1巻・七杯目「コココココイズミさん(後編)」にて登場した「パパパパパイン」。
このお店、現在は東京都町田市にありますが、作品連載時には西荻窪にあったとのことです。
そして、気になるのはコレです!
単行本では「七杯目」の後に描かれている一コマです。
「隣駅に美味しいラーメンとかき氷を提供するお店があるので」と宣う小泉さん。
そしてドン引きモードの高橋潤。
ラーメン屋さんとかき氷って何?!
それって一体如何なるお店なのでしょう?
メッチャ気になります!
今回は「七杯目」の追加編ということで、このお店にお邪魔した際の実食について投稿させて頂きます。
(参考:七杯目記事)
はてさて…色々と情報をゲットし、ようやくこのお店が判明しました。
ラーメンとかき氷を頂ける、西荻窪の隣駅にあるお店、それは、荻窪駅の近くにある「ねいろ屋」というところみたいです。
荻窪駅、それは数々のラーメン屋さんが犇く、ちょっとしたラーメンの都的なところです。巻としては後のものになりますが、7巻・五十四杯目でも荻窪は登場しましたし、また、「ラーメン二郎」や「立川マシマシ」もあったりします。
(参考:五十四杯目・荻窪町中華地獄変)
そんなラーメンの都的な街にて一際異彩を放つ「ねいろ屋」、どんなお店なのか気になります!
ということで行ってきました。
JR荻窪駅を出て、細い路地的な道を歩くこと約10分!目指す「ねいろ屋」に到着です。
(ねいろ屋)
なお、お邪魔したのは9月の最初の日曜日。まだまだ暑さの厳しい時期です。かき氷が恋しくてならないテンションでお店に入ります。
お店の方にご案内頂き、窓際のカウンター席に着席です。食券機はなく、お店の方に注文する方式のようです。早速、メニューを拝見します。
(メニュー)
そして、メニューのみならず、お店の壁(アクリルボード)にもお勧めが書いてあります。
(お勧め)
ということで、お店の看板メニュー的な「瀬戸内しょうゆラーメン」、そして、今がまさに旬と思しき「橋本梨園の梨」のかき氷を注文しました。
一体どんな素敵な奴が出てくるんだろ?とワクワクしながらしばし待ち、そして着丼!
(「ねいろ屋」瀬戸内しょうゆラーメン)
何とも上品な一杯です。深みのある薄褐色のスープ、二種の焼豚、そして緑も鮮やかな葱や可愛らしいナルト!美味しそうです。
早速頂きます。まずはスープから。上品な味わいの醤油スープです。醤油の旨味を鶏がしっかりと支えている、といった風合いの美味しさです。一頻りスープを頂いてから、次は麺を頂きます。麺は中細のストレート麺。密度高く口に運べ、そしてスープもしっかりと纏っているので口の中はまさに口福って感じです。続いて焼豚を頂きます。焼豚はレア風味の豚さん、そして鶏さんの二種類です。鶏さん焼豚の火の通り具合はまさに絶妙に尽きます。ジューシーさ、程良い柔らかさ、そして火の通ったお肉の旨味を一挙に堪能できる素敵な味わいです。レア風味の豚さん焼豚もまた美味しい!スープに浸して温めてから口に運ぶと、レア気味の肉の旨味、温められて溶けんばかりに柔らかくなった脂の旨味が口の中で渾然一体となってもう大変です。そんな状態の口の中にスープをタップリ纏った麺を運ぶと、もう大変な旨さ天国です。
そんなこんなで美味しくスルスルとラーメンを頂いてしまいました。美味しさの余韻に浸っていると、お願いしたかき氷が到着!
(「ねいろ屋」橋本梨園の梨のかき氷)
何とまた美しいかき氷!白く輝く氷は恰も初霜のように美しく、そしてかけられた梨シロップは果汁の瑞々しい美味しさを予感させます。早速頂きます。かき氷、メッチャ美味しいです。かき氷の細やかな粒子は口に含むと一瞬で姿を消し、その後には涼けさと上品な甘みが残ります。いくらでも食べられちゃいそうです。美味しい美味しいと食べ進めていると、かき氷の中にとんでもない物が!
(角切りの梨)
何と素敵なサプライズ!かき氷の中には角切りの梨がドッサリと仕込まれていました。早速頂きます。シャリっとした食感と、上品な甘みに満ちた溢れ出す果汁とのバランスも絶妙な、凄く美味しい梨でした。そんなこんなでかき氷も瞬く間に完食!暑い盛りのかき氷は矢張り最高です。
ということで、西荻窪のお隣の荻窪にある「ねいろ屋」さんにて、瀬戸内しょうゆラーメンと橋本梨園の梨のかき氷とを頂きました。ラーメンもかき氷も絶品!そして暑さで火照った体にかき氷は抜群に染みるぜ!ということを改めて実感しました。
なお、かき氷は、通年で供される「いちごミルク」のようなものもあれば、今回私が頂いた「梨」のように旬の食材を用いたものとがあるそうです。他の旬のかき氷もまた頂いてみたいなと思っています。
てな訳でご馳走様でした。