶妙に美味しい逸品です。

(田中屋)

モグモグしながら待ち、そして愈々開店!お店の方に店内へとご案内頂きます。店内の掲示板にはこんなのが。

(掲示板)

「なんようしのラーメンカードラリー2019」対象のお店に貼り出されているポスターとのことです。小泉さんのお出迎え、大変に嬉しい気持ちになります。席に着いたら早速お品書きを拝見します。


(メニュー)

おお、かの有名な「赤湯からみそラーメン」があるではないですか!一瞬の躊躇もなく「赤湯からみそラーメン」を注文です。

しばし待ち、そして着丼!

(「龍上海」赤湯からみそラーメン)

味噌の薫りも芳しいスープ、スープの持ち上げも良さげな幅広のちぢれ麺、そして丼の中央に鎮座する赤い奴。もう期待しか抱き得ない素敵なビジュアルです。辛抱堪らんです!という訳で早速頂きます。

まずはスープから。スープの最初のインパクトは意外とあっさりな感じです。でも、後からじわじわと旨味が染み渡ってきます。美味しいです。

幅広で縮れ気味の麺は柔らかめであり、さらっとした感の味噌スープとの絡みも抜群です。

メンマは細めのものが何本も入っています。サービス心に溢れてる感です。

チャーシューは二枚。肉と脂の割合は半々程度、バランスのいい奴です。肉肉しさと脂の旨みが程良く味わえます。

そして何と言っても注目すべきは赤い奴です。赤い奴の正体、それは唐辛子を練り込んだ「辛味噌」です。この「辛味噌」を少しずつスープに溶かし込んでいく訳です。すると味の変化が楽しめちゃいます。辛さが加わることで、元々の味噌スープの旨味の輪郭が際立ってくる感じです。何という素敵な工夫!流石は全国にその名を轟かす人気店です。そして、辛味噌を全部溶かせば、もう最強モードって感じです。その辛さが喉をバシバシ刺激してきます。まさしく旨さと辛さの往復ビンタって感じです。旨さと辛さにメッチャエキサイトです。

そんなこんなで麺をあっという間に頂いてしまいました。でも、麺を食べ終わってもそのスープの旨さに心がガッツリ捕われてしまっています。もう、延々とスープを飲んでしまいます。辛さと旨味の絶妙なバランスは絶妙の一言です。

ということで、山形県は南陽市の赤湯地区にある「龍上海」にて、「赤湯からみそラーメン」を頂きました。全国に名を轟かすことに大納得していまう素晴らしい美味しさを秘めた一杯でした。

次はいつになるかも分かりませんが、また頂きたいなと強く思える一杯でした。

ご馳走様でした。